吃音と登園しぶりのある子の不安を和らげてイヤイヤを減らし登園できた!わが家の対応法

吃音
吃音と登園しぶりがある子が泣いたり騒いだりする朝が来るのが憂鬱になっているママもいますよね。 そこで、我が家で実践した登園をしぶる子どもの不安を和らげることに効果のあった対応をお伝えします。

登園すれば元気に過ごせるのに毎朝「行きたくない!」と泣いて起きる子ども

毎朝起きて来て「保育園行きたくない!」と泣いている吃音のある子はいませんか?
 
 
子どもが毎朝のように登園を嫌がるとそれを見ているママの心も憂鬱になってしまいますよね。
 
 
 
 
 
「何が嫌なんだろう?」「どうして毎朝泣くんだろう?」とママも心配な気持ちになってしまうと思います。
 
 
 
嫌がるけれど園に行ってしまえば気持ちの切り替えができ、お友達と楽しく遊んでいて、お迎えに行くと「楽しかった」と笑顔で話してくれるという子もいますよね。 
 
 
 
どうして朝だけ登園を嫌がるのでしょうか?
 
 
 

登園しぶりをする子どもの朝が不安な原因とは?

1つ目はママと一緒にいたいという気持ちです。

 
 
 
 
 
 
ママが子どもを大好きなように、子どももママのことが大好きです。 子どもにとってママは「絶対的なアイドル」のような存在なのです。
 
 
 
そんな大好きなママと、一緒にいたいと思う気持ちを持つのは当然のことですよね。
 
 
 
2つ目はその日の見通しがわからないことからくる不安です。
 
 
 
吃音と登園しぶりのある子にとって「今日、何があるのか?」「何をするのかわからない」ということはとても不安なことです。
 
 
 
わからないことが不安で怖いので、その気持ちが登園しぶりとして現れます。
 
 
 
保育園に対する不安な気持ちがあるとストレスから吃音も悪化してしまい余計に登園しぶりがひどくなってしまいます。
 
 
 

最後は強行 手段をとる毎日に終止符を打とう

わが家には登園しぶりをしていた吃音のある息子がいます。

 
 
毎朝起きてくると「保育園嫌だ、行きたくない」「保育園休みたい」と言って大泣きをしていました。
 
 
 
 
 
 
泣いている息子に「お友達が待っているから行こうよ」「保育園楽しいよ」と声をかけても全然ダメで、胸が痛みましたが最終的には泣いている息子を無理やり引きずって連れて行ったりしていました。
 
 
 
こんなやり取りをする毎日がとても 辛かったです。 そんなある日、行かせることに必死で子どもの行きたくないという気持ちに対して、話も聞かずに無視をしていた自分に気が付きました。
 
 
 
このままでは子どもの心を傷つけ、親子関係も吃音も悪化させてしまうとすごく怖くなりました。
 
 
 
無理やり連れていくのではなく、子どもの気持ちに寄り添ってみようという考え方に変えていこうと決意しました。
 
 
 

わが家で実践した吃音のある子の不安を和らげることができた対応方法

それでは、わが家で実践して効果があった対応方法を紹介しますね!

 
 
 
① 子どもの気持ちを受け止める
② 明日の見通しを伝えて楽しい会話で1日を終える
③ 思い切ってお休みさせる
 
 
 
順番に解説していきますね。
 
 
 

 子どもの気持ちを受け止める 

 
 
 
まず行きたくないという子供の気持ちをそのまま受け止めてあげましょう。
 
 
 
「そうなんだね」「○○くんはそう思うんだね」など否定も肯定もせずに子どもの気持ちを受け止めてあげます。
 
 
 
「うんうん」ときいてあげて子どもの気持ちを吐き出させてあげましょう。
自分の思いを吐き出すと気持ちが軽くなり息子は保育園に行けることが多かったです。
 
 
 

明日の見通しを伝えて楽しい会話で1日を終える

 
 
 
夜寝る前にみんなでお布団に入って今日楽しかったことの発表会をします。
 
 
 
子どもたちが話してくれたことを褒めたり、質問しながら会話を楽しむ時間を作ります。
今日の話が終わったら明日の予定の話をします。
 
 
 
「明日は保育園で○○をするんだって!楽しそうだね」「明日の給食は○○君の大好きな△△だよ」「明日は○○して遊ぼう」など明日の見通しを伝えて不安をなくしてあげます。
 
 
 
すると翌朝、スッキリとした顔で起きて嫌がることなくスムーズなお仕度ができました。
 
 
 

 思い切ってお休みさせる

 
 
 
どうしても子どもの気持ちが変わらないいつもと違う様子を感じるなどママから見て違和感を感じるときには、ママの時間が可能であれば思い切ってお休みさせることも必要です。
 
 
 
子どものSOSを一番わかってあげられるのはママです! ママの直感を信じてお休みさせて、1日子供と向き合ってたくさんお話ししたり、お菓子作りやお出かけなど自由に過ごしてみましょう。
 
 
 
お休みさせるというのは「癖になるのではないか」「甘やかしているんじゃないか」と抵抗があるかもしれません。
 
 
 
 
 
 
私も勇気がいる決断でしたが、心の充電ができると息子の口から「明日は保育園に行くよ」という言葉をきくことができました。
 
 
 
親子で楽しい1日を過ごすことができ、翌日は嫌がることなく登園ができました。
 
 
 
登園を毎日嫌がっていた息子ですが 、今では保育園楽しい」と笑顔で登園できるようになっています。
 
 
 
吃音のある子にとって不安やストレスは大敵です。 無理やり登園させてしまうよりも、子どもの気持ちを第一に考えながら寄り添って登園しぶりを解消していきましょう!
 
 
 
この記事が、登園しぶりに悩んでいるママのお役に立てたら嬉しいです。
 
 
 
 
 
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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