ADHDタイプの子育てをするママたちが、新学期に不安や心配事があるという声を受けて実態を知るためのアンケートを実施。アンケート結果を受け、先生へ我が子の特性の伝え方についての分析をしました。
◯調査期間:2025年3月1日〜3月3日(3日間)
◯調査方法:インターネット調査
◯回答者数と内訳:合計92名
Q1:あなたについて教えてください

Q2:お子さんの性別

Q3:お子さんの発達タイプ

Q4:お子さんの年齢

1.95%のママが我が子の進級進学に不安や心配がある‼
まもなく今年度も終わり、新学期の始まりまで1ヶ月を切りました。
この時期に気になり始めることと言えば
・クラス替え
・新しい先生
・友達関係など
・新しい先生
・友達関係など
新しい環境で我が子が良いスタートを切れるか?新しい環境にうまく馴染めるか?
ということではないでしょうか?
ということではないでしょうか?
特にADHDタイプにとって新学期のスタートはとても重要なので、普段にも増して心配や不安になると思います。
そこで今回STELLA*SchoolではADHDタイプの子育てをしているママが、どのような事について不安や心配があるのか?新学期への不安についてのアンケートを実施し、92名の方からご回答をいただきました。
Q5:お子さんの進級・進学に対して不安や心配ごとがありますか?

なんと、約95%のママが進級・進学に対して不安や心配事があるとわかりました。
2.新学期に不安や心配なことTOP5
約95%ものママに不安や心配事がある新学期。
どのような事に不安や心配を感じるのか、当てはまるものを答えていただきました。
Q6:Q5で「ある」と答えた方へ質問です。どのような事に不安や心配がありますか?(複数回答可)

1位 担任の先生 79.5%
2位 友達関係 72.7%
3位 クラス替え 37.5%
4位 新入学、新入園 20.5%
5位 教室の場所が変わる 9.1%
2位 友達関係 72.7%
3位 クラス替え 37.5%
4位 新入学、新入園 20.5%
5位 教室の場所が変わる 9.1%
その他には、行き渋り・不登校、学習面での不安や転校先で支援級にすぐに入れないため通常学級で何に注意すれば良いか、先生にどのように伝えれば過ごしやすくなるか悩んでいるという具体的な回答もありました。
この結果から担任の先生についての不安が一番多いことが伺えます。
昨今は『担任ガチャ』という言葉もよく耳にするようになりました。
担任の先生によって1年間子どもが過ごしやすくなるかどうかが決まる!というイメージがあるので、決まるまでは親としても心配したりソワソワした気持ちになることが想像できます。
とくにADHDタイプの子は担任の先生によって左右するところが大きいので、余計に気になるママも多いことが考えられます。
3.92%のママが先生にお子さんの特性を伝えている
次にお子さんの発達が気になるママが、先生にどのように伝えているかについてお伺いしました。
Q7:今まで担任の先生に子どもの特性について伝えたことはありますか?

Q8:Q7であると回答された方に質問です。先生にはどのような形で伝えましたか?(複数回答可)

今までの先生にお子さんの特性を伝えたことがあるママは92%。
ほとんどのママが先生にお子さんのことについてお伝えしていることがわかりました。
ほとんどのママが先生にお子さんのことについてお伝えしていることがわかりました。
伝え方は口頭で伝えている方が81%
その他
・医師の診断書、セラピストのレポート、メール連絡
・病院の検査結果の資料
・調査記録のような子ども情報を記入する書類
・取説を手書き
・医師の診断書、セラピストのレポート、メール連絡
・病院の検査結果の資料
・調査記録のような子ども情報を記入する書類
・取説を手書き
といった回答がありました。
資料や書面で伝えているママは外部と連携を取った上での記録などが多い印象です。
4.先生との連携に活用できるサポートレター
STELLA*Schoolでは子どもの発達の特性上で苦手なこと・得意なこと・対応策など、要点をわかりやすく伝える先生宛のお手紙として『サポートレター』の活用をオススメしています。
そこで実際にサポートレターを活用して伝えたことがあるママに、サポートレターについて聞いてみました。
Q9:Q8でサポートレターと回答された方に質問です。

なんと100%!
サポートレターを活用された方は皆さんその効果を十分に感じてくださったという結果でした。
サポートレターを活用された方は皆さんその効果を十分に感じてくださったという結果でした。
ではなぜそう感じられたのか⁈理由を聞いてみました
Q10:Q9で「サポートレターを活用して良かった」と回答された方に質問です。どのようなことが良かったですか?(複数回答可)

この回答から、サポートレターを活用したことによって子どもの特性や対応の仕方を伝えたり、理解してもらったことによって先生との連携がうまくいっていることがわかりました。
またその他に
・トラブル時に話しがスムーズに進められた
・担任の先生に、個別支援計画を立ててもらう時に、サポートレターを参考にしてもらえた
・子どもの困りごとを学校に押し付けず、積極的に関わってくれる保護者と捉えてもらえた
・担任のみならず、関わる先生分コピーして渡して連携を取って貰えた
・担任の先生に、個別支援計画を立ててもらう時に、サポートレターを参考にしてもらえた
・子どもの困りごとを学校に押し付けず、積極的に関わってくれる保護者と捉えてもらえた
・担任のみならず、関わる先生分コピーして渡して連携を取って貰えた
という声もありました。
サポートレターは、子どもの特性を理解してもらう以外にもトラブル時の対応や支援計画、担任の先生以外にも同じ内容を共有できるなど、活用の幅が広いことがわかりますね。
またサポートレターを活用したことがない方にサポートレターについてお伺いしました。

今回サポートレターを活用したことがないと回答した方のうち、72%の人が内容がわがれば
活用してみたいと回答されました。
活用してみたいと回答されました。
5.まとめ
このことから、サポートレターを知らなかったという方も、なにかしら先生には伝えたいという気持ちがあることが伺えます。
先生はクラスの何十人もの生徒を一人で見ていることや、発達支援のプロではないので、お子さんの特性を聞いただけでは覚えていられなかったり、対応の応用がきかないことも考えられます。
サポートレターの良いところはその子専用の取説のように使えるので、対応に困ったり、わからなくなった時に見返せるところです。
学校や園に対応をお任せするだけではなく、先生とママが連携することでADHDキッズを双方からサポートしてあげられると良いですよね。
そこで今回のリサーチを元に、今までSTELLA*Schoolでリリースしていたサポートレターを活用するための小冊子を、よりママが先生に伝えやすくできるようにバージョンアップ!リニューアルしてお届けいたします。
新しい先生にすぐに子どもの特性を伝えることで新学期の不安や心配を解消し、いいスタートを切るためにもぜひこちらの小冊子を活用してみてくださいね!
執筆者:村川聡美
(発達科学コミュニケーション アンバサダー)