吃音のある子に
寄り添えば寄り添うほど
脳の発達には逆効果な
対応をしているママが
いることはご存知でしょうか?
吃音のある子が、
順番が気に入らない!
やり方が気に入らない!
なんだかむしゃくしゃする!
ということで癇癪を
おこしている時、
早く落ち着かせてあげようと
寄り添い、共感し、
スキンシップをして
落ち着かせています、
という方がいるかもしれません。
それ、
どのぐらいの頻度
で起こりますか?
2〜3日に1回、
いえ、ほぼ毎日です。
となっていたら、
あやしいです。
癇癪を起こすことが
癖になっている可能性が
あります。
癇癪を起こすと
ママが構ってくれる、
と誤って学習されている
場合があるからです。
ちょっと癒されたいな〜、
ママに構ってほしいな〜、
と思った時に
癇癪を起こして
ママの注目を集めるように
無意識でなってしまうので、
子どもにとっても
ありがた迷惑な話なのです。
なぜかというと、
「構ってほしい」
という欲求は、
人と関わりたい!
コミュニケーションしたい!
という欲求なので、
1対1の親子の間で
どんな会話をしたら
気持ちのいい
コミュニケーションが
できるか学ぶ時期に
誤った方法を教えている
ことになるからです。
吃音にとっても、
将来、人間関係を
築いていく上でも
よくない習慣です。
そんな疑いがある子には、
ママが思い切って
対応を変えてみることを
オススメします。
癇癪を起こしたら
思い切ってスルーして
反応しません。
その代わり、
癇癪を起こしていない時に
こまめに肯定の声かけをしたり、
自然とスキンシップを
増やしておきます。
癇癪を起こさなくても
ママはいつも自分を
気にかけてくれている、
ということが伝わると
癇癪を起こす必要が
なくなって、
落ち着いていくからです。
忙しいママからすると
そんなに子どものことに
構っていられない、
と思われるかもしれませんが、
講座でお伝えする
肯定の10テクニックと
3Sのテクニックを
合わせると、
忙しいママでも
子ども達にいつも
気にかけている想いが
伝わるようになります。
まず、最も簡単にできる
「実況中継」
と
「ジェスチャー」
を試してみてください。
子どもがしていることを
そのまま言葉にしてください。
「レゴしてるんだ!」
「お描きしてるのね」
「宿題はじめたんだ」
「ピアノの練習するのね」
そして、目があったら
ジェスチャーです!
・グッジョブサイン
・拍手
・ウィンク
・ニッコリ笑顔
なんでもOK!
子どもが欲しがる前に
先に与えてしまう作戦です。
ポイントは、
もっと続いてほしいな〜、
と思う行動は
こまめに言葉にして
肯定してあげることです。
これをすると
ママがみてくれる、
注目してくれる、
笑ってくれる、
と子どもの脳に
刷り込まれて、
ママに注目されたい時に
その行動をとるようになる、
その行動が増える
ようになるからです。
これも
脳の仕組みを利用した
コミュニケーション術です。
子どもだけではなく、
大人にもペットにも
もちろん有効です。
ぜひ、お子さんの
本心を見抜いて
上手にスルーと注目の
使い分けをしてください!