もう宿題やらないと言わせない!パッと見ただけでハードルが下がる「見せる化」

何度言ってもお子さんが宿題をやらないことに困ってませんか?やらないのは、宿題が嫌だという感情も一緒に思い出されてしまうからかもしれません。そんな気持ちを”できそう!”に変える「見せる化」する方法があります。ぜひ参考にしてくださいね。
 
 

1、勉強を後回しにする子どもと繰り返していた親子ゲンカ

 
 
お子さんが宿題をなかなかやらないことに困っているママは多いと思います。
 
 
「宿題は?」と親が言う前にさっさと終わらせて欲しいですよね。
 
 
宿題や勉強をやらない時、どのようにお子さんに声をかけていますか?
 
 
「そろそろ勉強しなさーい!」とか「宿題しなさーい!」でしょうか?
 
 
長男が小学校低学年の頃の話ですが、私も宿題のやらせ方について対応に困っていたママの1人でした。
 
 
 
 
始めは優しく「帰ってきたら、まずは宿題しようね!」と声をかけていたのですが、息子が「ご飯を食べてからする」と言うので、夕食後まで待ってみるもやる気配はない…。
 
 
「ご飯終わったし、宿題やる?」と促してもやらず、その後も8時にやる、このテレビ見たら…と、どんどん時間が過ぎるばかりでやろうとしませんでした。
 
 
しまいには、寝る時間になり「いい加減にしなさい!」 と怒る、こんなやりとりを毎日繰り返していました。
 
 
息子のこの様子は、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプが持つゴールをイメージできなかったり、後回しにしがちなところが関係していたのです。
 
 

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2、宿題を嫌だという感情が一緒に思い出されてしまう過去の記憶

 
 
宿題を嫌がってやらないことがあったり、やり始めてもなかなか進まなかったり、 ADHDタイプのお子さんは宿題がとにかく苦手な子が多いです。
 
 
それは脳の発達が関係しています。
 
 
ADHDタイプの脳は、”感情のコントロール”や”やる気”に関係している前頭前野という部分のはたらきに苦手があり、そこの苦手が強いとなかなか自分でコントロールできなくなってしまいます。
 
 
この脳の特性によって嫌なことへの取り組みが難しくなってしまうのです。
 
 
 
 
そのうえ、脳は苦手なところ(発達が他と比べてゆっくりなところ)を使いたがりません。
 
 
どういうことかというと、宿題や勉強は脳のいろんな部分を使います。
 
 
その中で脳の発達がゆっくりなところがあると、 脳は「やりたくないー!」という指令を出すので拒否反応が出てしまいます。
 
 
それに追い打ちをかけて、宿題をやったときに「時間がかかってしんどかった」「ママに怒られながらやって嫌だった」などの感情があると、その嫌な記憶を一緒に思い出してしまいます。
 
 
それが宿題をやろうとしたときに、やる前から嫌な気持ちを引き起こして「やりたくないな」となってしまうのです。
 
 

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3、もう宿題やらないと言わせない!パッと見ただけでハードルがさがる「見せる化」する方法

 
 
勉強への取り組ませ方はたくさんあるのですが、その中からご紹介したい方法は、課題を見せる時に行うズバリ!「プリント1枚法!」です。
 
 
プリント1枚法とは、見た瞬間にこれならすぐ終わる!とお子さんに思わせる方法です!
 
 
第一印象で脳にこの課題は簡単だ!と達成するイメージを持たせられるかが大事です。
 
 
ドーンと分厚い参考書を出されるのと、プリントがたった1枚だけ出されるのとではお子さんはどちらが出来そう!と判断するでしょうか?
 
 
もちろんプリント1枚だけの方を選ぶと思います。
 
 
わかりやすく「プリント1枚」とお伝えしましたが、お子さんによって見せる課題の量は変えてあげると良いでしょう。
 
 
 
 
実際は2枚でも3枚でもいいのですが、 大事なのはその量を見て「これならやれる!」と思える量にすることです。
 
 
3枚出されても楽勝!と思う子もいれば、1枚でも多いと思う子もいると思います。
 
 
これはプリントでなく参考書なども同じなので、必要なところ以外を隠したりすることで子どもが「できそう!」と思えばスッとやり始められたりします。
 
 
そしてお子さんが動き始めたら、そのことを言葉にしてあげてください。
 
 
例えば、
「お!もうやるの⁈」
「すぐ動けたね!」
など、宿題をやろうと動けたことを言葉にしてあげるのです。
 
 
やり始められたことを言葉にすると、宿題が嫌だという記憶を「宿題やれた!」という良い記憶に上書きすることができるので、段々と宿題への抵抗が減っていきますよ。
 
 
お子さんが宿題をなかなかやらないと困っているママは、ぜひやってみてくださいね!
 
 
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 

執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 
 
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