時代が変わって
厳しく叱るよりも
「褒めて育てる」
ことが推奨されるように
なってきました。
「叱るより褒める」
に正直、違和感を
感じている方いませんか?
職場の後輩に対して
心を鬼にして間違いを
指摘してあげたのに、
「叱られた!傷ついた!
パワハラだ!」
と、まるでこちらが加害者の
ような立場に違和感を
感じる方もいると思います。
子どもも大人も、
「褒められると
伸びるタイプです」
と褒められることを
求めています。
もはや
「褒めハラスメント」
という言葉が生まれて
きそうですよね。
実は、
Play Talk Labで言う、
「褒めて育てる」は
それとはちょっと違います。
そもそも
吃音×発達凸凹キッズを
なんのために褒めて
育てるのでしょうか?
目的をしっかり
もつことが大事です。
褒める理由は、
何にもできないうちからでも
「私ならできる!」
という自信を育てるため
そんな脳のネットワークを
創り出すためにしてもらいます。
おだてて、
こちらがしてほしいことを
素直にさせるために
褒めてもらっているのでは
ありません。
どもろうが、
失敗しようが、
誰かに嫌なことをいわれようが、
私にはこんな
譲れない想いがある!
と、折れない心を
もってもらうために
褒めて強い脳を
育てているんです。
例えば!
食事中に立ち歩くのは
お行儀が悪い!
という価値観が親に
あったとします。
すると、
子どもが立ち歩く度に
注意しなければ、
叱ってでも正しいことを
教えてあげなければ、
という思考が働きます。
これも思考の癖なんです。
けれども、冷静になって
考えてみてください。
大人になってまで
食べ歩いている人いますか?
0〜5歳児を抱える
忙しいママぐらいですよ!
(ゆっくり座って食事を
していないママさんたち!
お疲れ様ですm(_ _)m)
そう!立ち歩きって
放っておいても
次第になくなるんです。
中高生ぐらいになったら
むしろ一度座ったら
なかなか立ち上がらなく
なります。
「ママ、醤油とって」
って自分は動かず、
親を動かします。
子どもの行動の中で
叱ってでも今から
できるようにしなきゃ!
と思っていることは、
意外とそうだはないことが
ほとんどなんです。
小さい子どものうちに
できなくても、
いちいち叱って
教えなくていいんです。
なぜならそれは
脳の発達から言うと
逆効果だから!
毎日、小さなことでも
・注意される、
・ため息をつかれる、
・落胆した表情でみられる、
など繰り返された子の脳は
確実にダメージを受けます。
自分は上手にできていないんだ、
ママたちを満足さえられない、
期待にこたえられないんだ、
と自分を卑下し始めます。
そうなると、
自分から行動しなくなり
怠惰になったり、
または反抗的になって
暴言・暴力が増え、
吃音は悪化し続けます。
だから、
吃音×発達凸凹キッズには
叱って育てるが合いません。
その代わり褒めて育てると
本来の力を発揮し始めます。
この時の「褒め」は、
一般的な「褒める」
とは異なります。
吃音×発達凸凹キッズに
一般的な褒めをしすぎると、
逆に完璧主義を強めて、
吃音を気にしやすく
なるからです。
「褒める子育て無理」
という方は、
褒めない肯定をすれば
いいんです。
そうすれば、
褒めるところがない!
褒めたいけど褒められない!
という方でも誰にでもできます。