吃音を治したい!
と思ったら
スラスラ話せるように
なること!
ここが目指すゴールだと
思われるかも知れませんが、
そこは間違いでした。
ゴール設定をするとしたら、
話したい意欲が
溢れる子に育てること!
でした。
%LAST_NAME%さんは、
時間の余裕ができたら
こんなことしたい!
あんな所に行きたい!
と考えたことありませんか?
それって叶いましたか?
それとも叶いそうですか?
「〇〇できるようになったら
〇〇したい」
と能力がついたらしよう!
という考え方は、
実はなかなか実らないものです。
吃音を意識するようになると、
「スラスラ話せるようになったら、
自由に好きなことを話せるのに」
このような思考が生まれてきます。
その結果、
吃音がある限り、
好きなことが言えない、
と脳が勘違するように
なります。
これは脳の発達を止める
ことになるし、
本人にとって生きづらさにも
つながっていきます。
「いつか〇〇できたら」
と思っていることって
意外と叶わないものなのです。
けれども、
「〇〇できるように
なるかは別として、
××をどうしてもしたいんだ!」
と強い想いが育ったら、
人間って××の行動をしちゃうんです。
貯金がまだ十分
貯まっていないけど、
今、これが欲しい!
と思ったら買ってしまったり、
本当は仕事しないと
いけないけど、
今、このドラマを全シリーズ
観てしまいたい!
と思ったら仕事が
終わるかどうかは別として
ドラマ観ちゃうんです。
これって吃音のある子にも
同じことが言えて、
吃音が長引いた方で
吃音を乗り越えたエピソードって、
どもるかどうは別として、
今、私はこれを話したい!
伝えたいんだ!
という強い想いに出会った人は、
吃音なんて
気にしてられない!
と思考が変わって、
どもらず話せるように
なっていくんです。
だから!
どもるかどうかは別として、
お子さんに
「話したいことがあるんだ!」
という意欲を育てることが
何よりも重要なんです。
どもって何を言ってるか
わからなくても、
「お話してくれてありがとう」
「〇〇君とお話する時間が
1番大好きな時間だよ」
「〇〇ちゃんはとっても
面白いことを考えるよね。
お話してて楽しいよ」
話の内容を評価する言葉を
かけ続けてほしいのです。
さらに!
話の内容が本当に
ユニークで面白い子に
なるように、
大人の常識を慌てて
教え込まないでほしいです。
子どもたちの自由な発想や
好奇心を育てて、
本当に話の内容が面白い子に
していくんです。
これからの時代、
みんなが言うような
当たり前のことを言う人よりも
だれもまだ言っていない
非常識なことを言う人が
評価される時代です。
それにはいつもの
当たり前の生活、
いつものシーン、
いつもの場所、
いつもの人、
では非常識な発想は
なかなか生まれてきません。
ぜひ、お子さんと
いろんなところに出かけて
五感で感じる体験を
してみてください。
特にオススメは自然体験です!
いつもと違う風景で
いつもと違う体験をし、
五感で感じながら会話したことは
子どもたちの記憶の深いところに
残ります。
その記憶が、
後の発想力や創造力に
つながる力になりますので、
ぜひ、話すことが豊かな子に
なるように自然体験を
たくさんさせてあげてください!