発達障害の子が散髪を嫌がる理由は一つではありません。見通しが持てない不安や感覚の苦手さなど、さまざまな理由が隠れていることもあります。今回は、わが家の息子が美容院へ通えるようになった2つの工夫をご紹介します。
1.美容院へ行きたがらなかった息子
発達障害の子が散髪を嫌がったり、美容院へ行きたがらなかったりして悩んでいませんか。
髪が伸びてきて「そろそろ切った方がいい」と思っても、子どもが嫌がってしまい困っている方も多いのではないでしょうか。
わが家の注意欠如・多動症(ADHD)の息子も美容院へ行きたがらず悩んだ時期がありました。
それまでは、美容院や理髪店へ行ったことがなく、髪はいつも家で切っていました。
ところが、小学4年生になってから「髪を伸ばしたい」と言うようになったのです。
前髪が目にかかるほど伸びても切りたがらず、ヘアバンドで前髪を押さえて過ごすこともありました。

髪を伸ばしたいという息子の気持ちは大切にしたいと思っていました。
一方で、前髪だけでも整えた方が本人も過ごしやすいのではないかと感じていたのです。
とはいえ、伸ばしたい髪型を崩さずに前髪だけを家で切る自信はありません。
そこで、「美容院なら伸ばしながらでも上手に整えてもらえると思うよ」と息子に伝え、美容院へ行くことを勧めました。
しかし、何度声をかけても息子は首を縦に振りませんでした。
当時の私は、「髪を伸ばしたい」という息子の言葉ばかりに目が向いていて、切ったら短くなってしまうのが嫌なのかと思っていました。
ところが、息子が美容院へ行きたがらなかった理由は別にあったのです。
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2.発達障害の子が散髪を嫌がる理由は一つではない
発達障害の子が散髪や美容院を嫌がる理由は、1つとは限らず色々あります。
発達障害の子が散髪を嫌がる理由には、
・バリカンやドライヤーの音が苦手
・バリカンやドライヤーの音が苦手
・ケープが肌に触れる感覚が苦手
・じっと座っていることがつらい
・髪型が変わることに抵抗がある
・初めて会う人や場所に不安を感じやすい
・何をするのか分からず見通しが持てないことも不安
など、さまざまなものがあります。
・じっと座っていることがつらい
・髪型が変わることに抵抗がある
・初めて会う人や場所に不安を感じやすい
・何をするのか分からず見通しが持てないことも不安
など、さまざまなものがあります。
そのため、「散髪を嫌がる」「美容院へ行きたがらない」と見える行動も、髪型だけが理由とは限らないのです。

発達科学コミュニケーション(発コミュ)で発達特性を学ぶ中で、息子の場合は「髪を伸ばしたいから美容院へ行きたがらない」のではなくて、初めての場所や初めて会う人への不安が大きく影響していたことを知りました。
散髪を嫌がる行動だけで判断せず、「何が嫌なのか」「何に不安を感じているのか」と行動の背景に目を向けることが、子どもに合った対応につながります。
3.美容院へ通えるようになるまでに行った2つの工夫
息子のようにADHDなどの発達障害があって不安が強い子が、新しいことに挑戦するときは不安をできるだけ小さくすることが大切です。
息子が美容院へ行きやすくなった2つの工夫をお伝えします。
①髪を切った後の変化をイメージできるようにする
息子が美容院へ行く前には、私が髪を短く切ったときに
「前髪が短くなったから、目にかからないよ」
「ドライヤーの時間が短くなったよ」
などを伝え、髪を切った後の変化をイメージできるようにしました。
「前髪が短くなったから、目にかからないよ」
「ドライヤーの時間が短くなったよ」
などを伝え、髪を切った後の変化をイメージできるようにしました。
②初めての美容院への不安を減らす
初めての場所への不安を減らすためには、事前に安心材料を増やしておくことが大切です。
たとえば、我が家ではフリースクールへ通う途中にある美容院を選びました。
何度も前を通るうちに見慣れた場所になっていたことと、ガラス張りで外から店内が見えてどんな様子なのかがわかっていたからです。
そして、
・カットをする
・シャンプーをする
・ドライヤーをする
・どれくらいで終わる
などを事前に伝えて見通しが持てるようにしました。
・カットをする
・シャンプーをする
・ドライヤーをする
・どれくらいで終わる
などを事前に伝えて見通しが持てるようにしました。
また、当日は息子の「髪を伸ばしたい」という気持ちを尊重しながら美容師さんへ希望を伝えました。
シャンプーのときには手を握り、安心できるようサポートしました。
終わった後は、
「シャンプーがんばれたね」
「切ってる間じっとしてたね」
と過程を具体的に認めるような声かけをしました。
「シャンプーがんばれたね」
「切ってる間じっとしてたね」
と過程を具体的に認めるような声かけをしました。

さらに学校やフリースクールの先生にも
「美容院へ行ったんだね!」
「かっこよくなったね!」
と声をかけてもらい、成功体験として積み重ねていきました。
「美容院へ行ったんだね!」
「かっこよくなったね!」
と声をかけてもらい、成功体験として積み重ねていきました。
すると息子は少しずつ美容院への抵抗感が減っていきました。
現在では2か月に1回ほど美容院へ通えるようになり、違う髪型もやってみたい!と短い髪型にも挑戦できるようになっています。
このように、分からないことを減らして安心して挑戦できるように工夫したことで、美容院へ通えるようになりました。
もし、お子さんが散髪を嫌がっているなら、「なぜ嫌なのかな?」と何に不安を感じているのかに目を向けてみてください。
理由が分かると、お子さんに合ったサポートのヒントが見つかるかもしれませんよ。
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