吃音×発達凸凹キッズとママのゴールを自然とマッチングさせられる声かけのコツ!

脳を育てる

前回のところで、

子どもとママのゴールが

違っていることに気づかないと、

ミスコミュニケーション

起きてしまい、

親子の関係がぎくしゃくして

吃音が増えてしまうんだよ、

というお話をしました。

見逃した方はこちら!▼▼

 

このミスコミュニケーションを

あなどってはいけないのです。

ここの対応が上手なママで

あればあるほど、

吃音の症状を落ち着かせることが

上手になります。

けれども、

いつどんな時に

ミスコミュニケーションが

起きているかなんて

わからないですよね?

我が子とは言っても

別の人間ですから、

感じ方も考え方も違います。

ママの読み通りとはいきません。

ただ、脳タイプを知ると

ある程度パターンは

予測できるようになります。

今日、ご紹介するのは、

ちょっと注意散漫で

気が乗らないことには

なかなか行動を起こせない

ADHDタイプの脳を持った

吃音キッズの場合です。

このタイプの子は、

とにかく

「つまらない!」というのが苦手

です。

何それ?

と思われたママ。

一旦その感覚を捨てましょう^ ^

彼らは、楽しいこと、

興味があることには、

すごい集中力を発揮して、

長時間でも没頭できる!

という才能や、

とっても面倒なことでも、

やると決めたらすぐにとりかかえる

実行力、行動力

持ち合わせています。

本人にとってつまらないことは、

本当に気が乗らず、

簡単なことでも

なかなか取りかかれない、

という傾向があります。

例えば、とても有名な科学者で

何億とする精密機器を扱って

毎日実験と研究をしているのに、

レトルトカレーの作り方は

わからないという方がいます。

レトルトカレーにまったく

興味がわかないので、

簡単かどうかではなく

知ろうとしない、

作ろうとしないからいつまでも

できないだけです。

そんな科学者でも、

レトルトカレーの魅力を知ったら、

あっという間に作り方をマスター

して、自分で作るようになります。

つまり、この手のタイプの子は、

本人にとって魅力やメリットを

感じればすぐに動くようになる、

というわけです。

常識人のママがイライラしながら、

「食べたゴミをゴミ箱に捨てて!
って何度も言ってるのに
なんでやってくれないの?」

「脱いだ服をこのカゴに入れて
 って言ってるのに
 なんで毎日脱ぎっぱなしなの?」

と、ご自分のゴール設定で

お子さんを責めてしまうと

ミスコミュニケーションが

永遠に続く原因となります。

そこでゴールを一緒にする声かけに

変えていくんです!

ADHDタイプの脳は

「報酬系=ご褒美」に弱い

ので、本人にとって

メリットを感じるような声かけ

すればママのゴールに導くことが

できます!

例えば、

ゴミ箱の上にバスケのゴールネットを

設置して、

「ゴミ1個で3ポイントね!」

と楽しい声かけにする!

「1週間、毎日、
 脱いだ服をカゴに入れてくれたら
 週末スタバの新作食べに行こう!」

などお得に感じる声かけにします。

ただ、それだけではご褒美がないと

やらなくなるのでは?

と思いますよね。

その通りです。

人間の脳は飽きる仕組みを

持っているので、

バスケのゴールなんてすぐに

興味をなくしていきます。

特にADHDタイプの脳は

好奇心旺盛な一方で

あきっぽいのも特徴です。

ですから、

子ども行動を始めたらすぐに

肯定の声かけをする、

ということをセット

にしておきます。

「ゴミを捨ててくれてありがとう」

「洋服片付けてくれてありがとう」

「部屋が綺麗になって気持ちいい」

「ママ、嬉しい」

などなど必ず肯定の声かけを

かけられていると、

徐々にその行動が定着していきます。

物のご褒美というのは

一時的なものです。

もらったらすぐに忘れます。

ですが、

認めてもらえた(承認欲求)

誉めてもらえた(貢献欲求)

というご褒美は、

脳の深いところに記憶され、

行動を定着させる効果が高いのです。

バスケのゴールがなくても、

週末のご褒美がなくても、

行動が定着すれば、

いちいち誉めなくても継続するように

なりますから、

ちょっとだけ見方を変えて

声かけしていきましょう!

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