オッパイが大好きな吃音×発達凸凹キッズの卒乳・断乳の進め方

吃音

3〜5歳になっても
オッパイが大好きで
卒乳・断乳できない
吃音×発達凸凹キッズは
いませんか?

母子分離ができず、
登園しぶりや登園拒否があるのは
まだ授乳しているからじゃないか?
と心配される方もいます。

結論から先にお伝えすると、
心配ありません。

母子分離に難航している場合は、
逆に慌てて卒乳・断乳を
進めない方がよいです。

ずっとママのオッパイを
吸っている子はいません。

必ず離れていく時が
きますから、
どんな情報を聞いても
慌てずに対応しましょう。

ある生徒さんから、
こんな相談が来ました。

ーーーーー

(省略)

保育園の先生は、
卒乳すれば更に友達との関わりが
増えてより自立するという考え。

「4月までに卒乳しようね」や、
毎朝「おっぱい飲んできた?」

→「うん」
と子供が言うと
「ダメだよ」
と先生に言われる
(息子はこれが凄く嫌だと
言っていました)。

先生としては子供の卒乳を
促したい気持ちも分かりますが…

ーーーーー

このメールを読んだ時
私の脳によぎった言葉は、
「全然わかりません…。」
でした。

吃音×発達凸凹キッズの
卒乳・断乳は慌てると
吃音が悪化する原因になったり、
その後も治りにくくなる
原因にもなるので、
なんとしてもこの先生には
黙ってもらう必要がありました。

朝のバタバタの中で、
偶然にもこのメールを開き、
状況を把握したため、

登園前になんとしても
お伝えせねば!
と思い、
理由は後から
述べることを伝えて、

「その先生には黙って
もらってください!」

と荒っぽい返信を
お送りするという事態に
なりました。

まず、卒乳と断乳と
言葉が2つあるところから
整理しましょう。

卒乳とは、
満足して自分から
離れていく場合。

断乳とは、
ステップを踏んで
オッパイを終わりに
進めていくことですが、

実際には、
お母さんの体調不良や
服薬関係、
次の子の妊娠などを
きっかけに急遽
終わらせる場合が
あります。

理想的には、卒乳か
ステップを踏んで本人が満足して
断乳できるのがよいのですが、

未だに、
・食事の量が増えない、
・ママから離れられない、
・甘えん坊である、
・わがままである
原因をオッパイにする考えが
残っているようです。

授乳をしている子どもにとって
オッパイというのは
大好きなママと繋がり、
最高の安心感を得られる
最高のもの!なんです。

子どもにとって
安心感になっているものを
取り上げるというのは
パニックにもなることなので
極力避けていただきたいのです。

最高の安心感が
別の事で満たされるように
なると自分から自然と
離れていきます。

過去に、

・5歳になっても
卒乳できない

・小学生になっても
いつもママのオッパイを
触っている

・小学生になっても
下の子の授乳の時に
一緒にほしがる

などのお悩みの方が
いました。

けれども、みなさん、
発コミュを学び、
コミュニケーションで
お子さんの気持ちを満たし、
親子の絆をグッと深めると、

「先生、今朝、息子が
『もうオッパイいらない!』
と突然、卒乳宣言しました!

あまりにも唐突で
私が淋しいです!」

という連絡がきます。

確かに、卒乳宣言して
自分から離れる子というのは、
そこから積極的になり、
行動力が育って、
自立していくように見えます。

それは、
卒乳したからではありません。

卒乳できるぐらい、
ママと物理的に
離れても大丈夫!

という自信が持てたからです。

自分に自信があり、
自分で自分のことを褒めたり
自慢できるぐらいになると、

どもることも気にならなく
なっていきます。

次第に、吃音も
良くなっていきます。

ぜ〜んぶ繋がっているので
オッパイ事情を表面的に
捉えずに!

お子さんの自信を育てる声かけで
上手に卒乳・断乳を
進めていきましょう!

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