さて、今日は日曜日。
「ひろこ先生の本棚!」
の日です!
毎日頑張ってるママたちに
少し頭を休めて
新しい価値観に出会う日にしてほしい!
そんな思いで、毎週楽しみに
書いています^^
初めて読む方のために説明しておくと、
「ひろこ先生の本棚」コーナーは
私が、小児科医の視点から、
凸凹キッズの母親の視点から、
そして、脳科学と発達診断のプロ!
としての視点から
選りすぐりの1冊をお届けする企画です。
さて私、本日は東京に来ています。
理由はこちらの研修会に出席するため。
私は、「子どもの心」相談医の資格を
持っているのですが
毎年、研修会があるのです。
この研修会、参加は4回目なのですが、
毎回本当に深い学びになるんです!!
「ママカルテ」でたくさんの親子に
現在地を知って行動を変えてほしい!
そのためには
「なるほどね〜〜〜」
と思ってもらえる、信頼できる
専門家としての知識をアップデート
していくことも必要!
ということで、「ママカルテ」や
発コミュトレーナーとしての
お仕事に合わせて、
医師としての学びも継続しています。
なんと、今年の研修会は特別!
今日ご紹介する本の
著者の先生のお話を
この研修会で聞いてきました!
(そのために来たと言っても
過言ではない)
先生の生のお言葉から心震わせた経験も
今日はお話させていただきますね。
本日のひろこ先生の本棚は
こちらの本です!
睡眠専門医が教える!
子供が朝起きなくなった時に
親子で読む本
睡眠専門医
渥美正彦 著
小児科医として働いていると
GWや長期休み明けごろから
「子どもが朝起きないんです」
というご相談をお受けすることが
増えてきます。
メルマガを読んでくださっている中にも、
思春期くらいのお子さんの
「朝とにかく起きない!」
に悩んでいるお母さんが
多いんじゃないかな〜、と思います。
実は、私がこの本に出会ったのは、
「夜眠れない、朝起きられない」
が主症状だった、不登校の中学生の
女の子の患者さんとの出会いがきっかけでした。
これまでの学びで、だいたいの知識は持っていたけど、
それをよりわかりやすくまとめた
この書籍を読んだおかげで、
睡眠の問題に悩む女の子とそのお母さまを
しっかりサポートして、
睡眠の問題を少しずつ解決することが
できたんです。
渥美先生は精神科のドクターですが、
精神疾患だけでなく、
睡眠に関して並並ならぬ知識とご経験を
お持ちの先生です。
ですが、大阪の病院にご勤務のため
皆さんが全員受診することは
できないんですよね。
こちらの書籍では
親子と先生との対話形式でお話が進むため、
まるで実際に先生に
診察室で診療を受けているような気持ちに
なるんです。
昨日のご講演でもまず一番初めに
話されていましたが、
そもそも、子どもが朝起きないのは
異常ではないんだよ。
ということ。
思春期の体内時計は
小さい子どもや大人たちとは
微妙にずれているため、
思春期の年齢の時期に一時的に
睡眠時間がずれるのは、
必ずしも異常じゃないんです。
そんな話から始めると、
お子さんもしっかりお話を
聞いてくれますよ。
私が、この本の中で、
そして、実際に生の先生のお言葉から得た
一番心震えた言葉はこちら。
「朝起きられない子どもは
ダメな人じゃない
勇者なんだよ」
というお言葉です。
みんなが寝静まっている夜
もし敵が襲ってきたら?
そんな時、
みんなが寝ている間に起きている勇者が
敵をやっつけて
みんなを守ってくれる。
そんな風に考えられたら、
朝起きられないことを叱ったり
起きられない子を責めたりすることなく
「こうしたらいいよね」という
優しい対話を通じて
問題が解決していけますよね。
発達凸凹のお子さんの気持ちを
こんな優しく、クスッと笑えるような言葉で
表現できる人に
私もなりたい!って思いました。
渥美先生は、睡眠や発達障害についての
Youtubeチャンネルも開設しています。
ご興味がある方は是非
チェックしてみてくださいね!
今日の1冊は
勇者を産み育てているお母さんへ
届けたい!
睡眠の問題で悩んでいる親子のための
バイブルをご紹介しました。
毎朝のバトルをクリアしたい方は
是非是非親子でおよみくださいませ。
それでは~