聞いているか不安…話しかけても目が合わない発達障害グレーキッズに伝わる話し方

話しかけているのに目が合わないことで、我が子の発達に不安を持っていませんか?発達障害・グレーゾーンの子どもはそれぞれの理由から目が合わないことがあります。そんなときはどう話しかけたらいいのか、方法の一つをご紹介します。
 
 

1.ちゃんと聞いてる⁈話しかけてるのに目が合わないことがありませんか?

 
 
お母さんたちのお悩みの中で結構よく耳にするのが、「ウチの子、話しかけてるのに目が合わないんです。」というお話です。
 
 
とくに小さなお子さんで、年齢に応じた健診の問診に「話しかけたときに目が合うか」という項目があるので、そこで気付かれる方が多いです。
 
 
定期健診での問診は、どちらかというと視力や聴力などの発達具合を確認するためのもののようですが、話しかけて反応がなかったり目を合わせてくれないと不安な気持ちになりますよね。
 
 
「目が合わない」というだけでは、何が原因なのか分からないのでその原因を探る必要がありますが、ここでもしかして我が子は発達が遅れているのでは…?と気付くお母さんも多いです。
 
 
 
 
視力や聴力に問題がある場合にも目が合わないことはありますが、目の前で話しているのに目が合わない場合は発達の遅れを疑ってみても良いと思います。
 
 

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2.発達障害グレーキッズが話しているときに目が合わない理由

 
 
では、発達障害グレーゾーンの子どもが話しているときに目が合わないのはなぜでしょうか。
 
 
その理由は子どもによって違います。
 
 
例えば自閉症スペクトラム(ASD)タイプは目を合わせることに不快感やストレスを強く感じることが多く、視線をずらすことが多いといわれています。
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプ不注意の特性から話をされていること自体わかっていなかったり、衝動性の特性から他の刺激に意識が向いていたりします。
 
 
また、感覚過敏が強い場合他の刺激に意識が行っていて話している人の方を向かない場合があります。
 
 
このように、子どもの持っている特性により様々ですが目が合わないことには理由があるのです。
 
 
 
 
それでも、成長してからも目が合わないと、話をちゃんと聞いていないのではないかと感じるのでできれば目を合わせてほしいと思ってしまいますよね。
 
 

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3.ADHDグレータイプの息子の場合は理解力の苦手が原因

 
 
我が家のADHDグレータイプの息子も話しているときに目が合わない子でした。
 
 
とくにちゃんと聞いてほしいときには顔の前まで目線を下げて話しかけるのに、すっと目が泳いで目線が合わないことが多く不思議でした。
 
 
実は息子のこの目が合わないという行動は、ADHDタイプ特有の理解力の苦手から来ていました。
 
 
思い返してみると、目が合わないときはどうしても伝えたいという私の強い気持ちから、念押ししたり話し方を変えて例え話にしてみたりと、話している時間が長くなっているときだったのです。
 
 
この頃の息子の理解力では、集中して話を聞けたのはきっと30秒くらいだったと思います。
 
 
それなのに話が延々と続くことで息子にとっては「なんだかわからない」と意識が向いていなかったのです。
 
 
そんな息子に、「ちゃんと聞いてるの⁈」と怒ってしまうこともありました。
 
 
そうすると息子は余計に話を聞くのが嫌になってしまって悪循環だったのですが、この頃はどうして良いかわからず、ただただちゃんと言い聞かせてちゃんとさせなきゃという思いでした。
 
 
 
 

4.伝えることは1つだけ!子どもに合わせたハードル設定と話し方

 
 
この経験から私が気付いたことは、こういった子どもたちに話すときには、短くわかりやすい言い方で伝えることが必要だということです。
 
 
どうしてもあれもこれも伝えたくなってしまうのですが、そこは堪えて伝えることを一つだけにしてみてください。
 
 
例えば、風邪の予防のために帰って来たら手洗いうがいをしてほしいということを話すときには
「帰ったら手を洗おうね」
と伝えます。
 
 
本当はうがいもしてほしいところですが、そこは一度置いておきます。
 
 
なぜ手洗いをしなければいけないのか説明したら習慣化できそうと感じますが、そこも置いておきます。
 
 
本人が「わかった!」と思えたときに脳の発達は進みます。
 
 
発達が進めば自然と受け入れられる量が増えて行きますので、どこまでの話なら聞けるのか反応を見ながら話して行くことが大切です。
 
 
 
そして、目が合わないことは年齢とともに発達が進むとなくなっていくことが多いので、あまり心配しないでくださいね!
 
 
息子も理解力がついてきたことで話の内容がわかるようになり、今では自分の判断で必要な場面では目を合わせられるようになりました。
 
 
 
 
ただ、話を聞いていないと思われることは日本の習慣としてマイナスなイメージを持たれやすいですよね。
 
 
目を合わせることが苦手なときは「話を聞くときは相手の顔の方を見た方がいいよ」と話しておくと良いかもしれません。
 
 

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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
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