子どもが学校に行きたくないと言ったら?夏休みだからこそ見える大切なサイン

子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、答えを急いでいませんか?夏休みは子どもの状態を見つめ直す大切な時間です。2学期につながる関わり方のヒントをお伝えします。
 
 

1.子どもが学校に行きたくないというときに夏休みが大切な理由

 
 
子どもが「学校に行きたくない」と言うと、「このまま休ませていいのかな?」「2学期は大丈夫かな?」と不安になる方も多いでしょう。
 
 
そんなときこそ、大切にしたいのが夏休みです。
 
 
学校がある間は、朝の支度や登校への不安、宿題など、毎日を乗り切ることに精一杯で子どももお母さん自身も目の前のことに追われがちです。
 
 
 
 
一方、夏休みは学校生活から少し離れられるため、子どもが本来どのような状態なのかが見えやすくなります。
 
 

だからこそ夏休みは、「学校へ行けるようにすること」を急ぐ時間ではなく、子どもを理解するための大切な時間として過ごすのがベストなんです。

 
 
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2.学校へ行かせようとして見えなくなっていた息子のSOS

 
 
4年前、私も毎朝「学校へ行きたくない」と言う息子を前に、どうしたら学校へ行けるのか?ばかりを考えていました。
 
 
宿題をびりびりに破いたり、毎日のように癇癪を起こしながらも、なんとか学校へ通っていた息子。
 
 
「学校に行きたくないなら、夏休みになれば少し落ち着くかもしれない」
 
 
そんな期待を持つ一方で、「夏休みが終わった後、2学期はどうなるのだろう」という不安が大きくなっていました。
 
 
 
 
当時の私は、学校へ行けるようになることばかりに意識が向き、息子がどんな状態なのかを見る余裕がありませんでした。
 
 
そして、そのまま息子は不登校になりました。
 
 
今振り返ると、本当に必要だったのは、「学校へ行けるかどうか」を考えることではなく、息子がどんな状態で毎日を過ごしていたのかに目を向けることだったのだと感じています。
 
 
では、どんな風に子どもに目を向ければいいのか、そのポイントを紹介しますね!
 
 
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3.子どもの状態に合わせた関わり方で大切な視点

 
 
子どもが学校に行きたくないときは、まず「今どんな状態なのか」を見ることが大切です。
 
 
子どもの状態が分かると、「休ませた方がいい時期なのか」「小さな一歩を後押しできるタイミングなのか」が見えてきます。
 
 
例えば、家でも笑顔が少なく、好きなことにも興味を示せないようであれば、心や体のエネルギーが不足しているサインかもしれません。
 
 
一方で、家で笑顔が増えたり、「やってみようかな」という様子が見られるようになったら、それは安心感が育ってきたサインかもしれません。
 
 
私も当時は、「学校へ行かせなければ」と焦るのではなく、息子の状態に合わせて安心して休める環境を整えて心と体のエネルギーを回復させることを大切にしました。
 
 
 
 
すると、家で過ごす中で少しずつ元気を取り戻した息子は、自分から「今日は僕が料理を作るね」とキッチンに立ったり、お菓子作りに挑戦したりするようになりました。
 
 
これは「何かができるようになった」という変化がすごいと言っているのではありません。
 
 
無気力だった息子が、「やってみよう」と思えるほど心に余裕が戻ってきたサインだったのです。
 
 
この経験から私は、「学校へ行けるかどうか」を見るのではなく、家での子どもの様子、とくに表情や行動に目を向けることが今の状態を知る大切なヒントになると実感しました。
 
 

4.夏休みに関わり方を見直した親子の変化

 
 
子どもの状態に合わせて関わることで、子どもは少しずつ安心感を取り戻し、自分から動き出せるようになります。
 
 
実際に、夏休みに発達科学コミュニケーション(発コミュ)を実践した生徒さんは、補講を受けた際に娘さんが自分から「もっと学校に来て勉強したい」と話したと先生から報告を受けて驚いておられます。
 
 
発コミュ実践前は、約束の時間を過ぎてもスマホがやめられず、暴言や癇癪が続いていて、登校しぶり…勉強どころではありませんでした。
 
 
今では、癇癪もほとんど見られなくなって、「自分の気持ちを話せるようになった」と感じているそうです。
 
 
このような変化につながったのは、子どもを変えようとするのではなく、その子の状態に合わせて関わり方を見直し続けたことでした。
 
 
 
 
夏休みは、学校から少し距離を置ける時期だからこそ、子どもの表情や行動をゆっくり見つめ、「今どんな状態なのか」を知ることができます。
 
 
家にずっといるのだから子どもを変えよう、と頑張る時間ではなく、子どもの安心感を育てながら、親自身が「この子に今必要な関わり方」を見つける時間にしていってほしいのです。
 
 
もし今、子どもの「学校に行きたくない」という言葉に戸惑っていても、焦って学校に行かせようと考えるのではなく、大切なサインを見逃さないでください。
 
 
子どもからのサインを受け取って関わりを変えることで始まる小さな変化が、2学期へ向かう力につながっていきます。
 
 
 執筆者:山本みつき 
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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