不登校の子の褒め方おだてになってない?「できてない!」と反発する子の心に届く褒め方

不登校の子どもに「すごいね」と褒めたのに、「違う!」と拒否されたり、機嫌が悪くなってしまうことがありませんか?実は、子どもによっては、褒め方次第で『おだてられている』と受け取ってしまうことがあります。この記事では自信を取り戻すための褒め方を紹介します。
 
 

1.不登校の子にどう声をかけたらいいか迷った日々

 
 
不登校の子どもの褒め方に悩んでいませんか。
 
 
毎日、
「すごいね!」
「えらいね!」
と伝えているのに、
「できてないもん!」
と否定されたり、機嫌が悪くなったりすることがあります。
 
 
「何を言えばいいの?」
「もう褒めない方がいいのかな…」
と悩んでいるお母さんも少なくありません。
 
 
 
 
一生懸命、子どものためを思って伝えているのに届かないと、
「どう伝えたらいいんだろう…。」
「何を言えばいいのか分からない。」
と言葉が見つからなくなってしまいますよね。
 
 
気づけば、
「私の伝え方が悪いから、この子は前に進めないのかな…。」
と、自分を責めてしまうこともあります。
 
 
だからこそ、『自信を取り戻してほしい。』という思いから子どもの褒め方に悩んでいる…どうにか子どもに伝わってほしくてたくさん褒めようとしているというお母さんも多いのではないでしょうか?
 
 
では、なぜ一生懸命褒めているのに子どもの心に届かないのでしょうか。
 
 
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2.自信を取り戻してほしいのに子どもがおだてと受け取る理由

 
 
実は、不登校や登校しぶりをしている子どもの中には、励ましているつもりでも、「おだてられている」と受け取ってしまう子がいます。
 
 
おだてるとは、子どもの機嫌を取るために実態以上に大げさに持ち上げるような言動のことを指しますが、この記事で言う「おだて」は、お母さんがおだてているという意味ではありません。
 
 
たとえば、子どもの自信をつけたいと思って
「やっぱり天才だね!」
「これができるなんてすごすぎるよ!」
というような声かけをしたとき、子どもが「できてない!」と否定的になってしまうことがあります。
 
 
また、「すごいね」「えらいね」という一般的には褒めているはずの言葉も、不登校や登校しぶりで自信をなくしている子どもには、素直に届かないことがあります。
 
 
なぜなら、そのような子どもは、「できていない自分」を強く感じているからです。
 
 
 
 
そのため、
「もっと自信をつけてあげたい」
「できる子だと伝えたい」
という思いでかけた言葉でも、自分の認識とかけ離れていると感じると、「そんなわけない」と受け取ってしまうのです。
 
 
さらに、不登校になる注意欠如・多動症(ADHD)の子どもの中には、相手の気持ちを敏感に感じ取る繊細さを持つ子もいます。
 
 
そのため、おだてるような声かけは、「本心じゃない」と感じ、不信感につながってしまうこともあります。
 
 
だからこそ、子どもの自信を取り戻してほしいと願うなら、おだてに聞こえる言葉ではなく、子どもの心に届く褒め方を選ぶことが大切です。
 
 
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3.子どもが自信を取り戻す褒め方

 
 
では、子どもの心に届く褒め方とは、どのような伝え方でしょうか。
 
 
子どもの褒め方で大切なのは、実際にできたことや、やろうとしたことなどの「事実」を伝えることです。
 
 
たとえば、
「自分で宿題をやろうとしたんだね!」
「昨日より早く起きられたね!」
「もう着替えたんだね!」
「ゲームの前にご飯食べようとしているんだね!」
 
 
このように、結果ではなく、子どもの行動や挑戦をそのまま伝えることで、「ちゃんと見てもらえている」という安心感につながります。
 
 
一方で、
「すごいね」
「いいね」
「がんばってるね」
という言葉は、これだけでは具体的な行動が伝わらないため、子どもは何を認めてもらえたのか分かりにくいと感じることもあります。
 
 
 
 
実際に私のところで学んでいる小学3年生のADHDグレーゾーンの男の子のお母さんが事実を伝える声かけを続けたところ、不登校になりそうで心配だった状態から回復し、学期中は1日休んだだけで毎日登校できるまでに変化しました。
 
 
「褒めるところなんて何もない…」
そう感じる日もあるかもしれません。
 
 
しかし、子どもの褒め方は、「すごいね」と評価することだけではありません。
 
 
子どもが実際にできたことや挑戦したことを、そのまま言葉にすることも、子どもの自信を育てる大切な褒め方です。
 
 
「すごいね!」と伝える代わりに、今日できたことを一つ、そのまま言葉にしてみてください。
 
 
その一言が、「ちゃんと見てもらえている」という安心感につながり、子どもの自信を少しずつ育てていきますよ。
 
 
 
 
 
執筆者:山本みつき
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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