文字を読むのが苦手な子どもの「わからない!」が「わかる!」に変わるIT技術の活用法

文字を読むのが苦手なお子さんは、勉強時間が本当に大変ですよね。苦手だからといってたくさんやらせても効果はいまひとつ…なんてことはないでしょうか?今の時代だからこそ活用できる、子どもの得意な部分を使ったサポート方法をお伝えします。
 
 

1.怠けているわけじゃなかった!文字を読むのが苦手な息子

 
 
教科書を読ませるとなぜかスムーズに読めない、よく文字や行を飛ばして読む子どもに、「集中して読みなさい!」「真面目に読みなさい!」と言っていませんか?
 
 
文字を読むのが苦手だと、勉強についていけない!克服するために何度も読ませなきゃ!と思ってしまいますよね。
 
 
 
 
私の息子は、文字を読むことが苦手です。
 
 
学校から出される宿題は、息子にとって苦手である「読むこと」がたくさん含まれるので、取り組ませるのがかなり大変でした。
 
 
そもそも、宿題を出さない…。
 
 
出しても鉛筆で遊び始めて上の空…。
 
 
やっと書き始めたかと思えば、大好きなキャラクターの絵を描いていた…。
 
 
このようなことが日常茶飯事で、「何とかしなきゃ!」と思っていました。
 
 
発達科学コミュニケーションを学び、取り入れてからは宿題をこなせるようにはなりましたが、やはり始めるのに時間はかかります。
 
 

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2.発達障害の子どもが文字を読むのが苦手になる理由

 
 
実は、文字を読むのが苦手なのは学習障害が関係している場合があります。
 
 
学習障害とは、全般的に知的発達に遅れはないけれど「読む」「書く」「計算する」「推論する」能力のうち1つもしくは複数に困難が生じることを指します。
 
 
「読む」ことに困難を感じたり、苦手になる理由は大きく2つに分けられます。
 
 

◆①1文字ずつ読むことはできても音のまとまりから意味を理解できない

 
 
例えば「ね」「こ」とそれぞれの文字を読めるけれど、猫であると理解できていないので、読み方がぎこちなくなります。
 
 

◆②目を動かすことに苦手がある

 
 
見たいものに視線を合わせることが難しく、文字を目で追っていくことが苦手なので、読み飛ばしや同じ行を読んでしまうことにつながります。
 
 
 
 
それゆえ、「たくさん練習」させるという苦手の克服方法を続けると「嫌だ」という気持ちがふくれあがってしまい、読むこと自体をやろうとしなくなってしまいがちです。
 
 
そうなっては、本末転倒ですよね…。
 
 
それでは、文字を読むのが苦手な子どもにはどのようにサポートしてあげたら良いのでしょうか?
 
 

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3.得意な部分を使ってどんどんわかるようになる!IT技術の活用法

 
 
脳の中には情報を受け取って理解する部分があります。
 
 
そこにたくさん情報を送り込むことで脳は発達していきますが、苦手を何度も練習させて克服していく方法はネガティブな感情が強くなるので、情報を受け取るのに時間がかかってしまいます。
 
 
結果、受け取る情報の量が少なくなってしまい、発達スピードがガクンっと落ちてしまいます。
 
 
つまり文字を読むことが苦手でも、聞くことが得意であれば読んであげると効果的に習得できるということです。
 
 
パソコンなどの「読み上げ機能」を使うのもひとつの方法ですね。
 
 
 
 
また映像を見た方が理解しやすい場合は、インターネットで検索して理解を深めたい内容の動画を見ながら学ぶこともできます。
 
 
文字だけではわかりにくいことでも映像と合わせて覚えることで理解しやすくなっていきます。
 
 
読み上げ機能や動画以外にも教育系アプリなど映像で学べるものはいろいろありますよね。
 
 
苦手な宿題をやりたくなくて遊び始めていた子どもも「これならわかりやすい!」と感じてスムーズに取りかかれるようになっていきます。
 
 
教科書だけにとらわれないで、ぜひIT技術などを活用して子どもの得意な部分を使う方法で取り組んでみてくださいね!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 
 
苦手なことは子どもの得意な部分を使いながらサポートしていくことがスムーズに習得していく近道です。もっと、詳しい方法が知りたい!という方は個別相談に申し込んでみてくださいね! 
 
 
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