専門家は「ママ」じゃないから

 

 

先日の記事でお伝えしたのが

「発達支援は子どもじゃなくて
お母さんに届けた方がうまくいく!」

 

というお話。

 

 

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「ママの背負うリュック、重すぎませんか?」

ママの背負うリュック、重すぎませんか?
発達凸凹キッズの子育てで一番辛いのは「社会的孤立感」。つまり、1人で子育てしていると感じることが、ママのメンタル状態の落ち込みに関係しているんです。ママが背負うそのリュック、一度下ろして、私と一緒に整理し直してみませんか?発達凸凹子育てに大切なのは「仲間と集うコミュニティ」と「子育てに伴走してくれる人」なんです。

 

 

この考えを持つようになった
きっかけの1つが
児童相談所での勤務なんです。

 

 

私は、月1回、児童相談所で
嘱託医として勤務しています。

 

勤務し始めて、
もう10年ほどになります。

 

 

先日、こんなケースがありました。

(個人情報保護のため、
少し背景を変えてお伝えしますね)

 

 

保護されたのは
小学生と保育園生の姉妹。

 

2人はご家庭の事情で
おばあちゃんに育てられています。

 

 

お家や学校での問題行動が増え、
おばあちゃんが限界になってしまって
大声で暴言を言っているのを
通告されて

 

子どもたちは一時保護になりました。

 

 

 

発達検査の結果、お姉ちゃんには少し
発達凸凹は見られましたが、

 

おばあちゃんも反省しているので
近々自宅に帰ることに
なっています。

 

この子たちに、どんな支援を
入れてあげたらいいでしょうか?

 

というケースでした。

 

 

もちろん、子どもたちへの支援は必要。

そのことについては
具体的な提案をしましたが、

 

「だけど、このおばあちゃんも
すごく頑張っていて

 

おばあちゃんに対する支援が
絶対必要だと思うんですけど。

 

その辺はどうなりますか?」

 

と聞いたとき、

児相の職員さんは頭をひねって

 

「うーん、直接的な
おばあちゃんへの支援は難しいですね。

 

時々様子確認でお話聞くことは
あるかもしれません」

 

と答えられました。

 

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児童虐待の現場では、
虐待を受けてしまう子どもや
その親御さんに
発達の特性がある場合も多い。

 

 

お子さんの場合は、
発達特性のように見えても

それが長期にわたる虐待や
愛着障害の結果である場合もあるので、
一概には言えませんが、

 

虐待をしてしまう親御さんにとって
「育てにくい子」である場合が
多いんです。

 

 

児童相談所では、
保護されたお子さんに対して
心理発達検査など、様々な
アセスメントを行います。

 

そして、私のところに回ってくるときは

「このお子さん、発達に特性が
あるんじゃないか?って思うんですけど
いかがでしょうか?」

 

という場合がとても多い。

 

 

お子さんの特性に対して
どうアプローチしたらいいのか、
どんな支援を入れていけばいいのか。

 

それをお伝えしたら、
次に私が必ず伝えていることは

「お母さんのサポートはどうされますか?」

という言葉です。

 

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だけど、その私の言葉に対して

児童相談所の方はほとんど
こうおっしゃいます。

 

「お母さんに対する
直接的な支援は・・・

時々連絡して状況を聞くくらいですかね」

 

場合によっては
ペアレントトレーニングなどを
実施されるケースもあるようなのですが、

 

家庭復帰後は、
担当の保健師さんや
スクールカウンセラーさんに
支援をお願いする形をとっているそうです。

 

そう、お母さんを直接
支援するしくみが
ないんです!

(今は少しずつ、お母さんを支援する
取り組みがされてきている児童相談所も
増えてきています)

 

 

そのお話を聞くたびに

 

「それじゃあ、頑張っている
お母さんを支援するしくみは
ないってこと?」

 

「それじゃあ、
またいっぱいいっぱいに
なってしまったら
虐待がおこってしまうんじゃないの?」

 

「今度は、子どもが一時保護に
ならないために
お母さんにさらに思い荷物を
背負わせてしまうんじゃないの?」

 

と、思ってしまうんです。

 

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虐待、という、もしかしたら

みなさんが聞きたくない言葉を使って
説明してしまったけど、

 

これは発達凸凹育児でも
同じことだと

いつも思っています。

 

 

子どもの発達に悩んで相談に行く。

 

そこで、今の問題点を
指摘される。

 

支援策を提示される。

 

その結果、場合によってはお母さんが
頑張らないといけないことが増える

 

 

もちろん、適切な支援をうけることで
お母さんが楽になる部分もあるかも
しれないけど、

 

「こうしましょう」と提案された
ことを頑張るのは
やっぱりお母さん。

 

 

相談した結果、
しんどいお母さんの気持ちは
楽になるどころか

 

もっともっと
しんどくなる場合だってある。

 

 

しかも、お子さんの課題ばかりを
指摘されて
実際どう対応したらいいのか、
具体的に説明されないこともあるんです。

 

「様子をみましょう。
また困ったらきてくださいね」

って言われちゃったら、

 

相談したお母さんのお悩みは
全く解決しなかった
ということにだって
なりかねないんです。

 

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そんな発達支援で
いったい誰が救われるの?

 

じゃあいったい、
どうしたらいいっていうの?

 

これは実際、
わが子のことを相談に行ったとき、
私が感じた疑問でした。

 

 

 

どこに行っても解決しなかった悩みが、
発コミュでは解決された。

 

 

それはひとえに、

 

お母さんがやることを具体的に
学ぶことができた環境と、

 

その学びを家で実践するために
寄り添ってくれたトレーナーさんの姿勢。

そこにつきます。

 

 

お医者さんや学校の先生、
スクールカウンセラーさん

いろんな専門家がサポートしてくれる
けれど、

 

やっぱりその人たちは

「ママ」じゃない。

 

凸凹キッズの子育てをしたこともなければ、

うちで毎日起こる、
さまざまなトラブルだって
知らないんです。

 

 

発コミュのトレーナーは
私を含めて皆、

 

どん底の育児を経験してきた。

 

そして、そのどん底の育児から
発コミュで抜け出してきた。

 

その経験があるからこそ、
ママたちに寄り添い、
アドバイスをすることが
できるんですよね。

 

 

私は、発コミュをやることで、
まずはお母さんが楽になること。

そして、その結果
お子さんが楽になること、を目指して

いつも発コミュを伝えています。

 

 

発達支援は
お母さんにフォーカスした方が

絶対にうまく行く!

 

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そんな考えを世の中の当たり前にすること。

それを、私からどんどん
発信していきたいと思います。

 

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