うちの子が吃音に!?不安だった私が実践した3歳の子どもの吃音に効果があった対応

吃音
ある日、突然発症した吃音にママは戸惑ってしまいますよね。 どうしていいのかわからず不安を抱えているママも多いのではないでしょうか? 私が実践した3歳の子どもの吃音に効果があった対応をお伝えします。

我が子が吃音だという現実を受け入れられない

「マ、マ、マ、ママ…ああああのね…」と話す子どもの話し方に違和感を感じることがありませんか?

 
 
誰にでも起こる「たまにあるどもりなのかな?」と感じてスルーをしても「またどもっている」と何度も違和感を感じて気が付くこの症状の正体は吃音です。
 
 
ある日、突然現れた吃音にママは戸惑い不安を感じてしまいますよね。
 
 
「どうしてうちの子が?」「なんでうまく話せないの?」と色々な感情や疑問が生まれてきて、不安な気持ちで検索されるママが多いのではないでしょうか?
 
 
 
 
検索しても解決策が見つからずに、吃音の子どもへの対応もどうしたらいいのかと悩んでしまいますよね。
 
 
中には、小さな子どもは吃音に気がついていないと書かれている記事もありますが本当に気がついていないのでしょうか?
 
 

3歳でも話せない違和感に気がついている?

私の息子は3歳で吃音を発症しました。
 
 
小さな子どもの場合は吃音に気がついていないということが書かれた記事を読み、息子は気がついていないと思っていたので吃音について触れないように腫れ物に触るのかというくらい慎重になって息子に対応していました。
 
 
ある日、家の中を1匹の蚊が飛んでいて「あっ!〇〇くん、蚊がいるよ」と私が言うと息子が「かか、か、かかか、かかかかか…かか……ママ、言えないの…」といって言葉に表せないほどの悲しい表情で苦笑いしました。
 
 
 
 
きっと「蚊がいるね」とシンプルな一言を言いたかったのではないのかなと思います。 わたしは涙をこらえながら息子をそっと抱きしめてあげる事しかできませんでした。
 
 
なんと言葉をかけてあげればいいのかわからずに自分の無力さや情けなさを感じながら「息子は3歳でも話し方の違和感に気が付いている」とはっきりわかりました。
 
 

吃音の沼に飲み込まれる前にできることをしよう

吃音に気が付かないふりはもうやめようと思いました。
 
 
悩んでいても息子の吃音は悪化する一方で、徐々に言葉が詰まって苦しそうに話す「難発」が出始めて体に力を入れながら言葉を何とか振り絞ろうとする息子の姿を直視できなくなっていました。
 
 
吃音の症状の進む速さに何もできず、私の心も次第に沈んでいって笑顔でいられなくなり、気が付けばネガティブなことを考えるようになっていました。
 
 
 
 
この時、私たち親子は吃音という魔物が住む沼に飲み込まれている状態だったのではないかと思います。
 
 
「今、私が落ち込んでいてどうする?」 このままではいけないと思い、沼を抜け出すために今私がやるべきことはポジティブになる事だと、まずは下を向いている自分をすぐに変えようと思いました。
 
 

不安だった私が実践した子どもの吃音に効果があった対応

不安はありましたが、息子の吃音を治したいという強い想いがありました。

 
 
それでは、難発まで症状が進み酷かった息子の吃音に効果があった対応法をお伝えしますね!
 
 

笑顔

感情は周りの人に伝染します。 ママが不安な顔をしているとその感情が子どもに伝わり子供も不安になってしまいます。
 
 
「吃音なんて気にしなくていいんだよ!」という気持ちでママがポジティブに笑顔で構えていると子どもにもポジティブな気持ちが伝わって吃音を気にしなくなります。
 
 
笑顔でいるのは意識していないとなかなか難しく、私は最初苦労しました。 ふと鏡に映った自分の顔にハッとする瞬間があり表情が大切であることに気が付きました。
 
 
笑顔でいることを意識してポジティブな感情を伝染させましょう。
 
 
 
 

ゆっくり

大人同士でするようなテンポの早い会話ではテンポについて行けず子どもが早く話そうとして吃音が出やすくなります。
 
 
会話の間を意識して取りながら、ママが話すスピードをゆっくりにすることで落ち着いて話すことが出来て吃音が出にくくなります。
 
 
私は早口なので、ゆっくり話すことに集中しながら実践しました。 不自然なゆっくりさではなく、自然に会話のテンポがゆっくりになると空気の流れもゆったりとして穏やかな雰囲気で会話ができます。
 
 

優しい声で話す

同じ言葉の内容でも声のトーンで子どもが受けとる印象が全然違ってきます。
 
 
ママが優しいやわらかい声でお話しすると子どももつられて優しい声でお話ししてくれるようになり吃音が出にくくなります。
 
 
私は声が低いので、怖い印象を与えていたのではないか?と感じたので子どもと話すときの声のトーンをワントーン上げて実践しました。
 
 
この方法を続けていくと、不思議なことに息子の吃音は少しずつ良くなっていきました
 
 
子どもに吃音の症状が出ているときは辛くなってしまいますが、ママの表情話し方声色のちょっとした心がけで子どもは安心感を持つことが出来て吃音が落ち着きます
 
 
ママのポジティブ思考が、吃音の沼に飲み込まれないための大事なポイントなのです。 小さな子どもでも上手く話せない違和感に気がついています。
 
 
「まだ3歳だから」と様子見をせずに対応していきましょう。
 
 
 
 
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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