【DAY5】発達凸凹キッズ、自立のその先へ向かう未来のお話

 

先日からお届けしている
保存版
「子どものホンネ、親のホンネ」

 

いよいよ第5回、最終回です。

 

 

今日は、「親子のホンネ」を素直に
出し合える
親子になったら

こんな未来が待っているよ、という
未来のお話をさせてください。

 

 

 

「ママカルテ」の個別相談では、

親子がしっかり
分かり合えるようになったら

お子さんの未来は
どんな風に変わると思いますか?

 

という未来のお話をしています。

 

 

その中で、ほぼ必ずと言っていいほど
出てくるワードが

「自立」

 

 

多くのお母さんが
「わが子に自立してほしい」
っておっしゃるんです。

 

 

では、自立するってどんなこと?
自立するためにどうしたらいいの?

そう聞くと

「自分でちゃんとした仕事をしながら
生きていけるようになってほしい。

どうしたらいいのかはわからない。」

と答えられます。

 

 

お母さんたちは、様々な特性を持つ
発達凸凹のわが子の将来がいっつも不安。

 

だけど、どんな未来が待っているかを
知らないから
「不安」なだけなんです。

 

そんなお母さんたちに、私はいつも

「不安なのは知らないから。
まずはお母さんが、
お子さんにどんな未来が
待っているかを調べてみよう」

お話しています。

 

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そう伝えて
実際に行動にうつしてくれる方は
1割にも満たないんじゃないか。

 

そうは思いますが、

 

中には「ママカルテ」を受け、
お子さんのホンネを
知ったことをきっかけに

 

「長く不登校状態の娘の進路を
真剣に調べてみました。

そうしたら、素敵な高校が見つかった

 

そこにまずは私だけ見学に行き、

今度は娘も一緒に
見学に行くことにしました。」

 

とメッセージを下さったお母さんもいます。

わが子の未来のために
すでに動き出しているお母さん
いるんです。

 

 

私だって、わが子の未来が心配で、
「ちゃんと自立してくれるかな?」
と心配する
母親の一人です。

 

 

ですが、私は、息子の未来のことを
色々と調べているので、
不安はだいぶ少なくなっています。

 

自立の重要な要素の一つが「就労」

 

発達障害の診断がある場合は

「就労支援」という福祉的なサポートを
受けることが
できます。

 

ですが、みなさんはもしかして、
福祉的な就労の当たり前を

 

「安い賃金で、簡単な仕事ばかりをさせて
やる気がでない職場で働くんでしょ?」

 

な〜んて思っていませんか?

 

 

確かに、ネットで
就労支援のことを調べると

「働けるだけいいでしょ?」

と言われているみたいな気になる
情報サイトも
多々あります。

 

ですがこんな素敵な会社があることを
みなさんはご存知でしょうか?

 

虫好きの自閉症の子たちが
昆虫や植物を育ててそれを売る。

1日の売り上げが10万円あるから
「就労継続支援B型事業所」
なのに
最低賃金も払えてる会社

名古屋にある人気の昆虫店


世界の植物と昆虫のお店「APERO HYLE』

 

https://n-fukushi.jp/info/news20210713

 

 

社員の7割以上が発達障害。
利益を出していくことを本気で追求する
ゲーム事業を展開する
「グリー」の特例子会社 

グリービジネスオペレーションズ

 

https://corp.gree.net/jp/ja/6degrees/2022/05/01.html

 

 

失われていく伝統工芸の技術継承と
企業の社会的責任活動
障害者の特性を生かし


社会で活躍するきっかけを応援する
「三方よし」の取り組み

 

伝統工芸と福祉の連携モデル「DenPuku」

 

https://biz.kaien-lab.com/service/denpukufc/

 

 

いかがでしょうか?
この3社を知っただけで

みなさんの持つ
就労支援の当たり前は
覆されるのではないでしょうか?

 

 

これからの時代は、発達凸凹キッズが
自分の「強み」を生かして
活躍していける、
そんな場所が
どんどん増えてくる時代。

 

 

そんな未来がやってくるのに、
いつまでもわが子の「苦手」に注目して
苦手を克服するサポートばっかり
やっているなんて
もったいない
って思いませんか?

 

 

お母さんに見てほしいのは

 

もがき苦しんでいる
わが子の「今」だけじゃない。

 

そのトンネルを抜けた後の「未来」の姿。

 

 

そして同時に、
その未来が来た時、
母親である自分とお子さんが
どんな関係でいたいか、ということ。

 

 

私は、どんな親子も、
お互いの本音を知って
応援しあえる関係であってほしいと
願っています。

 

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昨年9月、このようなニュースが
流れました。

 

 

「障害児は分離され、
通常の教育を受けにくくなっている」

国連、日本政府に“分離教育”やめるよう要請

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_631bf906e4b082746bdfe371

 

 

2022年9月9日。

国連の障害者権利委員会は、
日本で行われている
「障害児分離」である現行の
特別支援教育をやめるよう、
日本政府に強く要請しました。

 

このニュース、いまだ記憶に
新しい方もいるかもしれないですね。

 

 

ですが、私は、このニュースの裏にある
こちらのニュースに注目しました。

 

国連も驚いた!
日本の障害者ら100人が
大挙してスイスへ

「政府より私たちの声を聞いて」と
必死の訴え 

https://nordot.app/937182926907359232?c=39546741839462401

 

 

日本から遠く離れた
スイスのジュネーブで行われた審査会に

日本の障害者や家族、支援者が
「当事者の声」を届けるため
なんと約100人も参加したんです。

 

 

文部科学省が言っていることと
現実があまりにも違うから。

自分たちの「声」を届けたい!

 

 

自治体や学校側が
特別支援学校を進めるから、
本当は普通学校に行きたかったのに
諦めた経験がある。

 

 

「特別支援学校を選ぶ人が増えているのは
日本では普通学校で
十分な配慮を受けられないことが
理由なのではないか?」

 

 

そんな当事者たちの「声」が
国連にも伝わったから、

先ほどのような勧告が
出たのだと思います。

 

 

私は、このニュースの中にある
この言葉が

ものすごく心に刺さりました。

 

「バリアフリーが進んだから
障害者が外に出るように
なったんじゃない。

 

障害者が外に出たから
バリアフリーが進んだんだ

 

 

そして、このニュースから

「ママカルテ」を広げていくことが

お互いに理解することが難しい
親子間だけでなく、

先生や学校との間をつなぐ架け橋になる!
と確信しています。

 

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私が、わが子とともに叶えたい未来。
それは、こんな姿です。

 

大人になって家を出た息子たちが
月に1回実家に帰ってくる。

大好きなすき焼きを
家族4人でつつきながら、

長男が
「今こんな仕事しててさ〜!」って
目をキラキラさせながら語る。

 

負けじと次男も
「俺もこんなこと今やってるんだ!」
って語り出す。

 

そんな子どもたちを温かい目で見つつも

「お母さんも、今度こんな事業を
やってみようと思ってるんだ〜」

「お父さんはこんなことやってるぞ」

って、夫婦で応戦する。

 

家族みんなが、自分のやりたいこと、
やっていることを
堂々と語り合う。

 

そんな家族になりたい。

 

 

そして、この姿はそのまま、
私の大切な生徒さんや、
「ママカルテ」を受けてくださった
全ての
ご家族におとずれてほしい
未来の姿なのです。

 

 

今日まで5回にわたり

いろんな「親子のホンネ」について

お話してきました。

 

 

みなさんにとって、
新しい当たり前を
得る機会になったなら嬉しいし、

 

いやいや、そんなの
理想論でしょ?っていうご意見も
あると思います。

 

ぜひみなさんのご感想を聞かせてほしいな。

 

 

私には夢があります。

 

親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」を通じて、

 

「受けた後に辛い思いになる発達診断」
ではなく、

「受けた後、笑顔があふれる発達診断」
を届けていくこと。

 

 

今は「夢」でしかないかもしれないけど、
こんな世界を創ることができたなら、
きっと発達凸凹キッズとお母さんの
未来を
明るくできるはず。

 

 

毎回毎回、思いが溢れて
長文になってしまった記事を
全て読んでくださったなら、

こんなに嬉しいことはありません。

 

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これからも、わが子の明るい未来を
迎える準備をしながら

 

発達凸凹子育てを

一緒に頑張っていきましょう!

 

 

それでは^^
最後までお読みくださり
ありがとうございました。

 

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