「なんでできないの?」をやめたら変わった!勉強嫌いな小学生に効いたテスト後の声かけ

小学生の勉強嫌いに悩んでいませんか?テストの点数が悪く「なんでできないの?」と責めてしまい、小学2年生の息子は自信を失っていました。ところが、ある関わりをきっかけに前向きに変化し、テストの点数も少しずつ上がっていった実体験をご紹介します。

「やればできるのにやらない…」小学生の勉強嫌いはなぜ?

 

「やればできるのにやらない」

「集中しない・すぐダラダラする」

「宿題になると不機嫌になる」

 

こんな姿を見ると、ついモヤモヤして「なんでやらないの?」と思ってしまいますよね。小学2年生の息子も、まさにそうでした。

 

1年生の頃は「学校楽しみ!」「宿題やる!」と、とても意欲的でした。しかし2年生になると、最初は学年が上がったことを喜んでいましたが、2学期後半になる頃から少しずつ様子が変わってきました。

 

・掛け算が難しくなった

・漢字の画数が増えて覚えきれない

・国語で主語・述語など抽象的な内容が増えた

・「前はできたのに…」という小さなつまづき

 

そんな中、テストの点数も下がり始め、正直、褒めるところが見つからないテストもありました。私はつい「なんでできないの?」「前はできてたよね?」と聞いてしまい、間違い直しもさせていました。

 

しかし息子は「もう学校でやったから!」「またやるの?もういいでしょ!」と怒り、ますます勉強を嫌がるようになっていきました。

 

このままでは勉強嫌いが加速してしまう…

 

そう感じながらも、どう関わればいいかわからず、親子でイライラする悪循環に陥っていました。

 

 

しかし、これは息子の“やる気”の問題ではありませんでした。そして、この状況を少しずつ変えてくれたのが ”自分の考えを言葉にする習慣”だったのです。

 

ここでいう”自分の考えを言葉にする習慣”とは、できた・できないを責めることではなく、「どう思った?」「次はどうしたい?」と、子ども自身の考えや気持ちを言葉にする時間のことです。

 

この関わり方が、勉強嫌いだった息子の気持ちを、少しずつ前向きに変えていくきっかけになりました。

 

この記事ではテストの点数が悪かったときに、勉強嫌いの小学生にどんな声をかけると前向きになれるのか、実体験をもとにお伝えしますね。

 

「勉強しなさい!」
と言わなくても
学習習慣が驚くほど育つ!
↓↓↓

 

実は“やる気の問題ではない”小学生の勉強嫌いの本当の理由

 

「やればできるのにやらない」と聞くと、やる気の問題だと思ってしまいがちですよね。しかし実はこのタイプの多くは、脳の特性(発達の凸凹)が関係しています。これは性格でも怠け癖でもなく、特に発達障害グレーゾーンと言われる子どもに多く見られます。例えば…

 

・取りかかりが遅い

・切り替えが苦手

・面倒だと感じやすい

・一度に複数のことを処理できない

・言葉だけの説明が理解しづらい

 

これらはどれも“やる気がない”のではなく、脳の仕組みから生まれる反応なのです。

 

息子も、宿題を前にすると固まったり、少し難しくなると「もう無理!」と投げ出していました。その姿を見て、私は「やる気がないだけなのかな?」と感じてしまい…

 

「もっと丁寧に書いてよ」

「どうしてわからないの?」

「前はできたでしょ?」

 

このような声かけをしてしまい、息子の気持ちを追いつめていた部分もありました。結果、子どもは自信を失ってしまい、勉強が不快になったり、勉強を避けるという負のループに入ってしまっていたのです。

 

だからこそ必要だったのは、 ”わかりやすい教え方”ではなく、子ども自身が考え、話してもらう時間”でした。

 

\繰り返し書かせなくていい!/
  漢字が書けない子が
スラスラ覚えられる教え方がわかります!
  ↓↓↓

 

テストの点数が悪くても変われた!考えを話してもらう習慣と声かけの工夫

 

息子が勉強に前向きになったのは、厳しい指導でも、長い勉強時間でもありませんでした。変わるきっかけになったのは、テストや宿題のあとに行う振り返って考えを話してもらう時間と、声かけの工夫でした。

 

テストの点数が悪かった日、以前の私は「なんでできなかったの?」「わかってたはずでしょ?」と、つい責めるような声かけをしていました。そのたびに息子は黙り込み、勉強嫌いがどんどん強くなっていったのです。

 

そこで私は、間違いだらけのテストや宿題のあとに、「どうしてこうなったと思う?」「次はどうしたい?」と聞くようにしました。

 

最初に返ってくるのは、「早く終わらせたかった」「急いでた」という理由だけでした。それでも否定せずに、「そうだったんだね」「じゃあ次はどうしたらよさそう?」と声をかけ続けました。

 

すると少しずつ、「次はゆっくりやる」「見直ししてみる」と、前向きな言葉が出てくるようになったのです!

 

 

ここでとても大切だったのがタイミングでした。考えを話してもらおうとした時、「もう終わったんだから聞かないで!」と怒り出すことも正直ありました。

 

そんなときは、それ以上何も言わず、あえて距離を置きました。無理に聞かず、子どもが落ち着くのを待つことです。 すると後から「今なら話せる」と、素直に振り返れる瞬間が出てきたのです。

 

またテストの点数が悪かった日も、点数や間違いだけを見るのではなく、「全部埋めようとしたんだね」「最後まであきらめなかったね」と声をかけるようにしました。すると息子の表情が変わり、「次はここ気をつける」と、自分から話すようになりました。

 

このやり取りを続ける中で、私はある変化に気づきました。息子の中で、「できなかった…」から「じゃあ次はどうしよう」へと、考え方が自然に切り替わり始めていたのです。

 

難しい言葉で考えさせたわけではありません。ただ、責める代わりに「一緒に考える時間」を重ねただけです。 それが、自分で考えて動こうとする力が芽生えた瞬間だったのだと思います。

 

 

さらに、考えを言葉にすることは勉強だけでなく、感情の整理にも役立ちました。「今日はどんな気持ちだった?」と聞くだけで、「疲れた」「楽しかった」と素直に話してくれるようになり、その日の状態に合わせた関わりができるようになったのです。

 

疲れている日は無理をしない、余裕がある日は少しだけチャレンジする。この積み重ねで、「話すとスッキリする」「じゃあやってみよう」に変わっていきました。

 

気がつけば、「今日のテスト見て!」「宿題やってくるね」と、自分から動く姿が増え、結果、なんとテストの点数も着実に上がっていったのです。

 

小学生の勉強嫌いは、決してやる気不足ではありません。脳の特性や自信の低下、関わり方が大きく影響しています。しかしママの関わり方ひとつで、子どもは驚くほど変わります。子どもに自分の考えを言葉にしてもらことは、その第一歩です。

 

「なんでできないの?」ではなく、 「どうしたい?」「どんな気持ち?」と寄り添うだけで、勉強に向かうエネルギーが戻ってくるのです。

 

あなたのお子さんにも、必ず伸びる力があります。そのお手伝いになれたら嬉しいです。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

勉強がわからない!と怒る子の
学習ストレス
根本的に解消する本をプレゼント!
↓↓↓

 

執筆者:前田みづき

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

“できない”が“できた!”に変わる小学生の勉強サポートをわかりやすく解説しています

タイトルとURLをコピーしました