どもる時とどもらない時どっちが多い?吃音の波に押しつぶされないで!

吃音

 

今日は

3回目のレクチャーを

迎える方々がいました。

 

吃音を発症してから

1日もどもらない日がない、

と嘆いていた方が、

 

一生このままどもり続ける

のじゃないかと不安に

押しつぶされそうに

なっていました。

 

講座を開始してすぐに

半日どもらない日が出てきた!

と喜んでいたのも束の間、

 

また強い吃音の波がやってきて

お子さんも吃音を自覚し、

どもらないための工夫を

していると不安になられていました。

 

わかる。

 

 

わかる。

 

 

その不安な気持ち。

 

きっとこのメルマガを

読んでいる方も

同じ不安に襲われている方が

いるかもしれません。

 

娘がどもらなくなるまでの

半年間は私の暗黒時代です。

 

毎日どもっていた娘が

私が対応を開始したところ、

どもる頻度が減ったり、

症状が軽減するようになりました。

 

けれども、ふとしたことで

また強い波がぶり返してくる、

ということを何度も

繰り返したのです。

 

「何がいけなかったんだろう?」

「私のせい?」

「やっぱり一生
 どもり続けるのだろうか?」

 

終わりが見えない不安で

情緒不安定になって

 

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笑っていても心から

笑えなくなりました。

 

あの時代には戻りたくない。

と思うほど辛かった。

 

私が病院勤務の言語聴覚士を

辞めて吃音1本に絞った理由はそこ。

 

「吃音に悩む親の気持ちわかる?」

と何度も叫びたくなった

出来事を経験したから。

 

「よくなる子もいるから

 様子みて」

 

「どもるのなんて、

命にかかわることじゃないでしょ」

 

「吃音は治らないから

うまくつきあっていくんだよ」

 

どの言葉にも心が癒されなかった。

むしろ、怒りがフツフツ湧いてきて

私をイラつかせました

 

だから、

私がこの現状を変える!

 

と思って立ち上がったのに

私の生徒さんが

以前の私のように不安で

苦しんでいる…。

 

なんとか気持ちを落ち着かせて

ほしかったけど、

私も感情が動いてしまい、

うまい言葉が見つからなかった。

 

どうか吃音の頻度に

騙されないでほしい。

 

吃音の評価法に

吃音の頻度を図る方法が

あるのですが、

 

話した音の数をすべて調べ、

どもった数で割合を出す、

という単純な方法です。

 

それをしてみるとわかるのですが、

ずっとどもっている人であっても、

どもる数よりも

スラスラ話している数の方が

圧倒的に多いんです。

 

 

吃音って目立つから

どうしても気になってしまうけど、

 

どもることより

スラスラ話している時に

注目してあげてほしいのです。

 

そして、ママが不安な気持ちを

落ち着かせてほしい。

 

吃音がよくなったママが

体験することの一つに、

 

「私が吃音を気にしなくなったら

子どもの吃音が落ち着いてきた」

 

というものです。

 

 

私もまさに同じ経験をしました。

「吃音をなんとかしたい!」

と囚われていた時は

スッキリいかなかった。

 

私が疲れ切って

「もう吃音はいいや!」

って吹っ切ったと同時に、

 

娘の吃音以外のいいところに

注目して親子でイチャイチャ

楽しいことだけしよう!

 

って切り替えてから

変わっていきました。

 

どもる量が増えると

そこに意識が向いてしまうけど、

 

子どもが好きなことに

没頭している時は

どもっていないな、

 

お友達と遊んでいる時は

どもっていないな、

 

そこに注目してください。

 

そして、子どもの得意を伸ばして

自信を育てていきましょう!

 

自信のある子は吃音に

騙されなくなります。

 

我が子の吃音に不安な方、

あなたは1人ではありません!

 

私ももっと研究を続けて

みなさんの力になれるよう頑張ります!



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