「俺最強だから!」に惑わされていました

 

さて、今日は前回の続き。

学校に行けなくなった小4ADHD長男に
がんばりカードを使ってみた!

の続きのお話になります。

 

 

昨日のメルマガを読んでいない方は
まずこちらのバックナンバーからどうぞ

 

子どもの本音を知ったらいてもたってもいられなくなった

薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
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「自分のことを好きだと思える」

「自分が自分で良かったと思える」

「ダメな自分のことも認めてあげる」

 

 

そんな感情のことを
「自尊心」と言います。

 

 

色々な研究から、

もともと日本人の子どもたちは
海外のお子さんと比較して

「自尊心」が低めと言うことが
わかっています。

 

しかも、発達凸凹を持つ子どもたちは
さらに自尊心が低いことがわかっているんです。

 

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ですが、
目に見えて「自信がなさそう」に
見えるお子さんならわかりやすいのですが、

 

 

特にADHDタイプのお子さんでは

自信がない時ほど

「俺ってすごいから!」

という「虚勢の自信」を見せることが
多いんです。

 

自分ができないところを
認めたくない
から、

自分の心を守るため
そう言っているのですが、

 

それを周りの人が聞くと

 

「できてないのに俺すごいってなんだよ(怒)」

「そんなこと言う前にちゃんとやりなさい」

 

って思われちゃうんですよね。

 

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お子さんには
そんなところ、ありませんか?

 

 

 

うちの長男もそうでした。

お友達に「リーダー変われ」って言われても
凹んだり、泣いたりするでもなく

 

 

その子に対して

「どうせあいつなんか馬鹿だから
付き合うだけ無駄だし」

と言っていたんです。

 

 

だけど、息子の心はおそらくズダズダだった。

そのショックを、「怒り」という形でしか
表すことができなかった。

 

そんなことが、「ママカルテ」から
見えてきたんです。

 

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それから約2週間、息子は学校をお休みして
家で好きなことだけをやりました。

 

 

ずーっとゲームや動画を見るのかな?と
思っていましたが、

そうでもなくって、

 

気が向いたらくもんの学習を進めたり

 

大好きな宝石のことを研究して
プレゼンを作ったり
(100枚超の大作!スライドを
毎晩寝る前に見せられました笑)

 

お風呂洗いを頑張ってくれたり

 

動画で見つけた美味しいお料理を
一緒に作ったり。

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私は、それに付き合いながらも、
一生懸命先生に、息子の本音を
伝え続けました。

 

 

週2回、息子の気が向くときには
夕方みんなが帰ったあと、

先生と話しに学校に行きました。

 

 

そして、2週間が過ぎる頃には
「来週から学校行こうかな」

と自分から言うまでになったんです。

 

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ですが、その後学校には通うように
なったものの、

教室に居られる時間はほとんどなく、

 

1日の大半を
図書室か中庭で過ごしていました。

 

そしてそのまま
夏休みに入ってしまったんです。

 

 

 

夏休み。
担任の先生と教頭先生との
面談がありました。

 

 

私は、

「もしかして、支援級に行った方がいいって
言われるのかもしれないな。

 

だけど、今の息子に必要なのは
息子の全部を受け入れた状態で
お友達と一緒に成長することだ!」

 

 

そう心に決めていたものの、
ちょっとおびえながら
面談に臨んだんです。

 

 

ですが、面談で言われたのは、

先生も教頭先生も、
学校の教員みんなで長男くんを見守りたい。

 

教室に入れないなら、学校の中で
居場所を作ってあげたい。

 

もしかすると時間がかかるかもしれないけど、
6年生になって卒業する頃には

クラスのみんなと
この小学校で頑張って良かったな、
って笑っててほしいんです。

 

 

そんな言葉だったんです。

 

 

長男の頑張りも、
私が一生懸命長男の本心を伝えたことも、

先生方は全て受け止めて
いてくれているんだ。

 

それが伝わり、
涙したことを覚えています。

 

 

その面談で、先生方と
「じゃあどうする?」

を話し合っていたときに、

1年生の時長男が使っていた
「がんばりカード」の話題が出ました。

 

 

すると担任の先生が、

 

「がんばりカード、いいと思います。
それ、使ってみましょうよ!」

 

とおっしゃいました。

 

 

私はとっさに

「いや、あれは低学年用に作ったから、
長男に使えるかな。。。」

 

と言う言葉が出てしまいました。

 

 

けれど、今の長男は
学校生活に自信をなくしている。

 

学校で頑張ったことを
家で、大好きな私に褒めてもらえることで
長男の自信を増やしてくれるのかもしれない。

 

 

そう思いなおし、
「やりましょう!」

と言うことになりました。

 

 

またまた長くなってしまったので、

続きはまた次回。

 

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