よくなっても吃音がぶり返してくる子に無意識でしているNG行動

吃音

7ヶ月の基礎講座を学んだ方、
あるいは、
メルマガやインスタを
実践して、

「吃音がよくなった!」

と思ったのに、
吃音がぶり返してきた!
と落胆している方は
いませんか?

この吃音のぶり返し、
本当は落ち込むところじゃ
ないんです。

私たちはどうしても吃音が
ぶり返してきたところに
注目してしまいがちですが、

どもっていない時期が
あったということは、
どもらずに話せる
脳のネットワークが
育ってきている
ということだからです。

この時期を少しずつ
長くしていくことで、

どもらず流暢に話す
ネットワークが、
強く太くなって
どもりにくくなって
いきます。

ではなぜ、肯定する子育てを
しているのに
ぶり返してくるのか…。

その原因は、おそらく…
というか、ほぼ間違いなく、

否定的な注目を
捨てきれていないから

です。

例えば、
吃音×発達凸凹キッズが、
お片付けしている時に、

ミニカーを一台一台
きれいに並べて
片付けがぜんぜん進まない
とします。

そんな時に

「それはあとでいいから
 おもちゃを全部
 この箱に入れちゃって」

と効率的な方法を
言ってしまいませんか?

時間に追われている親としては、
なるべく時間を短縮して、
効率よく進めたい想いが
あります。

ですが、この価値基準って
大人側からみた価値基準
なんです。

子どもの脳の発達の
価値基準からしたら
余計なものでしかありません。

効率的にお片付け
していなかったとしても

子どもが、

「大好きなミニカーをかっこよく
綺麗に並べて片付けたい!」

という好奇心から
夢中になってしている
行動は邪魔して
ほしくないんです。

その時に、物事に集中する
脳のネットワーク
育つからです。

どうしたらきれいになるか
色や形、車種などの
カテゴリー分けする
脳のネットワークも育つし、

綺麗に並べることで
手先・指先も発達します。

この「夢中時間」
邪魔されると、
発達のチャンスを逃すだけ
ではなく、

「またダメって
 言われた」

ママから否定された、
怒られたと受け止め
られてしまい、

普段の肯定の効果が
効かなくなるからです。

この否定的な注目を
取り去るには、

まずは大人の価値基準を
変えることが先です!

今、目先の気になる行動に
慌てて対処するのではなく、

少し遠い先の未来に、
吃音×発達凸凹キッズに
どんな大人になってほしいか
具体的に描いてから、

そのためにどんな接し方が
いいんだったっけ?
と考える時間を一度
作っていただきたいです。

効率的に動けるように
なるのも、

生産性高く動けるように
なるのも、

集中力や思考力、
手先の器用さ、
体の使い方など
スキルがあってこそです!

脳の発達には順番があります。
大人の価値基準で早く
「いい子」に育てることは
しなくていいんです。

否定的な注目を取り去ることで、
子どもの脳は発達し、
吃音はぶりかえしにくく
なっていきます。

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