今年は親子バトルなし!ADHDグレーキッズとの楽しい冬休みの過ごし方

もうすぐ冬休みですね!休みの間どうやって過ごそうかと楽しみな反面、子どもを叱る毎日に憂鬱になっていませんか?ADHDグレーキッズに合った方法で、冬休みの親子バトルを減らすための過ごし方をご提案します。
 
 

1.冬休みの子どもとの時間が楽しみな反面、憂鬱になっていませんか

 
 
子どもが冬休みに入るとき、みなさんはどう感じますか?
 
 
私は、子ども達をどこに連れて行こうかなー♪と楽しみです。また、起業家としても年末年始は1年の中で重要な時期なので、自分自身の予定にもワクワクドキドキしています。
 
 
今でこそこんな風に楽しく前向きな気持ちで迎えるお休み期間ですが、注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの長男が荒れて大変だった時期は憂鬱でした。
 
 
・声かけに反応しない
・話を聞いていない
・暴言・暴力が出やすい
などの行動で、毎日学校から電話が来るほどの問題児でした。
 
 
毎日来るトラブルの電話は、自分がきちんと長男を育てていないと責められているように感じられて、かなりストレスでした。
 
 
 
 
だから、お休みに入り電話が来ないことにホッとする自分もいたのですが、家でも荒れまくる長男との時間が苦しくもありました。
 
 
今日こそ1日怒らずに過ごそう!そう誓うのに、やっぱり長男のやることに我慢できずに怒ってしまう…。
 
 
あるいは、今日はちゃんと話を聞いてくれて、スムーズに動いてくれるかもしれないと勝手に期待して、実際にはなかなかそうは行かないことにイライラしてしまったり…。
 
 
その結果、長男の調子も悪くなる…そんな日々でした。
 
 
だから、今子育てが大変だと感じているママにとって長期休みの期間は、子どもへの期待と後悔が入り混じる自分自身のコントロールとの戦いになっているだろうということはよくわかります。
 
 
もし、我が家もそんな状態だと感じた方は、なにもしないままではきっとこの冬休みも同じになってしまうと思います。
 
 

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2.ADHDグレーキッズにお母さんの声が届きにくい理由

 
 
ADHDグレーの子どもたちは
・人の話を聞いていない
・やらなければいけないことになかなか取り組めない
・集中力が続かない
といったことがよく見られます。
 
 
この特徴は、脳の前頭葉という部分の発達の未熟さから来ています。
 
 
そのため、理解力に苦手があって話をきちんと理解できていないということが起こります。
 
 
話されたことの理解が追い付かず返事ができなかったり、行動に移せないため話を聞いていないと思われてしまいます。
 
 
やらなければいけないことをやるために、「よし、やるぞ」という気持ちを働かせるための感情コントロールが苦手なこともあります。
 
 
やりたくないことをやるときは、普段よりエネルギーを使うので余計に取り組むまで時間がかかります。
 
 
また、ほかのことに注意が向いてしまうことで、なかなか一つのことを終わらせることができないこともあります。
 
 
なにかをやっている最中に、ほかの刺激が入ってそちらに意識が向いてしまうためです。
 
 
さらに、普段学校で頑張っているADHDグレーの子どもは、お休みに入って気が抜けているということもあるかもしれません。
 
 
大人でも休みの日はなにもしたくないと思ったり、仕事の日に比べると行動量が減ったりしますよね。
 
 
子どもも気を抜くことでパワーチャージしているかもしれません。
 
 
 
 
だからといって、なにもしなくて良いというわけではありませんよね。
 
 
では、冬休みを楽しく過ごすためにはどうしたら良いでしょうか。
 
 

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3.今年は変える!親子バトルを減らすための冬休みの過ごし方

 
 
私がこの休みこそは!と心に誓って休みを迎えても、結局は後悔を繰り返す状態になっていたのは、状況が変わっていなかったからでした。
 
 
それもそのはず、いくら心に誓っても私自身のやり方も考え方も何一つ変わっていなかったからです。
 
 
そうなるのは当然ですよね。
 
 
そこで私がしたことは、子どもにしてほしいことを一つに絞ることでした。
 
 
ついついお休みの間にあれもやらせたい、これもやらせたいと思ってしまいませんか?
 
 
それに加えて、普段やらなければいけないことは完璧を求めてしまっていないでしょうか。
 
 
それって、子どもにとってはとても大変なことです。
 
 
特にADHDグレーの特性を持つお子さんの場合は、やろうと思ってもやれないこともあるのでなおさらなんです。
 
 
もちろんできているお子さんはそこは維持してもらうと良いと思いますが、普段から声を掛けないと忘れてしまったり、動けないようなタイプのお子さんでしたら、この冬休み中にできるようにすることはこれ!とひとつだけ決めてみてください。
 
 
それ以外は目をつぶってしまいましょう!
 
 
そうすることで、お母さん自身の気持ちも楽になります。
 
 
そして決めたこと以外は、できているところに目を向けて伝えてあげるようにしてください。
 
 
朝ちゃんと起きれたね!
ご飯食べてるね!
もう着替えたんだ!
といったできて当たり前ということでも、できていることを見つけて伝えてみてください。
 
 
そうすると、こどもは「あれ?お母さん、いつもみたいに怒らないな?」こちらのいうことに耳を傾けるようになっていきます。
 
 
冬休み、怒ってばかりの毎日になりそう…そう感じているお母さんは少しでもいつもと状況を変えてみてくださいね!
 
 
冬休みが変わると新学期のお子さんの調子も変わっていくことに繋がりますよ。
 
 
 
 
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
この冬休みはいつもと違うように過ごしたい!と思われた方は、個別相談でご相談くださいね!お子さんに合わせたポイントもお伝えしています。
 
 
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