ADHDとは?発達凸凹がある小学生の自己コントロール力を伸ばす方法

ADHDの小学生のお子さんがいるお母さんへ。ついつい困りごとに目を向けがちですが、ADHDキッズは周りが対応を変えればどんどん伸びていきます!忙しいママでもできる自己コントロール力を伸ばすための方法をお伝えします。

ADHDとは?

 

皆さん、ADHD(注意欠陥多動性障害)という言葉を聞いたことありますか?

 

知っているという方もいれば、

聞いたことある、

なんとなく知っている

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

ADHDとは、生まれつきの脳機能のかたよりが原因で自己コントロールしにくい障害です。

 

主な症状として

 

・不注意

・多動性

・衝動性

 

があり、わかりやすく書くと

 

・失くし物や忘れ物が多い

・じっとしていられない

・しゃべりすぎてしまう

・順番を待てない

・話終わる前に話し始める

 

など、ここに書いたことはほんの一部ですが、それぞれお子さんによって変わってくると思います。

 

また特性として

 

・多動性、衝動性優位型

・不注意優位型

・混合型

 

があるのですが、人によってどの特性が目立つかは異なります。

 

特に、小学生になると周りの子に比べ落ち着きがないと目立ちやすくなり

「言うことを聞かない子」

「クラスの輪を乱す子」

などと問題児扱いされやすくなってしまいます。

 

しかし、一番困っているのは本人です。

 

「なんでみんなと仲良くできないのかな?」

「どうして怒られちゃうんだろう?」

 

こんな風に深く傷ついている場合があり、同じような経験を重ねると劣等感や自己嫌悪につながる恐れがあるのです。

 

 

要するに、ADHDは

 

自己コントロールできるものではなく、
わざとやっているわけではない

 

ということを理解することが大切なポイントになります。

 

言うことを聞かない子が
驚くほど素直になる!
優しい叱り方がわかります!
↓↓↓

 

治せないけど、伸ばすことはできる!

 

息子が診断を受けたのは年少さんの時で言葉が遅く、多動傾向でした。友だちにかみついたり、順番が守れなかったり友だちトラブルが多かったのをよく覚えています。

 

診断されたあと、「ADHDって治るの?」「この子はどうなっちゃうの?」と先の見えない不安が残りました。

 

とにかく、「順番を守らせよう!」「友だちと仲良くさせよう!」と思った私はガミガミ怒る日が多くなりました。何回言っても、何度もトラブルを起こす息子。どこか、頭の片隅では怒ってはいけないことはわかっているけれどやめられず「また怒っちゃった…」と落ち込んだ日もあります。

 

 

息子が小学4年生になった頃、落ち着いていると安心していたのですが急に友だちトラブルが増えました。そこで初めて「私はこの子とちゃんと向き合えていなかったんだ」と感じました。

 

「何とかしなくちゃ」とネットサーフィンする日々が続いた時、発コミュに出会いました。

 

実は、決断することが苦手なので発コミュを始める時はかなり迷いましたが、個別相談で「今からでも遅くない」と背中を押され「私が変わる!」と講座を受講しました。

 

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実は簡単!小学生のわが子を伸ばした方法2つ

 

ついついできていないこと、困ったことに目を向けがちですが、言い替えてみるとこんな良い所があるんです!

 

例えば

 

・興味が移りやすい

いろいろなことに関心が高く、好奇心が旺盛

 

・思いついまま行動に移してしまう

行動派

 

・直情的

素直で子どもらしい

 

ポイントは

・できているところに目を向ける

・良い言い方に変えてみる

ですね。

 

 

周りが対応を変えればどんどん伸ばすことができます。ここでは、わが子に効果があった対応の仕方をご紹介します。

 

できているところに目を向ける

「肯定しましょう」

「できているところに目を向けましょう」

と書かれているのを目にしますよね。

 

私の今までの率直な感想は

 

・肯定の仕方がわからない

・できているところが見つからない

 

でした。でも、難しく考えなくても大丈夫です。「できているところ」をそのまま伝えればいいんです!例えば

 

・「おはよう」と言ってくれた

「おはよう!」って言えたね

 

・食器を下げてくれた

食器を片づけてくれたんだね!

 

・歯みがきをしている

歯磨きをしているんだね!

 

などできていることをそのまま伝えるだけです。もし、伝えるのが難しかったら「注目やジェスチャー」だけでも効果があります。

 

・今日は〇〇の好きなハンバーグだよ!

・うなずく、OKなどのサイン

 

これだけでも「お母さんは自分のことを見てくれている」と安心することができます。肯定的な注目が多くなると、「この行動をしたら褒められた、うまくいった」と成功体験が増え良い行動につながります。

 

良い言い方に変えてみる

 

ママがとても心配性で仕事内容を間違っていないか何回も確認してしまうということがあるとします。

周りの人は「心配しすぎだよ!」と言って安心させてくれるかもしれませんが、上司が「そこが、強みでもあるよね。それだけ責任感があるということだよ」と言ってくれたらどうでしょうか?

 

このような感じでお母さんも子どもに対して「言葉の翻訳機」を使ってみてください。

 

・中々行動できないが、指示すればできること

「○○の良いところは、言えばすぐできるところだよね!」

 

・衝動的に思ったことを話してしまう

「気持ちが伝えれるって素敵だよね」

 

最初は難しいかもしれませんが、自分がこう言われたら嬉しいという言葉を使ってみるとわかりやすいですね。

 

いつも頑張っているお母さんへ

 

コツコツ習ったことを続けた結果、現在の息子は時々トラブルを起こしますが、素直になれることが多くなり、自分で気持ちを落ち着かせれるようになってきました。「最近友だちに優しいねって言われた」と嬉しそうに伝えてくれたり、友だちと遊びに出掛けるようにもなりました。

 

 

ガミガミ怒ってしまったり、大丈夫かなと心配になったりお母さんは子どものことになると心配がつきませんね。

 

でも、どうか自分を責めないでください。正しい方法をとれば、お母さんも子どももグッと楽になります。

 

皆さんが笑顔で過ごせますように!

 

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執筆者:松田あいり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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