ママも本当は怒りたくない!イライラを手放して楽に育児ができる方法

本当は怒りたくないのに、気付いた時には怒っている、どんどん怒りがエスカレートして止められない…そんなことはありませんか?ママのイライラが爆発するのには、理由があります。イライラママに、向き合うことで楽に育児ができる方法をお伝えします。
 
 

1.「やるべきことやったの⁈」毎日怒鳴って思い通りにしていた恐ろしいママ

 
 
わが家の息子は、ゲームやyoutubeが大好き!何時間でも集中します。 だけど宿題などのやるべきことは、なかなかやれませんでした。
 
 
好きなことばかりに熱中する息子に、将来もっと大変なことがあるのに、このままいったらどうなるんだろう…と不安が絶えませんでした。
 
 
だから、「ゲームばかりしていたらみんなに置いていかれるよ!」と言い、息子にみんなと同じことをさせようとしました。
 
 
とにかく私の思い通りにさせることで不安を拭おうとしていたのです。
 
 
宿題は、その出来がどうであれ翌日提出するのが当たり前、何度もやればできるようになるのにあなたはやっていないと、常に息子のできていないところを指摘しました。
 
 
とにかくゲームに集中する子どもにイライラしていた私は、やり終えるまで怒鳴り散らし、恐怖で息子を動かす恐ろしい親になりました。
 
 
 
 
怒鳴られ続けた息子は、私の機嫌を伺うようになり、置いてあるお菓子の中から今何を食べていいかすら自分で決めることができなくなってしまいました。
 
 
そんな息子を見るたび、やらなくていい余計なことは何も聞かずにやってしまうのに、なんでこんな簡単なことも自分で決められないの?と沸々と怒りが湧き上がり、さらにイライラが止まりませんでした。
 
 
「そんなことも分からないの⁈自分で決めてよ!」「余計なことばかりしないで早くやるべきことをやりなさい!」ともっと強く怒鳴る日々が続きました。
 
 
私はこんなに怒りっぽい人間だったのだろうかと、理想の育児と現実とのギャップにとても苦しみました。
 
 

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2.怒りたくないのに怒るのは、子どもを動かす方法を知らないから

 
 
当時、「褒めて育てよう」とか「怒らず子どもの話を聞こう」とか、そんな情報がたくさんありました。
 
 
その影響もあり、怒らないのが良い育児なんだ、きっとこんなにイライラして怒鳴り散らす私の我慢が足りないんだ、怒ることは悪なんだと感じていました。
 
 
だから、私だってできれば怒りたくない、怒らないようにしようと決めては、子どもと向き合って結局イライラママになってしまう…。 そんな自分が嫌いで、いつも自分を責めながら育児をしていました。
 
 
 
 
そんな中で、子どもの行動の何を褒めて何を怒ればいいのか、子どもがずっとやるべきことをやらない時にどう対応すればいいのか、そんな情報は全く手に入れることができませんでした。
 
 
怒る以外の方法を知らない、そして怒りたくないけれどそれが一番手っ取り早く子どもを動かせる方法として、怒り続けることになっていたのです。
 
 

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3.怒るとどうなる?怒ることで子どもとママに与える影響

 
 
息子が、「食べていいよ」と置いておいたお菓子を私の許可なしで食べられなくなったように、ママが怒り続けることで子どもは怒られないようにするため、過度に人の顔色を伺うようになります。
 
 
また、自分の本音を話すと怒られる、それなら話さないほうがいいと考えるようになっていってしまうかもしれません。
 
 
怒られ続けた自分を好きになれず、自己肯定感も低くなり、失敗を恐れ自分のやること、話すことに自信を持てなくなってしまいます。
 
 
それだけではありません。怒られすぎることで、ほぼ100%の確率で脳のある領域の機能が低下するという研究結果も出ています。
 
 
人と会話をすることや見て考えることなど、生きていくのに必要な能力が欠けてしまうのです。
 
 
 
 
また、怒りは怒っているママ自身の脳にも影響を与えます。
 
 
怒り続けることのストレスでママの脳組織は傷つけられ、物事を正しく理解することや正しい行動を起こすことができなくなっていくのです。
 
 
さらに巡り巡って、怒りが高血圧、脳卒中などの病気の原因になるとも言われています。
 
 
だから、怒鳴り続ける育児は少しでも早く卒業し、正しい関わりをしたほうが良いのです。
 
 

4.本当は怒りたくないママにやってほしい自分の気持ちに素直になる方法

 
 
怒りは良い影響をもたらさないので、なるべく早く卒業したいということをお話してきましたが、そうは言っても怒る感情は生まれてきますよね。
 
 
私がまずやったことは、出てくる怒りを我慢しないということです。
 
 
それは怒りにまかせて怒鳴るということではなく、怒り狂う自分の気持ちに寄り添うということです。
 
 
具体的には、怒りたくないのに怒っている自分に「なぜ怒っているの?」と聞いてみることです。
 
 
怒りの裏には、必ず、「約束を守ってくれなくて悲しい」「この子がどうなってしまうのか不安」「嫌なことに取り組めなくなってしまうか心配」など、一次感情と言われる自分の本当の気持ちが隠れているのです。
 
 
カウンセラーになったかのように、否定せず、自分の心に優しく問いかけてみてください。
 
 
どうしてそんなに怒りたくなったの?何が悲しかった?何か不安なことがあった?そうすることで、自分が怒鳴るという形で表現していた自分の本当の気持ちをみることができるのです。
 
 
次に、その気持ちに対して「〜して欲しかったんだね」「それは悲しかったね」「辛かったね」と、自分自身に優しく声かけをしてみましょう。
 
 
 
 
自分が蓋をしていた気持ちに触れ、受け入れ、共感できた時、その気持ちがスーッと楽になるのを感じられると思います。
 
 
そして、自分に共感できたら、子どもの気持ちにも共感しやすくなり、親子関係もよくなっていくのです。
 
 

5.自分の気持ちに素直に優しくなることで、イライラしにくいママに変われます!

 
 
私は、「イライラした時にはまず自分に共感する」と決めて動くことで、ひどく怒鳴るということはなくなってきました。
 
 
もちろん最初から落ち着いて考えられたわけではありません。怒ってしまったこともたくさんあります。
 
 
「怒りたくないのに、また怒ってしまった」「また怒っちゃったけど、それだけすごく悲しかったんだよね。そんなこともあるよね」「頑張っているよね、私だって本当はもっと楽にやりたいよね」
 
 
そんな声かけもしながら、自分を責めないことを心がけました。
 
 
 
 
どんなネガティブな気持ちでも、自分の気持ちに嘘をつかない、蓋をしないで、自分に優しくしてみてくださいね。
 
 
大丈夫、あなたはすごく頑張っています。
 
 
 
 
 

執筆者:佐伯ますみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 
 
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