人前で話すことが怖い!から話すことが好き!に変わった吃音体質の中学生女児のミラクルチェンジストーリー

特集

中学生女子の
ミラクルチェンンジストーリー
最終回です!

見逃した方はこちら▼▼
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1ヶ月ほど連絡が
途絶えましたが、
ふとよぎる吃音の疑問に
回答しながらIさんとの
やりとりは続きました。

昨年の秋、
相談の内容がガラッと
変わる出来事が
ありました。

まじめに学校生活や
委員会の仕事に取り組む
彼女の姿をみた先生が
彼女に生徒会役員を
勧めたのです。

ーーーーーー
頼りにされてるんだ!
って嬉しくなったけど、

全校生徒の前で喋るわけだから
不安しかないし、
どうしようと迷っています。

生徒会は、興味があるし
やってみたいなと
思ってるんですが

みんなの前で喋れなくなって
止まっているところを考えると
恐怖しかないです。

こういう時って
どうしたらいいですか、?

ーーーーーーーー

みなさんならどのように
返事をしますか?

全校生徒の前で
恥ずかしい想いをさせて
もっと吃音が嫌になったり、

自分に自信をなくして
しまったらどうしよう?
と考える方もいると思います。

私もそのことは
考えました。

けれども、
ここまでの会話と
学校の先生がわざわざ
本人に勧めてきた、
ということから、
これはいける!
と確信しました。

先生から推薦された事実に
フォーカスしました。

そのことがどれだけ
素晴らしいことか、

誇りに思うこと、
感動していること、

彼女の「人」が
認められていること、
どもるかどうかじゃない、
あなたをみてもらえている
ことを伝えました。

どもるかどうかは
その時になったら一緒に
考えることを伝え、
私から1票、先に
投票しちゃいました^ ^

ーーーーー
そうですよね!
挑戦してみようかなって
思います!
ーーーーー

という気持ちのよい
返事が来ました。

そこから
選挙活動中、
不安になることが
ありましたが、

ーーーーー
誰かに宣言しないと
また不安になって
悩むことになりそうなので
ここに宣言させてください!」
ーーーーー

と、
ネガティブになりそうな
気持ちを吐き出し、

自分のポジティブな要素を
抽出して、

自分で自分を褒めて励ます、

ということをして

彼女は見事当選しました!
(素晴らしすぎる!)

職員室に行くだけで
緊張していた子が、

授業中、
先生に当てられることが
恐怖だった子が、

上手く伝わらないと
いやだから
自分の意見はあまり
言わない子が、

生徒会役員をつとめて
2ヶ月が経ち、

ーーーーーー
自分の意見をしっかり
言えてるなと思います。
ーーーーーー

という成功体験と共に

ーーーーーー
話すことが
好きになりました
ーーーーーー

という価値観の変化も
起こしてくれました。

Iさん、貴重な経験を
シェアさせてくださり、
ありがとうございます。
(Iさんがメルマガを
読んでいるかどうかは
わかりませんが)

私がIさんのストーリーで
何をお伝えしたいか
というと、

私は彼女に、
話し方のコツなどは一切
教えていないということです。

吃音に関する情報は
整理しました。

それ以外は、
彼女をまっすぐみて、
彼女の良さ、
彼女の物事の見方・捉え方が
どれだけ脳に影響するかを
語っただけです。

私の答えになっているような
なっていない話を読んで、

彼女は自分なりに考え、
試して、

「こういうことですか?」

と私と答え合わせをして、
話すことに対する自分の価値観、
また自分自身に治する価値観を
変えていきました。

どもるかどうか、
できるかどうか
ではなく、


「こうなりたい!」
と思う自分の夢に
向かって

ただただひたむきに
取り組んでくれました。

私が思うことは、
もっと早くIさんに
会っていたら、
小学校の頃に辛い経験を
しないで済んだのではないか、
ということです。

吃音はどもりにくい話し方を
習得し、

人前で上手に吃音を隠せる
ようになっても
その人の本当の悩みは
解消されません。

「またどもったら
 どうしよう?」

という不安とずっと
戦わなければいけない
からです。

だから、私は、
吃音体質の子には、
話し方の練習よりも
何よりも先に、

・あなたはすばらしい!

・あなたはこんなに
 いいところがある!

・話し方じゃない、
 あなたの話、
 あなたに興味があるから
 みんなあなたの
 話を聞くんだよ

・話の内容がおもしろくて
 豊かなら
 ちょっと噛んでも
 だれも気にしないんだよ

ということを
脳の柔らかい時期に
教えておいてほしい!
と思っています。

どもらず話すための
テクニックじゃない!
どんな価値観を育てるか!

自分で自分を認めて
自信を育てておいて
あげることが大事です。

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