発達障害の子どもの小学校での困りごとを解決!~話を聞くのが苦手~

発達障害で話を聞くのが苦手な子どもの場合、小学校に入ると色々な困りごとが出てきます。そこで、少しでも学校での困りごとを減らすためにお母さんができることをお伝えします!
 
 

1.「ちゃんと」話を聞くって、どういうこと?

 
 
 緊急事態宣言も解除され、学校が再開されましたね。
 
 
長かったコロナ休校期間、お子さんと一緒に過ごす中で「ちゃんと聞いてるの!?」と怒りたくなる場面はありませんでしたか?
 
 
自分が真剣に話しているのに、子どもが話を聞いているのかよくわからない。
 
 
そんなときはついガミガミ言ってしまいがちですが、お子さんに「話を聞いてない!」と怒る前に考えてみてほしいことがあります。
 
 
それは、ちゃんと聞くってどういうことなのか?どうしたら、ちゃんと聞いていると判断されるのか?ということです。
 
 
ちゃんと聞くと言われたら、「手はお膝で、お話ししている人の目を見る」それが、日本人の「ちゃんとお話聞いてます!」スタイルではないでしょうか?
 
 
でも、ご自分の経験を思い返してみてほしいのですが…この「お話聞いてますよ」スタイルなのに、実は話を聞いていなかったことはないですか?
 
 
私は、自分で言うのもなんですが実は優等生で、学級委員もするようなタイプでした。
 
 
だから、この「お話聞いてますスタイル」は常にしていましたし、もちろん先生の話に合わせてウンウンと頷いたりしていました。
 
 
 
 
でも、私がいつもちゃんと話を聞いていたか?と言うとそんなこともなく、頭の中では違うことを考えていたりしました。
 
 
つまり、話を聞いているか聞いていないかなんて本人にしかわからないですよね。
 
 
だから、お子さんがお話聞いてますスタイルでなくても、実は話を聞いているかもしれないということなんです。
 
 
発達障害で話を聞くことが苦手なお子さんは、小学校に入ると学校生活でも「ちゃんと話を聞きなさい!」と怒られることが多くなります。
 
 
だけど、本当は一生懸命に話を聞こうとしているかもしれないんです。
 
 

▼▼子どもの集中力が続かない理由が知りたい!👉今すぐダウンロード↓↓↓

 
 
 

2.発達障害の子どもは、どうして話を聞くのが苦手なのか

 
 
では、どうして発達障害の子どもたちは「お話聞いてますスタイル」が苦手なのでしょうか?
 
 
それは私たちとは違う感覚を持っているからかもしれません。
 
 
・きっちり座るのが苦手だったり
・感覚過敏があって、周りの音や声も大きく聞こえてしまったり
・目をしっかり見て『話を聞くこと』を重要に思っていなかったり
 
 
発達障害の子どもたちは、親でもわかってあげられない世界を持っていたりします。
 
 
だから、私たちの価値観だけで聞いているかどうか判断するのは、ちょっと違うんです。
 
 
 
 
また、特性から、しっかり話を全部聞いて理解することが難しい場合もありますが、逆に聞いてなさそうでよく聞いているパターンもあります。
 
 
うちの子は注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプ。落ち着きがないこともあって、パッと見は聞いていないように見えますが、実は色んな人の話をよく聞いていたりします。
 
 
だから、「話を聞いてない!」と怒られると「ちゃんと聞いてるよ!」と少しイラっとしています。
 
 
自分ではちゃんと聞いていると思っているのに怒られるから、腹が立つんですよね。
 
 
こんな風に、私たちの感覚で子ども達を判断したり注意したりすると、傷つけたり、不快な思いをさせてしまうことがあるので注意が必要です。  
 
 

▼▼朝起きてから夜寝るまで 様々な場面での困りごとを落ち着け脳を育てる会話が学べる1冊 ダウンロードはこちら↓↓↓

 
 

3.小学校で困らないために、お母さんができる3つのこと!

 
 
 では、どうしたらいいのでしょうか?お母さんができることを3つ、紹介しますね!
 
 
まず、お家では、態度で判断するのではなくて、聞いていたかどうか、怒らず本人に確かめてあげてください!そして本人は一生懸命に聞いていたのならそれを認めて、ほめてあげてください
 
 
そうすると、もっと人の話を聞こう!という気持ちにつながります。
 
 
そして2つ目は、お子さん自身がこれから困らないように教えてあげてほしいこと。それは、「多くの人は、相手が自分の目を見ていると、話を聞いてもらっていると思う」ということです。
 
 
お子さん本人は目を合わせることを重要と思っていないかもしれません。でも、これから出会っていく周りの人たちは違います。
 
 
特に小学校に入ると、先生の目を見て話を聞いているか?ということも大事になってきます。
 
 
目を合わせないでいると、本当は話を聞いているのに「ちゃんと聞いていない」「やる気がない」と勘違いされてしまうことがあるからです。
 
 
本当は話を聞いているのに、聞いていないと誤解されて怒られ、自信をなくす…そんなマイナスのループは避けたいですよね。
 
 
そして、お母さんにできることの3つ目は、小学校に入ったら担任の先生にお願いをしてみることです。
 
 
・話を聞いているかどうかはなるべく態度で判断しないようにお願いする
・指示した内容が理解できているか、確認してもらうようにお願いする
 
 
など、見た目だけで判断しないでもらえるように、先生にお願いしておくと安心です。
 
 
 
 
いかがでしたか?聞くことが苦手な発達障害の子どもが学校で困らないようにお母さんができることは
 
 
・どんな態度でもお話を聞けていたら褒める
・目を見てお話をきくことの重要性を伝える
・担任の先生に子どもの特性を伝え理解や協力を求める
 
 
の3つです。お子さんが話を聞くのが苦手で心配なときにはぜひ参考にしてみてくださいね!
 
 

▼▼苦しいADHDタイプ子育てを抜け出す方法が見つかるかもしれない! ダウンロードはこちらから▼▼

 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
タイトルとURLをコピーしました