さて今日は
「「行きたいけどいけない」
と言うわが子が、
動けない本当の理由」
というお話です。
「学校へ行きたい気持ちはあるのに、
朝になると体が動かない」
「友達とは遊べるのに、
勉強のことになると顔色が変わる」
「本人に聞いても『悩みなんて何もない』
と言うんです……」
最近、個別相談でこのような切実な
ご質問をよくいただきます。
特に、小学生の頃は優等生で、
先生からも信頼されていたお子さんを
もつママほど、
「あんなに頑張り屋だった子が、なぜ?」
と戸惑い、焦りを
感じていらっしゃいます。
実は、ここに「繊細な子の脳」に
隠された、驚きの特徴があるんです。
1. 外へのセンサーは「超高感度」、
内へのセンサーは「無自覚」
繊細なタイプのお子さんは、
外の世界に向けたセンサーが
驚くほど高性能です。
「周りの期待」や「場の空気」を
瞬時に察知し、
自分を合わせていくのが得意。
だからこそ、学校では
「手のかからない良い子」として
完璧に振る舞えてしまいます。
ところが、自分の内側、
つまり「自分のストレス」を
検知するセンサーは、
実はまるで機能していないことが
あるんです。
無意識のうちに限界を超えて
プレッシャーを抱え込み、
脳がパンクしてはじめて
「動けない」という形でSOSが出る。
本人も、なぜ動けないのか分からない。
だから口癖のようにこう言います。
「行きたいけど、行けない」
「ストレスなんて、何もない」
「カラダさえよくなれば行けるのに…」
ママはこの言葉を「本心」として
受け取ってしまいますが、
脳科学で見れば、
これは「脳がフリーズして、
自分の心に麻酔をかけている状態」。
決して甘えや嘘ではないのです。
以前サポートさせていただいた
中学1年生の女の子も、
まさにこの状態でした。
「体の成長に自律神経が
追いつかないだけ」
そう思われていたママでしたが、
脳科学に基づいた「環境調整」と
「肯定の声かけ」を徹底したところ、
驚くような変化が起きました。
なんと、たった1か月で、
ママがお仕事で不在の間、
自分ひとりで準備をして、
午後から登校できるようになったんです。
さらには、ハードなスキー合宿にも
自分から参加し、笑顔で帰ってきました。
ママが「勉強」や「登校」という
結果への不安を手放し、
「今のあなたのままで、
100点満点だよ」
という安心感を脳に届け続けた結果、
※ここはあくまでも出発点でしか
ありません。
お子さんの「自律神経のスイッチ」が
入るようになったのです。
かつて優等生だったわが子は、
今もそのままです。
ただ、今は少しだけ、
高感度すぎるセンサーを
修正していく時間が必要なだけ。

「勉強に遅れたらどうしよう」という
ママの不安は、
「あなたの未来を信じているよ」
という信頼に、必ず書き換えられます。
ママがわが子の「最強の理解者」に
なったとき、
停滞していた時間は、
未来へ向かうための大切な準備期間へと
変わります。
大丈夫。
お子さんの脳には、
再び歩き出す力がちゃんと
備わっています。
その力を信じて、
今日もお子さんの隣で、
ただ微笑んであげることから
始めてみてください。
その笑顔こそが、
何よりもお子さんの心を動かす「光」に
なるから。
今日はここまでです。


