休日は子どもを楽しませたい！そう思って予定を立てるのに、ADHDタイプの子どもに振り回されて上手くいかずイライラしてしまうことがありませんか？イライラの原因や解消法を知って親子に合った休日の過ごし方を見つけるヒントをお伝えします！
１．思い通りにいかなくてイライラ！子どものいる休日が憂鬱でした
休日や週末などにママが「今日はこんなことをしたい！」と理想の１日を思い描いてみるものの、思い通りにできなくてイライラしてしまうことはありませんか？
休日を楽しく過ごすために一生懸命やっているのにうまくいかないことで、イライラをぶつけてしまって子どもの寝顔を見ながら１人反省会をしている…そんなママも多いのではないでしょうか。
以前の私は、子どもに対してよくこの状況を繰り返していました。
休日は子どもを楽しませようと張り切って計画を立てても、拒否されたり、ダラダラして時間通りに行動できずに出かけられないことも…。
出かけられたとしても、外出先では落ち着きがなく、順番を待てずに癇癪を起こすなどの行動に毎回頭を悩ませていました。
だからこそ、なぜ指示通りに動いてくれないのか、計画どおり物事が進まないのかと、できていないところばかりに注目してイライラは募るばかり…。
子どもに対してもっと厳しく言って、ちゃんと動けるようにしなければ、時間を守れるように育てなければ、と必死になっていました。
それを繰り返すうちは一向に改善されず、それどころか状況はますます悪化していき、私自身どうしていいのかわからなくなってしまったのです。
その結果、子どものいる休日は、楽しみなものではなく憂鬱なものに変わってしまいました。
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２．ADHDタイプの子どもへの対応を知らなかったことがイライラの原因でした
なぜママは休日が思い通りに行かないと子どもに対してこんなにもイライラしてしまうのでしょうか？
わが家の場合は、長男が注意欠如多動症（ADHD）グレーゾーンであることが関係していました。
ADHDタイプの子どもは
・片付けが苦手
・嫌なことに取り組むのに時間がかかる
・言われてもサッと行動できない
・集中力がない
・怒りっぽい
・計画を立てるのが苦手
・時間を見て行動することが苦手
といった特性があります。
ADHDタイプの子どもは怒られ続けるとどんどん自信を失い、持っている特性の行動が悪化してしまいます。
嫌なことに取り組む際に癇癪を起こしたり、気持ちの切り替えができずに泣き叫ぶ、暴言や暴力が増えるなどの行動が見られるようになってしまったりするのです。
以前の私は、「８歳だからこれぐらいはできるはず」とか、「静かに待つのは当たり前」だと思っていました。
だからこそ、できないときは厳しく注意したり、叱るのが正解だと思って子育てをしてきましたが、どうも上手く行きませんでした。
なぜこんなにも上手くいかないのか。私が今まで掲げていた理想は私たち親子にとってハードルが高いことばかりで、１日で完璧にやろうと頑張ってもうまくいかずイライラしていたことに気づきました。
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３．イライラから解放されるにはママの理想の１日を手放すこと
ママが笑顔で子どもと過ごすためには、たとえ思い通りにならなくてイライラしてもまぁ、いいかと思うことも大切です。
そこで、どうしたらママがイライラせずに過ごせるのかを考えて実践してみた結果、ベストなのは「やるべきことを引き算する」方法でした！
私の理想は、子どもたちに楽しい思いをさせたい、朝ごはんは素敵で豪華に準備したい、宿題や勉強もきちんとさせたい、家の片付けもしたい、でした。
それが、自分で予定を詰め込んで思い通りにいかなくて焦ってイライラする原因になっていました。
やるべきことを引き算する方法で考えると
・譲れないものを１つだけ考える→子どもを楽しませたい
・なくてもいいものを考える→朝ごはんは素敵じゃなくてもいい
・妥協できるラインを考える→片付けや宿題は５割でもいいし、出かける前に終わらなくてもいい
こんな風に考えることで、私の週末の理想は 「子どもに楽しい思いをさせる・朝ごはんはできる範囲で作る・出かける前に半分でもいいから片付けや宿題を終わらせたらオッケー」に変わりました。
ここでポイントなのが、やらなくていいことを考えることです。 必ずやるべきことから引き算するように意識してください。
私が肩の力を抜いて子どもへの関わり方を変えたことで、息子は自然とガミガミ言ってやらせていた宿題を嫌がらずに頑張るようになりました。
時には自分から終わらせてしまうことも！
私がイライラしなくなり気持ちが楽になったのはもちろんですが、なにより子どもがとても変わったことに感動しました！
ママも1日の始まりの時や１週間の始めに自分の中でこんな風に過ごしたい！という理想や計画があったりすると思いますが、なかなかうまくいかなくてイライラしているなと感じていたら、ママ自身の理想を見直してみてくださいね！
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執筆者：水本しおり
（発達科学コミュニケーションマスタートレーナー）
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