やらなきゃ損!キレやすいADHDタイプの子どもの理性を働かせるお母さんの”代弁”

ADHDグレーゾーンのお子さんがちょっとしたことでキレやすいことに不安を持っていませんか?ADHDグレーゾーンのお子さんは脳の働きが未熟で理性が働きにくい状態になりやすいんです。そんなときには怒っても逆効果!オススメの方法をお伝えします。
 
 

1.ちょっとしたことですぐにキレやすい息子の声かけに悩む日々

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンのお子さんがちょっとしたことですぐに”キレやすい”と感じていませんか?
 
 
そんなに大したことを言ったわけじゃないのに、急にキレる状態になってしまうと、こちらもビックリしてどうしていいか分からなくなりますよね。
 
 
ちょっと厳しいお母さんなら「なにその口の利き方⁈」なんて応戦してしまうこともあるのではないでしょうか。
 
 
 
 
我が家のADHDグレーゾーンタイプの息子は、私が言うことにいちいちキレて突っかかって来ていました。
 
 
例えば「明日ってなにが必要なんだっけ?」と聞いただけなのに、「さっき言ったし。頭おかしいんじゃないの?」なんて返事が…。思わずイラっとしてしまうこともしばしばでした。
 
 
あるいは、妹が私に話しかけているところに入って来て話すので、妹が「お兄ちゃん、うるさい」と言ったら、キレて物に当たり出すこともあります。
 
 
息子と娘の年の差は4学年あるので、そんなに怒らなくてもいいのではないかと感じるのですが、そうはいかないようなのです。
 
 
こんな様子で、急にキレてしまうので、どう声をかけていいのか手探りの日々でした。
 
 
巷でもADHDグレーゾーンの子が「怒りっぽい」「キレやすい」というお悩みはよく聞きます。
 
 
ではADHDタイプはなぜキレやすいのでしょうか?
 
 

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2.そうだったんだ!ADHDグレーゾーンの子どもがキレやすい理由

 
 
人は脳の前頭葉という部分で感情のコントロールをしています。
 
 
前頭葉ではこれをやったらこうなってしまうだろうからやめておこう、という理性の部分の働きもあって、感情が大きく動いたときにブレーキをかけるという役目もあります。
 
 
ADHDタイプはこの前頭葉の発達が未熟なことが多いと言われていて、ADHDの特徴が現れる原因の一つと考えられています。
 
 
ADHDタイプはこの前頭葉の働きがうまくいかないことで感情のブレーキが効かない状態になります。理性が働いていないので、自分の気持ちさえもよく分かっていなかったりします。
 
 
理性が働かない状態でこちらがいくら正論を言っていたとしても、感情が動いているので伝わりません。そこでいくらこちらが怒っても、響かないどころか余計にヒートアップしてしまうのです。
 
 
 
 
では、理性が働いていないADHDグレーゾーンの子どもがキレ出したときはどう対応したらよいのでしょうか。
 
 

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3.子どもの理性を働かせるお母さんの”代弁”のやり方

 
 
子どもがキレやすい、そんなときに試してほしいのは”代弁”です。
 
 

◆子どもの言いたいことを整理して言葉にしてあげる

ADHDグレーゾーンの子どもは自分がなぜキレているのかわかっていないことがあります。

 
 
また、それを伝えようとしてもうまく言葉にできないことで余計にイラついていたりもします。
 
 
そこで、前後の様子ややりとりから何に対してキレているのかを想像して、気持ちを代弁してあげます。
 
 
「今これをやっていたのに、話しかけられて嫌だったのかな?」
「ちょうどやろうと思って気持ちの準備をしていたところだったんだね」
といった感じで、こうだったのかな?ということを伝えます。
 
 
そうすると、子どもはわかってくれている!と感じることができるので少しずつ落ち着いていきます。
 
 
また、言葉にしてあげることで、自分が今イラっとしたのはそういうことだったのか、と理解することもできます。
 
 

◆代弁をするときのタイミング

代弁をするときは子どものタイミングを見ることに注意して欲しいと思います。

 
 
いくら整理してあげても、子どもがイラついて気持ちが動いているときに話しかけてしまうと「うるさい!」となりかねないからです。
 
 
子どもの様子を観察して、少し落ち着いたかな?というタイミングを見計らってください。
 
 
 
 
息子はこのように代弁を繰り返しているうちに、状況を説明することが上手になってきました。
 
 
学校でも先生から「きちんと説明してくれて分かりやすいです。」と言っていただけるようになりました。
 
 
そして、キレて物に当たってしまっても自分から距離を置いてクールダウンして、自分の中で整理ができると「ごめんなさい。こう思ったから怒ったんだ」と伝えてくれるようになりました。
 
 
今ではどう対応しようか迷ったときは代弁!というほど使えるテクニックの1つになっています。
 
 
お子さんがキレやすい!と感じているお母さんは”代弁”することを試してみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
ADHDタイプはキレやすいと世間から思われがちですが、実は優しい子が多いです。お子さん本来の良さの引き出し方はメルマガも参考にしてみてくださいね!
 
 
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