ちょっとしたことで感情が爆発!大騒ぎする子におすすめの気持ちを落ち着ける「簡単ルール」

なにが嫌なの?なんで騒ぐの?子どもの行動が理解できなくて、𠮟りつけることで何とかしようとしていませんか。どうしていいかわからない子どもの感情の爆発は、「簡単ルール」を作ってあげると落ち着きやすくなります。
 
 

1.なにが嫌なの?ちょっとしたことで大騒ぎになる爆弾のような我が子

 
 
我が家の子どもは、突然、物を投げたり力いっぱい殴ったり、大きな声を出したりすることがあります。
 
 
急に爆弾が爆発したかのように大騒ぎになる様子に、「え?なに⁈」と戸惑うことも多く、まったく理解できませんでした。
 
 
本人にとっては気になることがあったから怒りだしたのかな?という予想はできるものの、じゃあなにが気になったのだろうと考えてもわからない。
 
 
理不尽な怒りに巻き込まれて段々こちらもイライラしてくる、という悪循環に陥っていました。
 
 
 
 
「世の中生きていれば思い通りにならないことなんて山ほどあるよ!いちいち怒らないで!」と怒り任せに感情的に怒鳴って言い聞かせていましたが、子どもに響いた様子はなし。余計に大爆発して大騒ぎになってしまっていました。
 
 
あまりの騒ぎ具合に、外から「うるさい!」とお𠮟りを受けたことも…。近所の人にお叱りを受ける、という事態に親としては恥ずかしいやら申し訳ないやら。
 
 
さすがの子どももそのときは静かになりましたが、また同じような場面になると大騒ぎします。
 
 
他人に怒られたんだしもう二度とやらないよね?と思う親の心とは裏腹に変わらない子どもの行動に、
怒られたこと覚えてないの⁈全然反省してない!と感じて、どう接すればいいのか、どう伝えればいいのかわからなくなっていました。
 
 

\終業式目前!問題行動の指摘に悩むママへ/

病院も療育もダメだった子が、ママの関わり方で困り感改善!伸ばすステップがわかる本(無料)はこちら↓↓

 
 

2.感情が爆発しやすい!発達凸凹キッズが敏感な扁桃体

 
 
こんな風に突然大騒ぎになる子は、実は自分で止められないことが多いです。
 
 
「これはいけないことだ」ということは理解しているので、聞かれれば「良くないと思う」と答えられます。
 
 
ところが、答えられたからと言ってそれが行動になるかというとそれは別物なんです。
 
 
とくに、脳の発達に凸凹が見られる注意欠如・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害(LD)などのお子さんは、状態が軽いと言われるグレーゾーンの場合でもこんな様子がよく見られます。
 
 
なぜそうなるかと言うと、脳の働きが関係していて、その中の1つ「扁桃体」という場所の働きが大きな原因の1つです。
 
 
 
 
扁桃体は、外からの情報をいち早くキャッチして不安や危険を察知するはたらきを持っています。
 
 
これは命を守るためにとても重要な役割で、イライラや、ざわざわした感情が起こることで「これはやめておこう」とか「ここに行くのはやめよう」と思ったりするのです。
 
 
発達凸凹キッズは、この扁桃体が敏感なことが多いので、ちょっとした刺激でも感情が大きく揺さぶられます。
 
 
その上、感情をコントロールする脳の発達が未熟なことも多いので、感情が騒ぎ出すとそれを止めることができず爆発したような状態になってしまうのです。
 
 
爆発したあとは本人も後悔していたり、なんで止められないんだろう…という苦しい気持ちを感じていることが多いので、自分でやめられない、ということを理解してあげてほしいです。
 
 

脳を育てる会話のルーティーンで子育ての質が変わる!

困りごと対応の毎日好きから伸ばす子育てが叶う

 
 

3.不安も解消!気持ちが落ち着きやすくなる簡単でわかりやすいルール化

 
 
そんな風に感情が爆発してしまう発達凸凹のある子どもには、騒ぎたくなったり怒りたくなったときにどうすればいいのかということをルール化しておくのがおすすめです!
 
 
感情が爆発しやすい子は、目次2でお話した扁桃体の働きで不安をより強く感じてしまうことも多いので、先がわからないことで余計に怒りっぽくなっていることもあります。
 
 
周りの対応が、そのときによって変わることで「この間と違う!なんで!」とか「次どうなるかわからない」「自分はこれがしたいのにできない」などと感じるからなんです。
 
 
周りの対応が変わるのは、その場によって臨機応変になっているだけで仕方のないことだったりしますので、これを変えようと思っても難しいですよね。
 
 
そこで、「こうなったとき」という環境条件ではなく「大きな声を出したくなったら」とか「ものを壊しそうになったら」という本人の行動に対して、簡単にできるルールを決めます。
 
 
例えば、
・大きな声を出したくなったら、このぬいぐるみを抱きしめる
・ものを壊しそうになったら、トイレに行く
など、パッとできるものがおすすめ。
 
 
また、本人が落ちつける素材のものにしたり、ほかの人から離れられる場所にするなどの工夫をしてあげるとより効果的です。
 
 
 
 
始めは咄嗟のことなので、すぐにはできないかもしれません。都度、感情が落ちついたときに「こういうときはどうするんだったっけ?」とルールを確認してあげてください。
 
 
段々とルールが浸透していって、こちらから言わなくてもやれるようになったり、自分からルールをつくったりと変化が見られるようになっていきますよ!
 
 
長い目で見守る、という気持ちでやってみてくださいね。
 
 
 
 

今年こそは夏休みの宿題に悩みたくない!と思ったら今すぐダウンロード👇

 

 

YouTube人気動画!ADHDタイプの子の脳を育てる基本の会話がわかる!

 
 
執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
どんな子であっても子どもひとりひとり合う対応は違いますが、とくに発達に凸凹が見られる場合は脳の働きが関係してどうしてもできない!ということがあるので、そこを理解しているかでお母さんの見方も変わって来ます!お母さんが我が子のことをマスターすれば、困る場面でも「じゃあどうする?」が考えられるようになりますよ^^ 
タイトルとURLをコピーしました