漢字が苦手で音読が進まない!そんなADHDタイプの意識を変える常識破りな方法

お子さんが漢字が苦手で悩んでいませんか?ADHDタイプの子どもは特に漢字を理解したり覚えるのが苦手なことが多いです。そんなときはドリルで練習するのではなく、常識破りなこの方法!一度試してみてくださいね。
 
 

1.漢字が読めない!覚えられない!音読嫌いの息子に頭を抱えた日々

 
 
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの息子は幼いころから字に興味がありませんでした。
 
 
文字を覚えるのも遅くて、絵本は読むものではなく遊ぶ道具。
 
 
オモチャ箱にほかのオモチャと一緒に突っ込まれている、というような状態でした。
 
 
 
 
そんな息子が、小学生になってから苦労したのが音読です。
 
 
そのころは平仮名はかろうじて読めるものの、区切る場所がおかしくて意味がわからない言葉になり、聞いているこちらが「え⁈なんだって?」と聞き直すなんてことはしょっちゅう…。
 
 
そこへ漢字も入って来たので余計に音読が進まなくなってしまいました。
 
 
そのときの息子は漢字はほとんど読めませんでした。漢字が出て来ると止まってしまい、なんて読むの?と聞いて来ていました。
 
 
そのときは、同じページに読み方が載っていたりするのに、なんでわからないのか不思議でした。
 
 
自分で調べて!と調べさせていたので、音読の宿題はさらに時間がかかってなかなか終わらなくなり、息子はすっかり音読嫌いなってしまいました。
 
 

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2.漢字が難しいと感じてしまう理解力に苦手があるADHDタイプ

 
 
ADHDタイプの子どもは、脳の前頭葉という部分の働きが弱くて、理解力に苦手があることが多いです。
 
 
理解力に苦手があると、先生が授業中に教えている内容がわかっていないということも珍しくありません。
 
 
また同時に何かをすることが苦手なことも多いです。
 
 
話を聞きながら覚えたり、文の中に出て来たこの字はこう読んで、こんな意味だよと一気に理解することが難しいのです。
 
 
漢字が出てくるのは国語なので、授業の中で文を読みながら出て来た漢字について説明する場面が多いですよね。
 
 
そうなると、文を読んでいる途中で先生の話を聞いて意味を理解して、さらにその字を覚えて、なんならどういうところで使うのかも覚えなくてはならない…。
 
 
漢字を覚えるということは分解して見ると、このように結構な数のタスクをこなさないといけない作業なんです。
 
 
同時に色々なことをするのが苦手なADHDタイプが、漢字に苦手意識を持ってしまうのもわかる気がしますよね。
 
 

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3.常識は捨てる!苦手意識のある子にはまず成功体験から

 
 
では、理解力に苦手があるADHDタイプが漢字の苦手意識を克服するにはどうしたら良いのでしょうか。
 
 
それは、まずはお母さんの常識を捨てることです!
 
 
お子さんに漢字を覚えさせるときってドリルなどを使ってひたすら練習させたり、読めないときは調べなさい!と言っていませんか?
 
 
これはADHDタイプの子どもにはただの苦行です。
 
 
大変なことを無理やりやらされていると感じるので、脳の働きは鈍くなってしまって逆に覚えられない状態になっていることがほとんどなんです。
 
 
 
 
そこで我が家で試みたのは、読めない漢字が出て来たときは楽しくクイズ方式です♪
すぐに分かりそうなヒントを出します。
 
 
それでもわからないときはもう読み方を教えてしまいます!
 
 
ただでさえ苦手なことに取り組んでいるときは負荷がかかっているので、子どもがマイナスな感情を抱かないようにする方を優先させます。
 
 

4.読めた!わかった!が引き出す息子のやる気

 
 
そんな方法で子どもが漢字が覚えられる気がしない…というお声が聞こえてきそうですが、息子はこの方法ですんなり音読が終わるようになったことで漢字が読めるようになって来ました!
 
 
同時にやらなくてはいけないことが減ったことで、考える余裕が出て来たようです。
 
 
最近ではわからなくても前後の文から想像してみたり、間違っていてもこうかな?と言うようになってきて自分で考えようという姿勢が見られています。
 
 
 
 
さらに、漢字テストに前向きに取り組むようになりました!
 
 
50問テストで最初は50点くらいでも、その後に自分で練習して3回目くらいには必ず100点を取れるようになりました。
 
 
音読のときにすんなり読めた!ということから自信がついたと感じています。
 
 
お子さんによって合うやり方は色々ですが、漢字が苦手で苦労しているなら一度常識を捨てて、最初から読み方を教えてしまう方法を試してみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
今回紹介した方法は誰でも合うわけではありません。対応の方法はお子さんによってそれぞれ違います。どんな方法が良いかわからないというときはメルマガや個別相談もご利用くださいね!
 
 
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