「行く・行かない」という選択肢の先にあるもの

朝起きられない

さて今日は

 

「行く・行かないの選択肢の

もっと先にあるもの」

 

というお話です。

 

「今日、どうするの?」

「行くの? 休むの?」

 

朝、布団から出てこないわが子を前に、

私たちはついつい、

この「究極の二択」を

突きつけてしまいます。

 

動けないわが子を見て焦る気持ち、

本当によく分かります。

 

「今日休んだら、もう二度と

行けなくなるんじゃないか」

 

そんな不安が、お母さんの背中を

押してしまいますよね。

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でも、脳科学の視点からお伝えすると、

この「究極の二択の問いかけ」こそが、

お子さんの脳をさらに動けなくさせている

かもしれません。

 

  1. 脳が「フリーズ」している時、
    言葉は届かない

登校しぶりやOD(起立性調節障害)など

で動けない時、

 

お子さんの脳内では

「扁桃体(不安のセンサー)」が

最大音量でアラートを鳴らしています。

 

脳が「命の危険!」

感じてフリーズしている状態。

 

そこに「行くの? 行かないの?」

という決断を迫る言葉は、

 

追い詰められた動物に

「右に逃げるか、左に逃げるか選べ!」

と 叫んでいるのと同じです。

 

決断には、膨大なエネルギー

(前頭葉のパワー)が必要です。

 

でも、今のお子さんには、

そのエネルギーが1ミリも

残っていません。

 

2. 「行く・行かない」以外の
選択肢を持つ

 

お母さんの視座を、

少しだけ高くしてみましょう。

 

「学校というゴール」だけを見ていると、

二択しかなくなります。

 

でも、「脳のエネルギー回復」を

ゴールに置くと、 選択肢は

無限に広がります。

 

  • 選択肢A: 1時間目だけ休んで、
    2時間目から「保健室」へ行く

  • 選択肢B: 今日は制服だけ着て、
    リビングでYouTubeを見て過ごす(※制服を着た自分を肯定する)

  • 選択肢C: 学校には行かないけれど、夕方、先生にだけ電話をする

  • 選択肢D: 「今日は徹底的に脳を休ませる日」と決めて、親子で美味しいランチを食べる

 

これらはすべて、

立派な「戦略的選択」です。

 

3. 「休む」は後退ではなく「給油」

 

「休ませたら定着してしまう」

そう不安になるかもしれません。

 

でも、想像してみてください。

 

ガス欠で止まった車を、

無理やり後ろから押して

目的地(学校)に運んでも、

すごい労力がかかりますし、

車は壊れてしまいますよね。

 

今、必要なのは「目的地への移動」

ではなく「給油」です。

 

「休む」という選択は、

「エネルギーを溜めて、

いつか自分の足で走り出すための準備」

そう捉え直してみてください。

 

お母さんが 二択以外の

「逃げ道(安心)」を提示できたとき、

お子さんの脳のアラートはようやく

鳴り止みます。

 

「行く・行かない」の二択を手放した

その先に、もう一つ知っておいて

ほしいことがあります。

 

彼らが動けないのは、

単なるエネルギー切れだけでは

ありません。

 

これまで、

学校や社会で『仮面』をかぶって

適応してきたのも、

彼らなりの「生存戦略」でした

 

けれど、これからはその知能を、

自分を縛るためではなく、

 

『どうすれば自分を楽に動かせるか』

という「自己攻略」のために

使わせてあげませんか?

 

私の息子ははやくも

高校3年生になりました。

 

志望校をレベルアップし、

自分で塾や先生と交渉しながら

夢に向かって邁進しています。

 

ちょうど今朝こういいました。

「あの時に、自分の脳の使い方を

覚えておいてよかった。

 

ほかの子は塾に何個も行って、

あんなに下手な先生の授業も

まじめに聞かなきゃいけないなんて…」

と。

 

思春期に特に脳の配線が混乱する

不安の強い、知的なお子さんには

『高度な脳のハンドリング術』

が必要です。

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科学的な「戦略」を、

お子さんの未来を動かす一歩を。

実践していきませんか?

 

今日はここまでです。

 

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