最近、増えているご相談が
小学校入学を控えたママ達からの、
「ことばの教室に
入れた方がいいですか?」
というご相談です。
このご質問にスパッと
回答できないところが
辛いところです。
その理由は、
「ことばの教室」と言っても
みんな同じではないからです。
そもそも先生が違います。
吃音のことなど全く知らない
教員免許に資格を付け足した方が
担当される場合もあるし、
ご自分が吃音当事者です、
という先生が親身になって
みてくれるところもあるし、
言語聴覚士が配置されている
ところもあります。
提供されている内容も
一律ではありません。
入学と同時に、
「あなたの話し方は”吃音”、
”どもる”と言って、
治るものではありません。
一生付き合っていくものです。
これからどうやって
付き合っていくか一緒に
考えていくから安心してね。」
といきなり言われるところも
ありますし、
先生やお友達と遊びながら
クラスやお家の様子を話し、
ここは何を話しても大丈夫な
ところだよ〜、
と安心できる居場所作り
となってくれるところなど
様々です。
共通しているところが
あるとしたら、
吃音に対して、
本人が否定的に
受け止めないよう
サポートしてくれる、
ということです。
つまり、積極的に治療する
というところはあまり
ありません。
親や本人からしたら
「吃音をよくするために
ことばの教室に通おう!」
って頑張る気持ちがあっても、
教室側はそのように
思っていない、
ということが多いのが事実です。
その行き違いをなくすために
始めの段階で、
「吃音に治るということは
ありません。」
と宣言される先生方がおり、
親子でショックを受けて
帰ってくるということもあります。
ですから、
言葉の教室に通わせるか
迷われる方は、
・どんな先生がいるか
・先生方の吃音に対する考え
・どんなことをするのか
についてしっかり
下調べしてから検討して
ください。
その上で、
何の目的で、
何をするために通わせるのか
先生とよく話し合われると
いいと思います。
私は、お家が
こどもに気づかれずに
「ことばの教室」
の機能を果たせばいい、
と思っているので、
強くお勧めすることは
ありません。
それよりも
どもろうがどもらまいが、
子どもが好奇心のまま
自由に想いを発することが
できるよう、
自信と意欲を育てる
ことが大事だからです。
吃音の悩みを
大人まで持ち越させない
ためには、
吃音だけでなく、
普段から物事の見方・捉え方を
ポジティブに変える
脳の使い方から
変えていくことが大事です。
「吃音は意識すると
悪化するから、
気にせず話した方がいいよ」
と諭すのでもなく、
「ゆっくりやさしく話すと
どもりにくくなるよ」
と話し方を教えるのでもなく、
子どもの脳の特性を理解し、
強みを伸ばしていくことで、
吃音が長引く原因となる
根本を整えていきます。
そんなことどうやって
叶うの?
と不思議に思うかも
しれませんが、
親子のコミュニケーションを
変えることで叶っていきます。
お家で子どもに
気づかれずに
「ことばの教室」
をされたい方は、
私にご相談ください^ ^