「うちの子はどのタイプ?」不登校・行き渋りのある子が学校がしんどくなる6つの理由と家庭でできる解決のヒント

行き渋りや不登校がある発達障害グレーゾーンの小学生の「学校しんどい」は6つのタイプに分けて対応を考えることで対策が見えてきます。わが子のタイプを知り、家庭でできる脳の育て方と関わり方で、行き渋りや不登校を根本から解決するヒントを紹介します。
 

行き渋りや不登校の「学校がしんどい理由」はひとつじゃない

 

朝、泣きながら「行きたくない」って言う。

理由を聞いても「わからない」って答える。

 

じゃあお休みにしようか…と言うと、家では好きなことをさせれば元気そう。

 

 

特別いじめられているわけでも学校に友達がいないわけでもない。

 

 

だからと言って叱って連れて行くのも違う気がするし、少し頑張れば行けそうなのにどうしてそんなに学校が嫌なの?もうお手上げ(涙)

 

というお悩みありませんか?

「うちの子、どうして学校に行けないんだろう?」

そう思いながらも、はっきりした理由が見えずに悩むママはとても多いです。

 

 

でも実は、学校がしんどくなる理由はひとつではなく、

お子さんによって 複数の困りごとが重なっていることがほとんど なんです。

 

「勉強が難しい」+「失敗を怖がる」

「感覚が敏感」+「分離不安」

「集団が苦手」+「賢すぎて退屈」

 

このように、2つ3つのタイプが重なり合うからこそ、
グレーゾーンの登校しぶりや不登校は

先生にも理解されづらく、家庭でも対応が難しいのです。

 

けれども大丈夫。

そのしんどさは「脳の発達の途中」によるもの。

だからこそ、脳を育てる関わり を家庭で積み重ねれば、確実に変わっていきます。

 

今日は、代表的な6つのタイプと、

それぞれに効く「おうちキャリア教育」の具体例をご紹介しますね。

 

 

学校がしんどくなる子の「6タイプ」

 
まずは、お子さんの行動・感情の傾向からどのタイプに当てはまるかを見てみてくださいね。
 
 
【学校がしんどくなる6タイプ】
 
  1. 勉強が難しくてついていけない子
     → 授業中に「わからない」が積もっていくタイプ

  2. 音や光、人混みなどにストレスを感じやすい子
     → 学校の環境自体がしんどくて“行きたくない”につながるタイプ

  3. 集団の中でうまく立ち回れない子
     → 距離感や空気が読めないと言われがちなタイプ

  4. ママと離れるのが不安な子(分離不安)
     → 学校そのものより“ママと離れる”のが怖いタイプ

  5. 賢すぎて“つまらない”と感じる子
     → 低学年なのに達観していて、授業に意味を感じられないタイプ

  6. 失敗や間違いを極端に怖がる子(完璧主義)
     → できない自分を見せたくなくて、やる前にあきらめてしまうタイプ
 
 
他にも、いじめや孤立、対人トラブルがきっかけになる子もいますが、その背景には、これらの発達ポイントのどれか関わっていることが多いんです。
 
だからこそ、まずは「うちの子はどのタイプかな?」と目を向けてみることが、ママ自身の安心にもつながっていきます。
 
 
 
この6タイプは、あくまでも【発達ポイントの入り口】です。

 
たとえば
・完璧主義タイプの子には「やり直し」を怖がらない脳の育て方

・感覚過敏タイプの子には「安心できる環境づくり」のヒント

・賢すぎてつまらないタイプの子には「思考力や探究心を刺激する関わり」など、
 
タイプに合わせておうちでできる【脳の育て方×キャリア教育】の実践方法があります^^

「うちの子、タイプ〇〇かも?」とわかったら次は、わが子の“今の状態”を「脳の発達」で捉える視点を一緒に育てていきましょう^^

それぞれのタイプに効く「おうちキャリア教育」の具体例をご紹介しますね。

 

 

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学校がしんどくなる“6つのタイプ”の解決のヒント

 

 

 

タイプ①:勉強が難しい子

 

 

脳の状態:覚える・集中する・処理する力がまだ育ちきっていない

→「できた!」の体験を積むことで、勉強が怖くなくなり、やる気のスイッチが入りやすくなります。

 

たとえば料理のお手伝い。

レシピを読んで覚え、分量を測って集中して作業することで、自然に記憶力・集中力・段取り力が伸びていきます。

「おいしくできたね!」の成功体験が、勉強への前向きさにつながります。

 

 

タイプ②:感覚が敏感な子

 

 

脳の状態:音・光・人混みに過敏で“防御モード”になりやすい

→「安心」を積み重ねることで、環境ストレスに強い切り替え脳が育ちます。

 

たとえば「今どんな感じがする?」と気持ちや感覚を言葉にしてもらうこと。

「うるさい」→「ちょっと静かな部屋で休もうか」など、感覚を調整する練習を家庭で重ねると、

安心できる環境を自分で作り出せるようになります。

 

 

タイプ③:集団が苦手な子

 

 

脳の状態:人との距離感や空気を読むのが難しく、集団に入ると疲れやすい

→安心できるやりとりを家庭で積み重ねることが大切です。

 

たとえば「お店屋さんごっこ」や「役割分担のあるお手伝い」。

「ママはお客さん、あなたは店員さん」と役割を交代しながら遊ぶと、相手の立場を考える練習になります。

「ありがとう!」と返すやりとりの中で、安心の社会性が育っていきます。

 

 

 

 

タイプ④:分離不安な子

 

 

脳の状態:ママと離れることに強い不安を感じる

→「見通し」と「安心ルーティン」で不安が和らぎます。

 

たとえば「今日は朝ごはんの後に洗濯物をたたもうね」と予定を伝えてから行動すること。

「できたね!次はどうする?」と声をかけると、自分で進められる安心体験が増えていきます。

「ママがいないと無理」から「自分でも大丈夫」へと、少しずつ移行できるんです。

 

 

タイプ⑤:賢すぎてつまらない子

 

 

脳の状態:理解が早すぎて、授業が退屈に感じる

→探究心や創造力を満たす体験が必要です。

 

たとえば「今日の夕飯に合う献立を考えてみて!」とお願いすると、調べる・組み合わせる・工夫する…脳がフル回転。

「そのアイデア面白いね!」と承認されると、「学ぶのって楽しい!」が未来への原動力になります。

 

 

タイプ⑥:完璧主義な子

 

 

脳の状態:失敗を“危険”と感じ、挑戦を避けやすい

→「失敗しても大丈夫」の体験を積むことがポイントです。

 

たとえば一緒に料理や掃除をして、少し失敗しても「こうすれば直せるね」と笑ってやり直す。

「やり直してできたね!」の声かけが、挑戦する勇気を育てます。

 

6タイプそれぞれに「おうちキャリア教育」でできる関わりがあります。

 

大切なのは、子どもの苦手を“ダメなこと”と捉えるのではなく、

「脳の発達の途中」と理解して、家庭で“できる体験”を積ませてあげること。

 

それが「学校しんどい」を変える、確かな第一歩です。

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