意外と知らない小学校の実態?我が子が学級崩壊寸前のクラスにいるときの対応

学校で起こっていることって意外と気付きにくかったりしますよね。2学期は学級崩壊が起こりやすい要注意時期、と聞いて改めて振り返ったときに気付いたわが子に起きていた異変への対応と、先生への関わり方などをまとめました。
 
 

1.学級崩壊寸前だった⁈違和感はあったけど気付いていなかった娘のクラスの異変

 
 
2学期中間の11月は、小・中学校の先生たちから「要注意時期」「魔の11月」と呼ばれていることをご存知ですか?
 
 
2学期は行事が多いので、子どもたちがイレギュラーな時間割りや取り組みでの疲れがあったり、大きな行事のストレスから解放されて落ち着かなくなることもあるので、クラス運営に要注意時期という認識があるそうです。
 
 
私自身は、特に大きなイベントである運動会が終わった今くらいの時期は、ホッと一息、子どもも頑張ったあとで落ち着いていくころかなという認識でいましたが、思い返してみると、この時期に娘のクラスで異変があったことを思い出しました。
 
 
そのときのクラスは前年度支援級を担当されていた先生だったので、発達障害グレーゾーンの特性がある娘に対して理解が得られそうだと期待していたクラスだったのですが、2学期の途中くらいから宿題がない日が続いたり、提出物が返って来ている様子がないなど、「あれ?どうしたのかな?」と思うことが増えていたのです。
 
 
また、運動会後に行われた個人面談に行ったときはクラスの生徒数人がまだ下校していませんでした。
 
 
面談保護者である私が入って行っても出て行こうとせず、先生が「もう帰りなさい」と促しても全く指示を聞かないような状態でした。
 
 
話している感じから、先生のことは好きなのだろうなと感じましたが、とにかくふざけた様子で、結局その子たちは下校指示を無視して個人面談が終わるまで廊下に居続けました。
 
 
その後、今度は娘が「最近先生は授業をやらないんだよ。ほかの先生が順番に来て授業をしてくれてる。」と言い出したのです。
 
 
 
 
不思議に思ったものの、休んだりはなく毎日来ていて、授業中も後ろにいるとのことだったので体調を崩していてほかの先生がフォローに入られているとかなのだろうか?と思っていました。
 
 
元々元気で活発な子が多い学年だなとは感じていたので、先生も大変なんだろうなぁと思っていましたが、今考えると学級崩壊寸前だったのかもしれません。
 
 
学校からはとくに連絡もなかったので、まさかわが子のクラスが「学級崩壊かも?」とは思いもしていませんでした。
 
 

\アンケート調査実施しました/

11月はトラブルが多いって知っていますか?教育現場の実態ママ目線の対応のポイント

ズバッと解説しています!▼

 
 

2.クラスの雰囲気がダイレクトに影響する発達凸凹キッズ

 
 
発達凸凹キッズは、環境の変化が苦手でストレスを溜めやすいということがあります。
 
 
それは特性によって、うまく受け取ることが苦手だったり、あるいは字義通り、言葉通りに受け取ってしまって嫌な気分になっていたり、怒ってしまったりするからです。
 
 
周りの環境からの刺激で、調子が良くなったり悪くなったりするのでクラス全体が落ち着きがなかったり、浮ついている雰囲気のときは問題行動が増えてしまうことも多いです。
 
 
実際、発達凸凹を持つ娘は「できない」と言うことが増えました。
 
 
それまでは目立って苦手な科目はなかったのですが、「嫌い」という科目がでてきてひどく拒否したり、イライラしたり癇癪を起こすようになりました。
 
 
理由を聞いてみると
・自分のペースでやれないから
・周りがうるさくて集中できない
・先生に大きな声で文句を言っている子がいて嫌な気持ち
などを訴えて来て、その科目自体のことより周りが気になるのだなと感じました。
 
 
 
 
また、特定の子に作品を壊されたり、墨汁をかけられたり、はさみで髪を切られて帰って来ることもありました。
 
 
驚いて話を聞くと、口に物をすぐ入れちゃう、先生にめちゃくちゃ怒られてもあまり聞いていないなど、おそらく発達の特性がなにかしらあるのではないかなと感じられるお子さんでした。
 
 
娘が言うには、先生たちは毎日その子に怒っていて、「お母さんに電話するよ!」と注意しているとのことで「お伝えしても対応は難しいだろうな、先生も大変そうだな。」と思っていました。
 
 
そのときの私は、娘は学年が上がって学習が難しくなったことで苦手が出てきただけかもしれない、子どもに困ったことをしてくる子も特別対応が難しいお子さんなのかもしれない、と気になることはあってもなんとなくうやむやにしていました。
 
 
今振り返ってみると、クラスの落ち着きがなくなったことで、個々の子たちも好ましくない行動が増えて行ったのではないかと考えられます。
 
 
元々発達凸凹を持っているお子さんはよりそれが出てしまっていたのではないかとも感じました。
 
 

\今日から使える実践テクニック付き!/

▼朝起きてから→夜寝るまでのトラブルタイムを

ゼロにする!脳が育つ会話のルーティーンがわかる!

 
 

3.小学校の先生任せにするのではなくお母さんが知っておきたい我が子の対応

 
 
こんなに荒れていた時期があったのに、私が「学級崩壊寸前だったのかも~」と思うくらいでで危機感を感じていなかったのは、子どもの対応に迷いがなかったので学校でのことをそこまで重視していなかったからです。
 
 
当時は、やる気も落ちていて成績も一度落ち込んだ娘でしたが、家でのフォローと苦手な部分の対応を学校に伝えたことで、苦手な教科にも取り組むことができていました。
 
 
そのときに私がやっていたのは、学校に行きたくない、と言う日は休ませてパワーチャージの日を作る、拒否感のある科目はどれくらいならできそう?と子どもに聞いて、そこまでにしてくださいと先生に伝えるなど、子どもの発達に合わせた対応です。
 
 
この対応をしたことで、登校拒否になったり、勉強をまったくやらないなどにならずに済んだのではないか、と感じています。
 
 
対応を知っていて良かった!と心から思いました。
 
 
 
 
また娘自身も、私と色々話すうちにすぐにちょっかいをかけてくる子への対応を自分で編み出しました。
 
 
それは、「嫌なことをしてきたら相手の良いところを大きな声で10個言う作戦!」
 
 
娘が、普段私がしたり話していることから考えたそうで、それが良いのではないかと感じるんだなと驚きました。
 
 
その結果どうなったかと言うと…相手のいいところばかりを見つけるように意識したことで、嫌で仕方がなかったその子のことが苦手ではなくなったそうです。
 
 
そして、相手の子も娘の良いところを言ってくれるようになって、手を出してくることが減ったそうです!
 
 
娘が自分で対応を考えられたこともですが、娘の対応で相手の子の行動が少しでも落ち着いたことにとても嬉しく感じましたし、私が日々実践しているSTELLA*Schoolのメソッドが効果があることを再認識した出来事でした。
 
 
今の小・中学校の先生は、やることも多い上に、昔に比べて気を遣わないといけないことも増えているような気がします。
 
 
そんな中で一人で30人くらいの生徒を見る、というのは難しいことですよね。
 
 
だからこそ、お母さんがお家での関わりで子どもの状態をなるべくフラットにしてあげることが子どもにとってもベストサポートなのではないでしょうか。
 
 
発達凸凹キッズの対応を先生方にも知ってほしい!という気持ちももちろんありますが、親の立場でわが子のことを理解してあげることができるか、その子に合った対応を選べるか、ということ。
 
 
それが子ども自身で問題を解決する力にもつながり、大人になっても困らない人生を手に入れられるのではないかと感じています。
 
 
 
 
執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
元々上の息子の対応に悩み学びを始めましたが、脳科学の視点での対応がわかっていたことで娘のトラブルや困りごとにも焦ることなく対応できていると感じます。自分の子育ての軸がほしい!と思ったらまずは無料のメール講座から始めてみてくださいね!
 
 
タイトルとURLをコピーしました