朝が苦手な悩みを克服!親子の笑顔時間もつくれる目が覚めない子どもの起こし方

朝、お子さんがなかなか起きられないということに困っていませんか。せっかく起きてもまた寝てしまう、起きられないことをママのせいにする、そんな困りごとを解決する子どもの起こし方をお伝えします。
 
 

1.悪戦苦闘…色々試したのにことごとく失敗だった朝の子どもの起こし方

 
 
わが家の注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの息子は、朝起きるのが苦手です。
 
 
色々な方法を試してもなかなか起きないので、子どもの起こし方に困っていました。
 
 
その頃は、なぜ起きられないのかわからなかったので、とにかく夜は9時までには寝かせるようにしていました。
 
 
昼寝しちゃう!というわけではなかったので、夜早く寝かせれば睡眠時間がしっかり取れて、朝すっきり起きられると思ったからです。
 
 
ほかにも、ぬいぐるみやおもちゃが話しているように起こしたり、優しく声をかけたり、スキンシップをたくさんとったりして、息子が起きられるように工夫しました。
 
 
しかし、このような起こし方をしてもなかなか起きられませんでした…。
 
 
 
 
そこでまず、起きるための作戦として子どもと起きる時間を相談しました。
 
 
今までは、息子が起きる時間は私が決めていましたが、本当は何時に起きたいのかを聞いてみると、6時とのことでした。
 
 
そこで6時に「起きて!6時だよ」と起こすようにしましたが、起きても機嫌が悪く、リビングに移動するものの、また寝てしまうことがほとんど…。
 
 
仕方ないので少し経ってから起きるように声をかけると、自分が起きたい時間が過ぎていることに気がついて「お母さんのせいだ」と怒り出します。
 
 
起こしたのに!と理不尽に感じる気持ちは抑え、「なにがお母さんのせいなのだろう?」と考えてみると、起きる時間が遅くなることでゲームをやる時間が短くなるからではないかと思い当たりました。
 
 
だけどこのときは、普段なかなか切り替えられない息子に朝からゲームをやらせるのは…という抵抗があったので、やらなくて済むならその方が良いと思っていました。
 
 

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2.起こし方にはコツが必要だった!朝が苦手なADHDタイプの子どもに多い睡眠障害

 
 
今までの私は、子どもの起こし方はどんな方法がいいのかだけをあれこれ探っていました。
 
 
そんなときに発達科学コミュニケーションに出会い、そもそもなぜなかなか起きられないのかを学ぶことができました。
 
 
朝起きるのが苦手な子は睡眠障害を起こしているということも多いです。
 
 
とくに発達障害の特徴を持つお子さんは脳の発達が関係していることがあり、睡眠障害が見られたり、睡眠に苦手さを抱えることが多いと言われています。
 
 
 
 
睡眠障害の症状は、
 
・なかなか眠りに付けない、寝つきが悪い(入眠の問題)
・寝たと思っても何回も起きてしまう、途中で目が覚める(中途覚醒の問題)
・朝なかなか目が覚めない、起きてきてたと思ってもボーっとしていてお昼ぐらいまで覚えていない(覚醒の問題)
 
などがあります。
 
 
こんな睡眠障害を起こしている子は、しっかり眠れなくて朝起きられない(覚醒しない)という悪循環になってしまいます。
 
 
その結果、しっかり目が覚めず頭が働かないので、身体を起こせなかったり、起きてからの行動や食事など全ての活動がゆっくりになることもあります。
 
 
このように、発達障害の特徴を持つ子の睡眠障害を理解したことで、朝なかなか起きられない子どもには起きたらすぐに元気になれる活動をする起こし方がいいのではないかと考えました!
 
 

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3.好きなことで脳を刺激!なかなか目が覚めない子でも起きたくなる声かけ

 
 
実際に息子にやってみて、朝が苦手な子に効果抜群!おススメしたいのは…「起きてすぐに好きなことをたっぷりやってもらう」ことです!
 
 
覚醒が低い息子は寝起きにすぐ考えることが難しかったので、こちらから好きなゲームを選んで「これやる?」と提案しました!
 
 
今まで、ただでさえ起きることが苦手なのに、さらに起きてすぐに息子がやりたくないと感じること(歯磨き・顔を洗う・着替え・朝食を食べるなど)をやるように言っていたから余計に起きられなかったのではないかと気付いたからです。
 
 
発達科学コミュニケーションを学ぶ中で、「朝起きるのが苦手」という息子には「好きなゲームをすること」を一緒にすることで「朝起きるのは良いことがある」という記憶に上書きできることがわかりました!
 
 
また、良い記憶は行動として定着しやすく習慣化されやすい、ということもわかり、息子が起きたい時間の6時に「6時だよ!ゲームする?」と好きなことに誘う声かけに変えると、さっと起きられるようになりました。
 
 
起きるとすぐリビングに行きゲームを始めるので、ここでもすかさず「さっと起きれたね!」「リビングに行けたね」と、できていることを認識させる声かけをしました。
 
 
ゲームをやっているときは、「何のゲームをしているの?」や「今、どこまで進んでいるの?」などと興味を持って話しかけます。
 
 
すると息子はそれに答えるようになり、徐々に「お母さん来て!ここまでできたよ!」と自分からゲームのことを話すようになりました。
 
 
そして、1時間ほどやると満足して7時には食事を食べ始めることができるようになりました。
 
 
 
 
ゲームをして指先や頭を使ったり、考えて私に話をすることで低覚醒状態からしっかり覚醒することになり、朝の行動をスムーズにすることに繋がったと思います。
 
 
声かけを変えただけで、親子ともに朝のイライラがなくなり、笑顔が増えて穏やかに過ごせるようになりました。
 
 
息子の好きなゲームを敬遠せずに、味方にするという私の視点を変えたことが成功のポイントになったと思います。
 
 
朝、子どもがなかなか起きられないとお悩みのママは、好きなことを味方にする朝の起こし方をぜひ参考にしてみてくださいね。
 
 
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 

執筆者:長谷川摂理
(発達科学コミュニケーション STELLA*Schoolアンバサダー)

 
 
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