「男の子だから、そんなものだよ」
「まだ小さいから、様子を見たら?」
「小学校に上がれば落ち着くから大丈夫」
お子さんの癇癪や暴言、切り替えの苦手さについて、周りからそんなふうに言われたことはありませんか?
ママ自身はどこかで違和感を感じている。
けれど、「私が気にしすぎなのかな」「成長すれば落ち着くのかな」と思い、様子見を続けている。
もし今、そんな状態なら、この記事を少しだけ立ち止まって読んでほしいです。
というのも、私自身がそうだったからです。
3歳頃から感じていた癇癪への違和感
私は、息子が3歳くらいの頃から、すでに違和感を感じていました。
思い通りにならない時の怒り方の激しさ。
怒り出すと、なりふり構わず泣きわめき、暴れ、何時間も引きずることもありました。
一旦そうなってしまうと、もうこちらの声は届きません。

「これって、本当に普通なのかな」
「大きくなれば落ち着くって、いつ?」
「このまま大きくなったらどうしよう」
そんな不安が、ずっとありました。
悩んだ私は、息子が年長の頃、小児科の先生にまず相談しました。
けれど返ってきたのは、周りと同じような言葉でした。
「男の子だしね」
「まだ年長さんだし」
「小学生になって困ったらでいいんじゃない?」
私も、そうなのかな。
私が気にしすぎなのかな。
小学校に上がれば変わるのかな。
そう思って、小学校に上がるまで様子を見てしまいました。
小学校に上がっても、癇癪は自然には落ち着かなかった
けれど実際には、小学校に上がったからといって癇癪は落ち着きませんでした。
むしろ、求められることが増えた分、困りごとはさらに増えたように見えたんです。
朝の支度。
宿題。
ゲームの切り替え。
友達トラブル。
先生からの注意。
こっちが思いもしないようなことがきっかけで癇癪を起こすので、私は地雷を踏んでしまわないかとビクビクしながら毎日を過ごしていました。
ビクビクはしていたけれど、心の中ではいつもこう思っていました。
「このままではいけない」
「ちゃんとみんなと同じようにできるようにさせなきゃ」
「今ここで、私がなんとかしなければ」
そう思って、息子をガミガミ怒ってどうにかしようとしていました。

叩くのはダメ。
約束は守らなきゃ。
泣いたってダメ。
いつも言ってるでしょ。
何回言ったらわかるの。
その当時の私の感覚としては、正しいことを言っていたと思います。
けれど、それは息子には全く響きませんでした。
言えば言うほど荒れて、息子の癇癪は長引いていきました。
正しいことを言っているのに、親子で苦しくなっていった
私も毎日怒って、疲れて、夜になると自己嫌悪。
「また怒鳴ってしまった」
「ちゃんと子育てできない」
「私は母親向いてないんだ」
「別のママの元に生まれていれば、この子は幸せだったんじゃないかな」
そんなふうに、どんどん悪い方へ考えてしまい、自分を責める日もたくさんありました。

けれど今振り返ると、つらかったのは私だけではなかったんです。
息子もきっと、苦しかった。
本当は怒りたいわけじゃない。
本当は叩きたいわけじゃない。
本当は困らせたいわけじゃない。
けれど、わかっているのに止められない。
気持ちと行動を自分でコントロールする力がまだ育っていなくて、どうにもできずに癇癪を起こしていた。
そう考えると、あの頃の息子にも、つらい思いをさせていたなと思うんです。
少なくとも私は、ただ様子を見るだけでは、親子で苦しい時間が長くなってしまったと感じています。
だから、一番そばにいて、一番お子さんのことを知っているママが違和感を感じているなら、その違和感をなかったことにしないでほしいんです。
癇癪は「わがまま」ではなく、コントロール力が育ち途中のサインかもしれません
私が発コミュに出会って大きく変わったのは、癇癪の見方でした。
それまでは癇癪を、
「わがまま」
「反抗」
「性格の問題」
として見ていました。
けれど、そうではなく、
行動や感情をコントロールする力がまだ育ち途中だから起きているサインかもしれない
そう知った時、息子の見え方が変わりました。
あれもこれもできるようにさせなきゃ、ではなく、まずは気持ちと行動をコントロールする力を育ててあげればいい。
そう考えられるようになって、私の中の迷いが減りました。

今起きている困りごとの多くは、コントロール力が育ち途中だから起きているのかもしれない。
そう気づいたからです。
スルー対応で、息子のコントロール力が伸びていった
そこから私は、息子のコントロール力を上げることにフォーカスして、関わり方を整えました。
その中でも、息子のコントロール力がぐっと伸びたと感じたのが、スルー対応を取り入れるようになってからでした。
癇癪が起きた時に、必要以上に関わらない。
刺激になる言葉を減らす。
そして、癇癪を起こしていない時間に、しっかり息子のことを見ていく。
落ち着いている時。
少しでも動けた時。
普通に過ごせている時。
その瞬間を見つけて、言葉にして肯定していきました。

すると、思い通りにならないと怒る頻度がすごく減りました。
下の子がおもちゃを貸してくれない。
朝食に出したパンが小さい。
欲しかったお菓子が売っていなかった。
そんなことで毎回爆発していた息子が、
「まあいっか」
「しょうがないね、今度でもいいや」
そんなふうに言えるようになったんです。
一見、普通のことかもしれません。
それでも、こんな些細な変化がすごく嬉しかったのを覚えています。
「あ、この子、嫌な気持ちになってもちゃんとコントロールできてる」
「思い通りにならない現実にも、少しずつ適応できてる」
そう感じたんです。
さらに、家での変化は学校での変化にもつながりました。
友達とのトラブルが減り、授業への取り組み方も変わり、先生から見ても落ち着いて過ごせる時間が増えていきました。
ママの違和感をなかったことにしないでほしい
だから私は今、「様子を見ましょう」という言葉をそのまま受け取って、苦しいのに耐えているママに伝えたいんです。
男の子だから。
まだ小さいから。
小学校に上がれば落ち着くから。
そう言われても、ママの中に違和感があるなら、その違和感をなかったことにしないでほしい。
お医者さんや専門家の言葉も、もちろん大切です。
その上で、毎日一番そばでお子さんを見ているママの違和感も、なかったことにしなくていいんです。
「このままで大丈夫なのかな」
そう感じているなら、その違和感は素通りせずに解消していきませんか?
夏休みは、癇癪への関わり方を変えるチャンスです
特に夏休みは、宿題、ゲーム、YouTube、きょうだいげんか、おでかけ、寝る時間など、ママが声をかける場面が一気に増えます。
一方で、学校でのストレスが減るため、変化も現れやすい時期でもあります。
今ある違和感を抱えたまま夏休みが始まると、親子バトルが増えるだけでなく、2学期の学校生活にも持ち越してしまうことがあります。
だからこそ、夏休みに入ってから何とかするのではなく、夏休み前の今、癇癪に対してどう関わればいいのかを整理しておいてほしいんです。
「うちの子の場合、これは様子見でいいのかな?」
「癇癪が起きた時、私はどう関わればいいんだろう?」
そう感じているママへ。
今回のセミナーでは、癇癪が起きた瞬間にママが何を見て、何を言わず、どのタイミングで声をかけるのかを具体的に整理していきます。
無視でも放置でもない、正しいスルー対応を一緒に確認していきます。
ただ癇癪をその場でおさめるだけではなく、夏休みの関わり方を変えて、2学期に同じ癇癪を持ち越さないための時間です。

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