朝の食事時間、立ち歩いて落ち着きがないADHDグレーゾーンキッズに困っていませんか?時間のない朝は、少しでも座って食べてほしいですよね。食事に集中できない子が落ち着いて食べられるようになる関わり方のポイントがあります。
1.我が子は食べ始めたと思ったらすぐ遊び始めて全然食事が進まない子でした!
「ご飯できたよ」
テーブルに食事を並べて、呼んで座ってくれたと思ったら、一口二口食べてもう席を離れて違うことをしている。
「もういらないの?」と聞くと「まだ食べる」と言って戻ってくるのに、また少し食べたらいなくなる…。
この繰り返しで落ち着きがなく、全然食事が進まない。
とくに朝は時間がないのに…!と焦ってしまう、ということはありませんか?
これはわが家の朝ご飯の時間の様子です。
仕事もあって時間が決まっている私は、注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの落ち着きがない息子の朝ごはんがなかなか終わらないことに、いつもイライラしていました。

自分で食べるのを待っていたら時間がなくなる!と、朝ごはんを遊んでるところまで持っていき、遊んでいてもどうにか口に入れて食べさせる…。
“なんとか早く食べ終えてもらいたい”
その一心で頑張っていました。
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2.すぐ立ち歩く!ADHDグレーゾーンキッズが食事中落ち着きがないのはなぜ?
子どもの食事が進まないのは“食べたくない”からでしょうか?
実はそこには、脳の状態が関係していることがあります。
ADHDグレーゾーンキッズは、脳の「前頭葉」という部分の発達がゆっくりなことが多いと言われていて、そのため働きに未熟さが見られます。
前頭葉は、簡単にいうと「やりたい気持ちをコントロールしたり、行動を止めるブレーキの役割」をしています。
例えば、
・まだ遊びたいけどやめる
・気になっても今はやらない
・じっと座り続ける
などの行動は、この“脳のブレーキ”が働くことでできるようになります。
しかし落ち着きがないADHDグレーゾーンキッズは、このブレーキの働きが弱いため、「座っていよう」と思っても体が先に動いてしまうのです。
さらに、目に入るものや周りの刺激に、脳がすぐ反応してしまう特性もあるため、食事の途中でも他に気がいってしまい落ち着きなく立ち歩いてしまうといったことが起こります。
つまり、食べたくないのではなく、食べようと思っても食べられない状態だったのです。

こんな状態の息子に私は、
「早く食べなさい」
「ちゃんと座って」
「食べ終わるまでここにいて」
といった声かけをしていましたが、実はこれは息子にとっては無理を押し付けるような言葉でした。
3.落ち着きがない子の食事時間がぐんと短くなる小さな成功体験
ADHDグレーゾーンキッズは、ずっとじっとしていることが苦手だったり、落ち着きがないことが多いので、「少しでも座れた」という成功体験を積み重ねていくことが大切です。
そこで私が意識したのは、座れている時間に注目することでした。
ほんの少しでも座れたことをしっかり伝えます。
例えば、
「今、座って食べられてるね!」
「さっきより長く座れてるよ」
と、“できていること”をそのまま言葉にします。
さらに、「一緒にご飯が食べられて嬉しいな」とママの気持ちも添えて伝えるようにしました。
ママの気持ちが伝わることで子どもは安心し、「もう少しここで食べようかな」という気持ちが生まれます。

脳は「繰り返した行動」を習慣化していきます。
「座れた経験」を積み重ねることで、座る時間が伸びていくのです。
最初はほんの一瞬しか座れなかった落ち着きがない息子も、この関わりを続けていくうちに少しずつ座っていられる時間が増えていきました。
1ヶ月、2ヶ月と続ける中で、気づけば私の横で落ち着いて食事ができる時間が長くなりました。
ダラダラと行ったり来たりしていた食事時間も、座っていられるようになったことで短時間で終わるようになっていきました。

座れていない時間を叱るのではなく、座れている時間に目を向けること。それが、行動を変える大きなポイントになります。
お子さんの“できた”に着目した声かけを続けてみてくださいね。
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