言うことを聞かないお子さんの子育てに疲れ果て、もう今さら変わらないだろうと諦めていませんか?ママが対応を変えれば思春期の子どもでも素直になります。そんな思春期子育てのポイントをご紹介しますね。
1.ずっと悩んでいた…超マイペースな息子の思春期までの子育て
私には現在中学3年生の息子がいます。
今でこそ穏やかな親子関係ですが、幼い頃から思春期に入る頃までずっとバトルの耐えない毎日でした。
幼稚園に入るまでの2〜3歳の頃は、好き嫌いが多くて思い通りに食べてくれないとか、毎日歯磨きをするまでにすごく時間がかかるとか、スーパーでお魚のパックを持って逃げ回るとか…。
今考えると少し笑える出来事なのですが、当時は対応に必死でした。
幼稚園に入っても、家での様子はそれほど変わらず手がかかっていました。
園での様子が心配で、担任の先生に伺ってみても「みんなと一緒に頑張っていますよー!」と言われ、安心する反面それはそれで頭を悩ませる日々。
幼稚園で問題がないということは、自分の子育てが間違っているからだと自分を責めてしまっていたからです。
そして、私が変わらないと…と頭では理解しているもののそれがどうしてもできなかったのです。
そんな息子も小学生になり、学年が上がるとともにできることが増える一方で、私の中での「言うことを聞かない」という悩みは全く変わりませんでした。
そして高学年になって、少し落ち着いたかな⁈と思ったのも束の間、6年生の時に不登校になってしまったのです。
それをきっかけに私は、もういい加減「自分の子育てを変えたい!」そう思い、辿り着いたSTELLA*Schoolで発コミュ(発達科学コミュニケーション)を受講することを決めました。
発コミュで学んだことを実践していくと、息子は少しずつ自信を取り戻し素直になっていきました。
イヤイヤ期からの反抗期が終わらないまま思春期に入って、もう関係は良くならない…諦めるしかない…そう思っていた未来がどんどん明るくなっていきました!
そんな風に変わっていったのは、私が対応を変えたことに答えがあります!
2.やっとわかった!息子が言うことを聞いてくれなかった2つの理由
私が対応を変えていく中でまず、今までなぜ息子が言うことを聞いてくれなかったのかということに気付くことができました。
◆①できないことに目を向けていたこと
発コミュを受講する前の私は、息子ができないことばかりに目を向けて、「もう◯年生なのに!」とか「普通〇〇でしょ!」と周りと比べたり、私の価値観で判断していました。
発達に問題があるのかな?と心配になっても検査を受ける勇気がなく、学校の先生にすら相談することができずに育児本やネットの情報だけを頼りにしていました。
そして、「もしかすると発達障害なのかな?グレーゾーンなのかな?」と自分では良くわからないままモヤモヤした気持ちでいました。
そのモヤモヤからくる苛立ちを息子にぶつけていたことも多かったと思います。
だから余計に息子も調子が悪くなり、親子で負のスパイラルに陥っていたのです。
◆②声かけが脳に届いていなかったこと
こんな風に親子の関係が良くない状態で、イライラしながらお願いや提案をすれば、子どもも言うことを聞きたくないのは当然ですよね。
これには脳のメカニズムにも理由があります。
イライラしながら会話をすると脳は、感情を司る部分が反応を起こします。
ポジティブな感情が沸き起こるのなら良いのですが、怒らせたり悲しませたりする感情は脳の働きを停滞させてしまいます。
これは子どもも大人も同じです。
そのため、ネガティブな感情が動いていて調子が良くない時は、人の話を聞いて理解して行動に移すということが難しいです。
息子の場合も、ただ言うことを聞かないのではなく、脳が働いてないということだったのです。
この2つの理由を踏まえて、発コミュの基本を実践し続けたことで息子は少しずつ変化していきました。
3.今からでも遅くない!気づいた時が子育てを変えるチャンス
私が発コミュに出会ったのは、息子が小学6年生の時でした。
最初は、12年間やってきた子育てからすぐに抜け出すのは難しいと感じていました。
けれど、息子も自分も絶対に変わると信じて学んだことを実践しました。
実践していくうちにもっと早くに知れたらよかった!もっと早くからどうにかしていればよかった!と後悔することもありました。
なかなか変化がないのは、思春期だからかな…?と不安になることも…。
それでも、諦めずに実践し続けるうちにいつの間にか息子が変化していき、いつも息子にイライラしていた私も、全くと言って良いほどイライラすることがなくなりました。
そして、ずっと悩んでいた子育てが、息子が思春期になって初めて「子育てってこんなに楽しいんだ!」と思えるようになったんです!
今では、不登校になったことにも意味があって、不登校になったからこそ親子で得られるものがあった!そんな風にすごく前向きに考えられるようになった自分がいます。
だから、いつからでも遅くないんです。
気づいた時がチャンス!今からがチャンス!と伝えたいです。
4.少しの意識で効果絶大!思春期子育て2つのポイント
それではここで、私が息子への対応を変えてきて、実際に効果が高かったと感じたことを紹介します。
◆①「もう+実況中継」で褒める!
褒めると聞くと、「すごいねー!」「えらいねー!」などという言葉が思い浮かぶと思いますが、それだけが褒める言葉ではありません。
むしろ思春期の子は、その言葉を素直に受け取らないこともあると思います。
そんな時は、「もう〇〇したんだねー!」と“もう”+実況中継のような声かけをしてあげる!これだけで良いんです。
・もう起きたんだね!
・もうご飯食べたんだね!
・もう勉強したんだね!
・もうゲームやめたんだね!
・もうご飯食べたんだね!
・もう勉強したんだね!
・もうゲームやめたんだね!
もし、褒められるところがないと感じているママでもこれなら簡単にできそうですよね!
◆②“どんな小さなことでも”見つけよう!という意識を持つ
①の例からもわかると思いますが、当たり前にやっていることに気づいてあげることが大事です。
また、どんな小さなことでも見つけよう!という意識を持ってお子さんを良く見ていると、意外な一面が見えたり、色々なことが見えてきます。
生まれたばかりの頃、毎日毎日ちょっとした変化も見逃さずに写真を撮ったあの感覚に似ているかもしれません。
そんなこと?と思われるかも知れませんが、我が家の息子の場合は、この2つのポイントが大事だったと感じています。
今では、小さい頃から超マイペースで頑固だった息子が嘘みたいに素直になり、さらにはこちらから言わなくても自分で考えて行動できる子になりました。
そして私も、「言うことを聞かない」という悩みはすっかりなくなり、今までで一番の親子関係になれたと思っています。
思春期の子の子育てに悩んでいるお母さんは、ぜひこの2つのポイントを試してみてくださいね!
執筆者:しばた志麻
(発達科学コミュニケーション STELLA*Schoolアンバサダー)
「思春期の子はもう遅いですよね?」というお問合せをよくいただきますが、そんなことはありません。個別相談では事前にお答えいただくワークに基づいてお子さんのタイプにあったプランをご提案いたします。気になっている方はぜひお申し込みくださいね!