今日のタイトル。
「嫌だった」だけ。
気になりますよね〜〜〜。
先日、私のところにご相談に見えた
ご両親のお話です。
このご家庭のお悩みは
子どもたちが言うことを聞かない。
大人のことをなめている!
と言うもの。
幼稚園児の長男くんは
すっごく賢い子。
だけど、大人から押し付けられるのが
嫌いです。
そのお子さんに対して
パパはThe昭和!なしつけパパ。
特に、食事についてはとっても厳しくて
普段から
・何分以内に食べないといけない。
・食事中喋らない
など、いろんなルールを
お子さん方に守らせようと必死でした。
ある日、いつものように厳しくしつける
パパに嫌気がさしたのか、
食卓で、一度口に入れたものを
出したり入れたりしてしまったお兄ちゃん。
それをみて
妹ちゃんも真似をする。
「ちゃんと食事をしないとダメだよ」
「大人になってから困るよ」
そんな言葉をかけていたお父さん。
もちろんそれで解決するわけもなく、
お父さん、我慢できなくって
二人に平手打ちを
してしまったとのことでした。
そこで、息子さんとの関係は険悪に。
叩いてしまったことを、パパは
しっかり反省していて、
「今回のことが起こってしまったのは
僕が子どもたちの気持ちを
わかってあげなかったから。
僕のしつけの仕方が
悪かったから。
だから、これからは怒らずに我慢して
子どもの意見をしっかり聞きます」
と私におっしゃいました。
私の返事は、
「お父さんは、それで本当に
解決すると思いますか??」
と言うもの。
我慢して怒らないようにする。
そんなことができるなら、
私だってとっくの昔に
怒りの感情を捨てられています笑
しかも、「我慢して」と言う言葉には
・叱るパパがいけないから「我慢する」
・叱られるようなことをするわが子が
悪いけど、叩いたらダメだから「我慢する」
という、
どっちかに非があるという本音が
隠れています。
だけど、今回起こってしまったことは、
パパが悪い、子どもが悪い、と言っていても
解決できないんです。
私はそのあと、パパさんにこう言いました。
「子どもが口から
食べ物を出し入れすること。
お父さんが嫌だったんでしょ??
だったら、ただ
『お父さんは嫌だったよ』
それだけでいいんです。
しつけとか、ろくな大人にならないとか、
そう言う他人目線の言葉は
子どもたちには届きません。
お父さんが嫌だった。
お母さんが嫌だった。
そう言われると
大好きなママとパパを困らせているんだ、
ってお子さんに伝わりやすいんですよ。」
私の言葉を聞いたお父さん。
はじめは目が点。
でもすぐに、
「そっか、、、僕が嫌だったのか」
とつぶやき始めました。
子どもたちを叱るとき、
「そんなことしてたら
みんなに嫌われるよ」
「そんなこと言ったら
みんなに嫌がられるよ」
そんな言葉をかけることありませんか?
だけど、その
「みんな」って誰でしょうか?
誰かが嫌だって思ってるんじゃない。
実はママ・パパが「嫌」なんです。
人のせいにしないで
本当は、ママが、パパが嫌なんだ。
それを認めちゃいましょう!!
子どもたちの未熟な脳では、
遠回しな発言は理解できません。
どこかの誰かが嫌がる
知らない誰かに嫌われる
そんな言葉では、
想像ができないんです。
それよりも、一言。
「お父さんはそう言うの嫌だな」
「ママはそう言われて嫌だったな」
そう伝えてみませんか?
これを
「I(アイ) メッセージ」
と呼びます。
子どもに何かを伝える時には
ストレートに、
ダイレクトに伝える。
人を介してではなく、
目の前にいるママの、パパの言葉で伝える。
それが、子どもの脳に届く
コミュニケーション術です^^
お試しあれ〜〜〜。