【立ち歩きを科学するDay5】「このままじゃ犯罪者になりますよ」と言われてしまった男の子の話

 

今週5回にわたって解説してきた
【立ち歩きを科学する】シリーズ。
第5回は最終回です。

 

とってもショッキングな
タイトルになってしまいましたが

これは私が出会った
ある男の子の話です。

 

 

彼は小学校3年生の男の子。

保育園時代から落ち着きがなく
お集まりで椅子に座っていられなかったり

注意した先生やお友達に
手が出たりして
よく注意されるお子さんでした。

 

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お母様も、毎日のように
お迎えの時に先生から指摘を受け、
一度耐えられなくなって
保育園を退園されたこともありました。

 

 

そんな彼が小学校に上がる時、
当時の園の先生から
発達特性がありそうだから
一度相談してみてはどうか、と
勧められ、

その子は発達相談センターへ受診。

 

ただ、その時には
正式な診断名はつかず、
小学校は普通級に入学することに
なったんです。

 

 

入学後、ゴールデンウィーク明けから
始まった立ち歩き。

 

担任の先生はとても厳しく、
立ち歩く彼を
毎日責めました。

 

それをみたお友達も
一緒になって彼に注意するようになり、
イライラした彼は
お友達に手が出るようになってしまいました。

 

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家では、毎日のように
先生からかかってくる電話に
お母さんが苦しめられていました。

 

 

「おうちでしっかり言い聞かせてください!」

 

そんな先生の言葉を受けて、
お母さんは毎日毎日

「なんでできないの!」

「ちゃんと座っていなさい!」

と叱り続けました。

 

 

だけど、叱れば叱るほど
彼の立ち歩きはひどくなります。

 

 

そんな彼をみて先生たちは

「困った子だなあ」
「もう手に負えないよ!」

と諦めてしまい、

 

彼が何かしようとすれば
叱責をしたり、

教室に入らなくていい!と
仲間はずれにしたりしてしまいました。

 

 

先生にも、お友達にも
拒否されたと思ってしまった彼は
だんだん、反抗的な態度
強めていきます。

 

 

そして、小3になった頃には

注意する先生に反抗する。

立ち歩いて友達のところに行っては
ちょっかいをだして
授業を妨害する。

 

「反抗挑戦性障害」

という状態になってしまいました。

 

お母さんは、同級生のお母さんや
先生たちから

 

「〜くん、このままだと
犯罪者になって新聞に載っちゃうよ

 

などという言葉を
聞かされるようになってしまいました。

 

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お母さんは、これまでの努力が
全然報われないことから、
彼に対して
拒否的な態度になっていき、

 

 

そんな状態に傷ついた彼は
自ら児童相談所に通告し

「僕を捕まえてください」

と名乗り出たんです。

 

「もう家にも学校にも帰りたくない。
施設で暮らす」

 

そんな言葉をつぶやく彼の目は
もう誰のことも信じられない。
そんな冷たい目でした。

 

 

 

こんな風に、立ち歩きをきっかけに

「犯罪者になっちゃうよ」

とまで言われてしまった男の子がいます。

 

 

立ち歩きは
きちんと理由を見つけてあげれば
必ず解決の方向へ導ける。

 

 

私はそう思っています。

 

だけど、どうしてもそんな風に考えられず
子どもの問題行動を
負のスパイラルに導いてしまう
対応があるんです。

 

問題行動に困り、焦った親や先生は
「困った子」だと認識

  ↓

どんなに対応をしても手に負えない
という無力感

  ↓

イライラしてしまい、子どもを
叱責したり、を与えてしまう

  ↓

肯定的な対応ができなくなる

  ↓

子どもはどんどん反抗的な態度を
取るようになり、怒りっぽくなる
(本音は「もっと見て欲しい!」)
(二次障害)

  ↓

やっぱりこの子はダメな子だ!と
レッテルを貼ってしまう

  ↓

困った子だ・・・・

 

 

このループが回っている限り、
子どもは周りに認められない傷つきを
持ったり、

 

友達ともうまくやれずに
孤独を感じたり

 

親にも迷惑をかけてしまっているという
罪悪感を感じながらも
愛情をうまく受け取れなくなる

 

というネガティブな感情を
溜め込むようになってしまうんです。

 

 

ただの立ち歩きが
こんなことに発展するの!?
お思いかもしれませんが

 

 

実際、「ママカルテ」の個別相談会で
お話したママが

 

「息子の将来が心配すぎる」

「本当に犯罪者になったらどうしよう」

「時々、子どもの目が怖い時があるんです」

 

と涙ながらに訴える場面を
私は何度も目にしています。

 

 

こんな負のループは
早く切ってあげたい!!

 

 

そのために先生やお母さんたちにできることは
やっぱりその子をしっかり「知る」ことなんです。

 

 

立ち歩きをする「困った子」
と決めつけるのではなく、

 

「どうして立ち歩くのかな?」
「どんな気持ちでいるのかな?」

と、立ち歩きの理由や背景
しっかり考える。

 

 

そんな応援者が周りにいてくれたら
立ち歩きをするこどもは
必ず落ち着いてくるんです。

 

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絶対にそのまま見過ごしてはいけない
立ち歩きは

 

「二次障害」

「反抗挑戦性障害」

 

からくる立ち歩き。

 

 

大人に対して反抗的な態度を
示していたり、

お友達に対する攻撃性を
立ち歩いてちょっかいを出す、
という形で示したりする

子どもたちの行動です。

 

 

このような状態になっていることを
知るチェックポイントは3つ。

 

・注意されるとすぐにイライラして
怒ってしまいませんか?

 

・自分の失敗や失礼な行動を
人のせいにしていませんか?

 

・「どうせうまくいかない」と言って
チャレンジしようとしない
様子はありませんか?

 

 

この3つが当てはまる場合は
大至急対応が必要です!

 

まずは、5回の特集を全て保存
ぜひ特別セミナーにおいでください!

 

 

もし、5回保存できなかったけど
セミナー参加してみたいよ、というママは

 

このメールに返信で
お知らせくださいね。

 

 

5回にわたり特集してきた「立ち歩き」。

 

私が一番伝えたいのは
「立ち歩き」は原因さえわかれば
必ず解決できるよ、ということ。

 

 

おそらく、発コミュの中で
一番立ち歩きに詳しい私が

新学年までに立ち歩きを解決させたい
ママの救世主になります!

 

5回の特集にお付き合いいただき
ありがとうございました。

 

また、ママたちのお悩みに答える
こんな企画をやっていきたいと思います。

 

ぜひ特集して欲しい!という内容が
ありましたら、
おしらせくださいね。

 

 

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