うちの子ほかの子となんか違う…ADHD・発達障害とは?判断基準と対応のポイントまとめ

わが子がなんだかほかの子と違う?と感じていたら、発達障害やADHDの特性が関係しているかもしれません。けれどもそう思うのには抵抗があったりしますよね。もし今困っていても、本人を含め正しい知識と対応を知れば、困りごとは強みになります!
 
 

1.なんだかほかの子と違う?子どもだからこんなもん?と思っていた我が子の行動

 
 
わが家の息子は物心ついた頃から「なんだか変だな?」「ほかの子と違うみたい?」と思うことがありました。
 
 
どんなことかというと
・話しているときに目が合わない
・絵本にまったく興味を示さない
・飽きっぽくて1つのものに全然集中しない
・今日のできごとを聞いても「わかんない」しか言わない
などです。
 
 
これらは本人の性格や性質と言われてしまえばそうかもな~ということなので、気になることはあってもそれ以上なにかしようという発想はありませんでした。
 
 
ママ友と話していても「男の子ってそんなもんだよね。」とか「大きくなれば落ち着くよ~。」と言われ、根拠もないのに「そうだよね!」と思っていました。
 
 
 
 
そんな私の認識に転期が訪れたのは息子が年長になる頃。
仲良くしていたお友達が指示を聞けない、集団行動に参加できないので病院に行ってほしいと言われ、「発達障害の診断を受けた」という話を聞いたからです。
 
 
ちょうど息子の園活動をのぞいて「全然話聞いてないし勝手なことしてる…うちの子、問題児じゃん⁈」と感じていたところでした。
 
 
それ以外にもその子と息子は似たところが結構ありましたし、遊んでいるときにその子のことを「障害がある」という風に思ったことはなかったので衝撃を受けました。
 
 
この子が発達障害なの?それなら息子だって…と気になりだしました。
 
 
世の中のお母さんたちも子どもの違和感に気付くのは4~6歳頃が一番多いそうです。
 
 

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2.ADHDとは一体何⁈病気なのか治るものなのか?意外と知られていないこと

 
 
そこで初めて発達障害のことを気にするようになり、注意欠如・多動症(ADHD)を知ったのですが、そのときに思ったのはADHDって一体なに?発達障害とは違うの?うちの子はどれなの?ということでした。
 
 
発達障害やADHDという言葉はだいぶ知られてきていると思いますが、じゃあどんなものなのかということは意外とまだまだ知られていないようです。
 
 
まず、ADHDは発達障害(神経発達症)の中の1つです。
 
 
ほかにも自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)があり、行動・注意力・コミュニケーションの苦手さがあったりします。
 
 
また、知的障害も発達障害の中に含まれています。
 
 
知的障害の場合は、脳になんらかの原因があり知能に遅れが見られる状態のため、生活全般のサポートが必要なことが多いです。
 
 
これらは併発することも多いので、どんな特徴を持っているかしっかり見極めることも大事です。(※一般的にLDと知的障害は併発しないと言われていますが、必ずしもそうとも限らないという研究もあります。)
 
 
 
 
では、ADHDとはどういうものなのか、わかりやすく行動と一緒にご紹介しますね!
 
 
注意欠如・多動症(ADHD)の3つの特徴
①多動性
じっとしていられないので、静かにしなければいけないときや場所でも動き回る
頭の中にどんどん考えが浮かぶので、めまぐるしく会話が変わったり、話し続けるなど
 
 
②衝動性
考えるより先にパッと動いてしまう
いけないことだという認識があっても体が先に動くので飛び出したり勝手に話すなど
 
 
③不注意
ボーっとしていたり、マイペースだったりする
忘れ物が多い、順序立てての行動が難しかったり、集団指示が通りにくいなど
 
 
この3つの特徴は、全部同じくらいというよりはどれかの特徴が強いことが多く、その特徴によって行動も変わります。
 
 
「症」や「障害」とついているので病気なの?と思うこともありますが、発達障害・ADHDは脳の発達が関係していて生まれつきのものなので、病気ではありません。
 
 
また、治るのかな…と考えることもあると思いますが、病気ではないので治る、という表現は適切ではありません。
 
 
生活する環境によって、困りごとが大きくなったり多くなることもあり、逆に環境を整えることで小さくしたり減らせるのが発達障害なんです。
 
 

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3.我が子はADHD・発達障害!と思ったときに知っておきたい対応ポイント

 
 
それでは、子どもがADHDかも!発達障害かも!と感じたときに知っておきたい対応ポイントをお話しますね!
 
 
それはズバリ「子どもが困っていることや、周りが困り感を感じていることが、困らないようにできれば良い」ということです!
 
 
ADHDなのかどうか、というところは知っていた方が特徴として捉えやすいということがありますが、大抵はADHDの特徴のみがある、ということはありません。
 
 
ASDやLDの特徴も持っていたり、併せて過敏さや繊細さなどがある、あるいは知的障害もある、ということもあります。
 
 
 
 
そこで大事になるのが「子どもが困っていることはなんだろう?」という目で見ることです。
 
 
例えば、パッと動いてしまうことは周りからは「今動くところじゃないのに」「うるさい」などと思われやすいので困りごとのように感じますが、本人が気にしていないとしたら困りごとではない、ということです。
 
 
ところがパッと動いて道路に飛び出してしまったり、緊急の場面で勝手に動いてしまったとしたら命に関わることがありますよね。
 
 
これは困りごとになるので、対応してあげた方が良いこと、ということです。
 
 
なぜそうなるのかを観察して、ならないためにこうやってみよう!と本人に伝えたり相談して対応を見つけていけると、困りごとを減らしていくことができます。
 
 
本人の意識で困りごとが減れば、自然と周りも困らなくなりますよね!
 
 
また、周りの人も「こんな理由で困りごとになっているんだ」と知ることで、それに対して意識が変わったり、対応を考えることができます。
 
 
~まとめ~
①発達障害・ADHDは病気ではない
②ADHDとは発達障害の1つで特徴は3つ
 多動性・衝動性・不注意
③ポイントは困っていることを知り、対応策を見つけること
 
 
いかがでしたか?
我が子が発達障害やADHDかもしれない…と思うと不安になったり、嫌だなと感じることもあるかと思います。
 
 
それは、知らないからなんです。
 
 
ADHDタイプの子が困りごとに繋がってしまう行動は、対応を知っていると強みになることが多いです!
 
 
ぜひ正しい知識を持って対応を知り、子どもを伸ばしていってあげてほしいと思います。
 
 
 
 
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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
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