発達障害・ADHDグレーキッズがゲームから切り替えられるようになるご褒美作戦のススメ

子どもがゲームをなかなかやめられず、イライラしてしまうことはありませんか?なかなか気持ちが切り替えられない発達障害・ADHDグレーキッズがゲームをやめられるようになるご褒美を使った方法をご紹介します。
 
 

1.大人だって依存する!切り替えられないのはゲームのせい?

 
 
子どもがゲームをなかなかやめられず、イライラしてしまっていませんか?
 
 
始めはやさしくやめるように促すけれど、返事をしなかったり全然やめる気配がなかったりすると、結局最後には「いつまでやってるの⁈」と怒ってしまうという経験をしたことがある方は多いと思います。
 
 
我が家の息子もゲームが大好きなので、なかなかやめられないという状況はよくわかります。
 
 
そうすると「一度始めたらやめられないから、ゲームはさせたくない」と思ってしまったりもしますよね。
 
 
しかし、ゲームがやめられないことは本当にゲームが問題なのでしょうか?
 
 
確かに、ゲームは「もっとやりたい」という欲求を起こすように上手に作られています。
 
 
・クリアしたと思ったら次のステージが出て来る
・もう少し頑張るとアイテムがゲットできる!
・新しいキャラクターがどんどん出てきて先をもっと見たくなる
など、なるべく長くゲームをやってもらえるように工夫されているからです。
 
 
「ゲーム依存」という言葉があるように、大人でもその魅力から抜け出せない人もいるくらいですから、子どもが夢中になってしまうのも仕方のないことと言えると思います。
 
 
 
 
それでも、切り替えることが得意な子はゲームの途中でもスッと止めることができますね。
 
 
つまり、子どもがゲームをやめられない原因は、ゲームだけにあるわけではないということです。
 
 
とくに発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの子どもは、切り替える力が弱いことでなかなかやめられないということが多いんです。
 
 

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2.発達障害・ADHDグレーキッズがゲームをなかなかやめられない理由

 
 
なぜ、発達障害・ADHDグレーキッズがゲームを止めたくてもやめられない、ということが起きるのでしょうか?
 
 
行動だけを見ると、ゲームをやめないことでイライラしてしまうと思いますが、その奥で起きていることがあります。
 
 
発達障害・ADHDグレーキッズがゲームを止めたくてもやめられないのは、
・やりたいことに対してやめようという気持ち
・やりたくないことに対してやろうという気持ち
コントロールをする力が弱いからなんです。
 
 
これは脳の発達の凹凸が影響しているので、自分でどうにかするということが難しいです。
 
 
この、やりたいこと・やりたくないことの気持ちのコントロールは脳の中でも高度な部分の働きなので、発達の順番としては遅めです。
 
 
つまり子どもが自分でゲームをやめようという気持ちをコントロールするのはなかなか難しいことなんです。
 
 
 
 
気持ちのコントロールが苦手だから、いくら「やめなさい!」と怒られても、やる前に「今日はちゃんとやめようね!」と約束しても、約束したときは本当にやめようと思っていてもいざ始めるとやめられないのです。
 
 
こんなときはどうしたらいいのでしょうか?
 
 

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3.ゲームからの切り替えを促すためのご褒美作戦のススメ

 
 
ゲームをやめさせたいときに効果的な方法に、ゲームを終えるタイミングを事前に予告するという方法がありますが、これでやめられるのは気持ちのコントロールができるようになって来たときです。
 
 
そこで、まだ自分の力でやめることが難しいお子さんにオススメしたいのは、ご褒美を使うことです!
 
 
え!ご褒美かぁ…と抵抗感を持ったお母さん!
お気持ちはわかります。
 
 
ご褒美で釣るような気がしますし、ご褒美がないとやめられない子になってしまうのではないかと心配になってしまいますよね。
 
 
だけど、発達障害・ADHDグレーキッズがなかなかやめられないことをやめるには、エネルギーがすごく必要で、とても頑張らないとやめられないのです。
 
 
だから、「ゲームをやめてもいいか♪」と思えるようなご褒美をゲームの後に用意しておいてあげてください。
 
 
例えば、
「ゲームをここまでやったらアイス食べよう!」
「そこで終わりにして一緒にトランプしよう!」
「ゲームは終わらせて遊びに行こうか」
などです。
 
 
ここで大事なのは、お母さんも子どもも「これならご褒美にしてもいい」と思えるものを選ぶことです。
 
 
そして子どもが「行動を切り替える価値がある!」と思えるようなご褒美にすることがポイントです。
 
 
もしゲームの後に宿題なんて用意していたら、それこそゲームがやめられないかもしれません。
 
 
 
 
ご褒美でやめることができたら、「今日はゲーム約束通りにやめられたね!」ゲームを自分の力でやめたこと意識付けしてあげてくださいね。
 
 
そうすることで段々とご褒美がなくてもやめられるようになっていきますよ!
 
 
日常生活の中から、お子さんにとってゲームに勝りそうな「ご褒美」を探してみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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