「NOが言えない子」の過剰適応、 見逃していませんか?

朝起きられない

さて今日は

 

『「NOが言えない子」の過剰適応、

見逃していませんか?』

 

というお話です。

 

学校では、

先生の言うことをちゃんと聞く。

 

友達に誘われたら、

本当は気が乗らなくても合わせる。

 

嫌なことがあっても、

その場を乱さない。

 

しんどくても、

「大丈夫」と言う。

 

だから、

「素直なお子さんですね」

「優しいですね」

「学校では特に問題ありませんよ」

そんなふうに言われてきた子。

 

ママも、

「この子はちゃんとやれる子」

「嫌なことがあっても頑張れる子」

そう思っていたかもしれません。

 

ところが、

そんなお子さんがだんだんと

家に帰ってくると

何もしない。

スマホやゲームばかり。

ちょっとしたことでイライラする。

「どうしたいの?」

と聞いても、

「わからない」

「どっちでもいい」

 

そして、

ある日突然、

学校に行けなくなる。

 

そんな姿を見ていると、

「嫌だったなら、

嫌って言えばよかったのに」

「そんなにしんどかったなら、

どうして教えてくれなかったの?」

「学校ではできていたのに、

なんで今は何もできないの?」

そう思ってしまいますよね。

 

だけど、

こういう子の中では、

ずっと前から小さな葛藤が

起きていたということが

多いんです。

 

本当は嫌。

 

だけど、

「断ったらどう思われるかな」

「相手を困らせたくない」

「みんなはできている」

「私もやらなきゃ」

 

自分の気持ちと、

周りから求められることが

ぶつかったとき、

いつも最後に引っ込めるのが、

「自分の気持ち」。

 

これが続くと、

NOが言えないだけではなく、

自分が本当は嫌なのか、

しんどいのか、

やりたいのかさえ、

わかりにくくなります。

 

だから、

「あなたはどうしたい?」

と聞かれても、

「わからない」となる。

 

これは、

自分の意見がないからでも、

やる気がないからでもありません。

 

周りに合わせることを

頑張りすぎてきた子ほど、

自分の感情を感じるより先に、

「どうすれば正解?」

「どうすれば怒られない?」

「どうすれば迷惑をかけない?」

と考えることが

習慣になっていることがあります。

 

だから私は、

不登校になって

「動けなくなった」

とだけ捉えないでほしいんです。

 

もしかするとその子は、

それまでずっと、

自分の感情を置き去りにして

動きすぎていたのかもしれません。

 

だからこそ、

この夏休みにしてほしいことは、

 

生活リズムを整えることでも、

遅れた勉強を取り戻すことでも、

新学期に向けて

学校へ戻る練習をすることでも

ありません。

 

もちろん、

それらが必要な子もいます。

 

だけど、その前に。

 

まず自分の感情に気づき、

それを安心して表に出せる状態を

つくってほしいと思っています。

 

ここの大事さを本当に

分かっていない方が多すぎる…

そういつも思っているので

今日は声を大にして言います!

 

「今日は行きたくない」

「それは嫌だった」

「今はやりたくない」

「本当はこうしたい」

 

そんな言葉が出てきたとき、

すぐに

「じゃあどうするの?」

と解決しようとせず、

 

「そう感じていたんだね」

と受け止めてもらえる。

 

自分の気持ちを出しても、

関係が壊れない。

NOと言っても、

嫌われない。

自分の気持ちを

大切にしていい。

 

そんな経験を

家の中で積んでいく。

 

それが、

人に合わせて動いてきた子が、

「私はどうしたい?」

を取り戻していく

最初の一歩になります。

 

この夏、

子どもを

また“ちゃんと動ける子”に

戻そうとするのではなく、

 

自分の気持ちに気づき、

自分の言葉で表し、

そのうえで

自分で考え、選び、動ける子へ。

 

その土台を

つくる夏にしてほしいと思っています。

 

今日はここまでです。

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