ご褒美があれば頑張れる!ADHDキッズの自己肯定感をあげるお家ポイントカード活用法

ADHDタイプの子どもの自信や自己肯定感を高めるのは難しいと感じるママも多いのではないでしょうか。この記事では、ポイントカードとご褒美を活用して、ADHDタイプの子どもの自己肯定感を高め、行動を改善した方法をお伝えします。
 
 

1.「自信がないみたいで…」新しいことに挑戦するのが苦手だった次男

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性を持つ我が家の次男は、保育園の年中から加配制度(注1)の対象児となっていました。
 
 
そんななか、日々次男の様子を保育士さんから聞く中で「自信がないみたいです…」という言葉がたびたび聞かれていたんです。
 
 
新しいことに挑戦するのが苦手で、お友達と一緒に活動に参加できないこともありました。
 
 
 
 
行事で披露するお遊戯の練習が始まった時には、保育園の連絡帳に「お友達が練習するのを園庭の端からみていました」といった、練習に参加していないことを知らせるコメントが続くなんていう具合です。
 
 
このような次男の様子に「怖がらないでとりあえずやってみればいいのに…」と思うことがたびたびありました。
 
 
※注1…加配制度とは、障害や発達特性があるなどで集団生活に困難がある子どもに、通常の職員数に加えて、保育園や幼稚園での生活をサポートする職員を加えて配置すること。
 
 
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2.ADHDキッズの自己肯定感が上がりにくい理由

 
 
ADHDタイプの子どもは、その特性ゆえに周囲から理解されづらく、叱られる機会が多くなりがちです。
 
 
例えば、集中力が続かずすぐに気が散ったり、じっとしていられず動き回ったり、感情のコントロールが難しく周囲が予測できないタイミングで怒り出したりといった行動をとってしまうことがあります。
 
 
これは、感情や理性をつかさどる脳の前頭葉というところの発達がゆっくりだったり、やる気を出すために必要な脳内ホルモンの分泌が少ないなどといった、脳の苦手が原因で生じる行動です。
 
 
これらの行動は、子どもが自分でコントロールできることではありません。
 
 
子どもが自ら望んでやっている行動ではないのです。
 
 

 
 
しかし、周囲の大人たちが「ただのわがまま」や「怠けている、根性が足りない」といった「本人の気持ちの問題」ととらえてしまうと、子どもは必要以上に叱られることになります。
 
 
叱られる経験が積み重なると、子どもは自信がなくなり、新しいことに挑戦する勇気が持てなくなってしまう。
 
 
これが、ADHDの子どもの自己肯定感が上がりにくい大きな理由の一つなのです。
 
 

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3.小さな成功体験を積むことで自信を育むポイントカード活用法

 
 

ADHDタイプの次男に自信を持たせ、自己肯定感を高めるために、家庭で実践したのが「ポイントカード」を使用した「ご褒美作戦」です。

 
 
この方法は、子どもが小さな成功体験を積み重ね、自信を持てるようになるのに効果的です。
 
 
やり方は簡単!ポイントカードを作り、ポイントがたまったらどんなご褒美が欲しいのか、どんなことをするとポイントがたまっていくのかを子どもと相談しながら決めます。
 
 
子どもが「頑張ってみたい」と思えることをポイント対象にすると、取り組みやすくなるのでオススメです!
 
 
 
 
我が家では、ポイントの対象となる行動を日常生活の中で達成可能なものにしました。
 
 
例えば、帰宅時に保育園から持ち帰ったお箸やお弁当箱をキッチンシンクに出す、朝食を自分で食べる、自分で歯磨きをするといったことです。
 
 
ポイントカードをはじめてしばらくすると、だれてしまうこともあるかと思います。
 
 
そんな時は、
・今日はもうポイントゲットしたっけ? 
・もう〇ポイントまでたまったね 
・あと〇ポイントでご褒美だね
といった声かけをこまめにすることで、気持ちと行動のモチベーションを保つことができます。
 
 
次男は、私のこの絶妙な声かけによって自分でポイント対象の行動ができるようになってきました!  
 
 
ポイントカードを使用した取り組みの中で、小さな成功体験を積み重ねたことで、自信を持って新しいことに挑戦する力を育むことができたんです。
 
 

4.「新しいことも怖くない!」小学校に笑顔で登校中

 
 
ポイントカードとご褒美作戦で、やる気を育んできた次男。
 
 
いつしか「自信がないみたいで…」という話を保育士さんたちから聞くことはなくなりました。
 
 
「ご褒美のためにポイントを貯める」ということをしていくうちに、「できた」が積み重なり、「やればできる」に変化。
 
 
日々の小さな積み重ねが、1年経って大きな成長へとつながったのです。
 
 
この春、小学校へ入学した次男は、新しいお友達と楽しく生活しています。
 
 
自己肯定感があがっているおかげで、入学時に心配だった学童からは「問題なくすごせています。順調です」と言われるまでになりました。
 
 
 
 
ADHDの特性を持つ子どもの自己肯定感を高めるには、叱るのではなく、小さな成功体験を積み重ねることが効果的です。
 
 
特性を理解して子どもに合った対応をすることで、ADHDの子どもたちは自信を持って成長していくことができるのです。
 
 
今、あなたのお子さんが自信がなさそうにしているのなら、お子さんの自信をとりもどすために、自己肯定感を育てていく正しい方法を学んでみませんか?
 
 
あなたが正しい方法で関わっていけば、お子さんはきっと素敵な変化をみせてくれるはずです。
 
 
 
 

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執筆者:津路ゆかり
(発達科学コミュニケーション STELLA*Schoolアンバサダー)

 
 
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