集団行動が苦手な理由はこれ!授業中の立ち歩きの原因と診断のタイミング

「授業中に立ち歩く」「先生の指示を聞けない」「じっと座っていられない」こうした集団行動の苦手さが目立つと、学校では「問題児」として見られてしまうことがあります。先生からも「お薬を試してみませんか?」と言われ、悩んでいるかもしれません。そんなお母さんに向けて、集団行動の苦手、特に立ち歩きの原因と診断のタイミングについてお伝えします。

「問題児」じゃない!「集団行動が苦手」の背景にあるもの

 
「授業中に立ち歩く」「先生の指示を聞けない」「じっと座っていられない」…
 
 
こうした集団行動の苦手さが目立つと、学校では「問題児」として見られてしまうことがあります。最近、小学1年生のお子さんを持つお母さんで「立ち歩き」のお悩みを訴えて相談に来られる方がとても多いです。
 
 
実際、私の元にも「うちの子だけが授業中に立ち歩いてしまう」という相談が多く寄せられています。
 
 
先生からも「お薬を試してみませんか?」と言われることもあるでしょう。ですが、ここで焦ってしまう前に、まずは立ち歩きの原因をしっかり理解することが大切です。
 
 
4月の進級の時期。次の学年は好スタートを切って子どもに自信をつけてあげたい、というお母さんに向けて、集団行動の苦手、特に立ち歩きの原因と対応策、診断のタイミングについてお伝えします。
 
 
 
 

ADHDとは限らない!授業中の立ち歩きの真の原因

 
集団行動の苦手や立ち歩きの原因としてよく知られているのが、ADHD(注意欠陥・多動症)です。
 
 
ADHDの特性として、不注意(集中できない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いついたらすぐ行動)が挙げられます。よく言えば元気で好奇心が旺盛なんです。
 
 
これらの特徴があるお子さんは、集団生活の場で自分のやりたい気持ちを抑えることができず「座っていたいけど、どうしても動いてしまう」といった状態になりやすいのです。
 
 
しかし、立ち歩きの原因はこれだけではありません。他にもさまざまな理由で立ち歩くことがあります。
 
 

感覚過敏・感覚鈍麻

    • 椅子の感触が不快でじっと座っていられない。
    • 体を動かすことで安心感を得ている。
 
 

視覚・聴覚の問題

    • 黒板の文字が見えづらい。
    • 周りの音が気になりすぎて集中できない。
 
 

授業内容への興味の低さ

    • 「つまらない」と感じてしまい、他のことに気が向く。
    • 達成感を感じられず、注意が散漫になる。
 
 
このように、子どもが立ち歩く理由は一つではありません。「ADHDだから」「性格の問題だから」と決めつけるのではなく、まずはお子さんの状況をしっかり観察することが大切です。
 
 
 
 

放置しないで!立ち歩きを見過ごせない理由

 
立ち歩きを放置してしまうと、次のような影響が出てくる可能性があります。
 

先生や友達から注意されることで自己肯定感が下がる

「また立ち歩いてる」と言われ続けると、「自分はダメな子なんだ」と思い込んでしまうことがあります。

 

友達関係に影響が出る

友達から「ルールを守れない子」と思われたり、からかわれたりすることも。
 

学習の遅れが出る

授業に集中できず、学習の理解が追いつかなくなることも。勉強ができる、できないの問題というより、「自分は勉強ができない」と勉強面でも自己肯定感が下がりやすくなってしまいます。
 
 
また、適切な対応がされないまま立ち歩きが続くと、周囲の大人の対応次第では「怒られる→反発する→ますます問題行動がひどくなる」という負のスパイラルに陥ることもあります。
 
 
だからこそ、様子見をせず、立ち歩きの原因を見極め、適切な対策を取っていきましょう!
 
 
 
 

ADHDキッズの立ち歩きも良くなる!

私は、小児科医でもありADHDの診断を受けた子どもの母でもあります。小4ADHD長男が小1の頃立ち歩きで悩み、「がんばりカード」で立ち歩きをズバッと解決した経験があります。
 
 
がんばりカードについてはこちら
低学年凸凹キッズの学校トラブルはほめることでゼロになる!子どもの「できた!」を積み上げる「がんばりカード」BOOKリリース!
立ち歩き、友達トラブル、話を聞けない。低学年の学校トラブルは「ほめて」解決できる!親子でたった3つの目標を決めるだけで学校トラブルが魔法のようにゼロになる、「がんばりカード」をお伝えします。
 
 
そして今、小1次男も同じように集団行動の苦手さが見え始めました。授業中の立ち歩き(教室に入らず運動場でサッカーをしている)がなかなか止みません。先生方と連携して、本人なりに少しずつ、少しずつ。教室に居られるようになってきています。
 
 
 
そんな、息子たちの立ち歩きに頭を悩ませたことがある私だからこそ、
 
「立ち歩きって、いろんな原因があるんだよ!」
「立ち歩きってこんな風にして解決できるんだよ!」
ということをお伝えしていきたいと思っています。
 
 
次の章では診断を迷うなら受ける前に試してほしい、3つの対策をお伝えしていきますね。
 
 
 
 
 
 

診断を迷うなら受ける前に試してほしい!効果的な対策3つ

 
診断やお薬をすすめられても、すぐに決断する必要はありません。まずは次の3つの対策を試してみましょう。
 
 

環境を調整する

    • 椅子のクッションを変えてみる。
    • 席の位置を前の方や先生の近くにしてみる。
    • 落ち着けるスペースを用意する。
 
 

子どもに合ったルールを作る

    • 「〇分は座る→少し体を動かしてOK」といった具体的なルールを決める。
    • 「がんばりカード」などで、できたことを可視化する。
 
がんばりカードについてはこちらを参考にしてください!
低学年凸凹キッズの学校トラブルはほめることでゼロになる!子どもの「できた!」を積み上げる「がんばりカード」BOOKリリース!
立ち歩き、友達トラブル、話を聞けない。低学年の学校トラブルは「ほめて」解決できる!親子でたった3つの目標を決めるだけで学校トラブルが魔法のようにゼロになる、「がんばりカード」をお伝えします。
 
 

学校と連携する

    • 先生と情報共有し、子どもが落ち着いて学べる方法を一緒に考える。
    • 「どうしたら座っていられるか?」を先生と話し合い、無理なく取り組める対策を提案する。
 
 
これらの工夫で改善が見られれば、診断やお薬に頼る必要はないかもしれません。一方で、対策しても改善が難しい場合は、一度専門機関に相談するのも選択肢の一つです。
 
 
なぜお薬が有効と考えられているのか?こちらの記事で詳しく説明しています。
【立ち歩きを科学するDay1】「不注意・多動・衝動性」が原因の授業中の立ち歩き
立ち歩きに悩むママのための特集です。
 
 

立ち歩きの原因を見極めて、最適な対応を

授業中の立ち歩きにはさまざまな原因があります。「ADHDだから」と決めつけず、まずはお子さんの行動をよく観察し、原因を見極めることが大切です。
 
 
そして、環境調整やルール作り、学校との連携といった対応を試しながら、お子さんが安心して過ごせる方法を見つけていきましょう。
「うちの子、どうしても座っていられない…」「集団行動が苦手」と悩んでいるママも、今日からできることを少しずつ試してみてくださいね!
 
 
 
診断が不安、お薬にはなるべく頼りたくないお母さんは私のところに相談に来てくださいね!
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この記事を書いた人
森博子

医師・小児科専門医・子どもの心相談医
児童相談所嘱託医/熊本市教育行政審議員(2023~2025)
親子のミカタオンラインクリニック院長

熊本大学大学院医学教育部修了。大学病院勤務時代は新生児を専門とし新生児集中治療室(NICU)にて勤務。長男の発達障害診断をきっかけにクリニック勤務医となる。2020年より発達科学コミュニケーショントレーナーとして活動。2022年に親子の未来を創る発達診断「ママカルテ」を開発、同年12月に熊本で初めての発達診断専門オンラインクリニックを開院、国内・国外からの親子の発達相談に従事する傍ら、保護者向け・専門家向け研修や講演講師活動も行っている。

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