吃音×登園しぶりのある子どもが夜寝る前に不安を抱えてソワソワしていることがありませんか?そんな時、子どもを安心させるために取りたいのがスキンシップです。そこで、スキンシップの嬉しい効果についてお伝えします。
子どもは大人よりも不安を感じやすい?
吃音×登園しぶりのある子どものことをママはいつも心配してしまいますよね。
夜布団に入ってもなかなか落ち着かず、眠れない子どもの様子を見ていて気になることもあるのではないでしょうか?

きっと、次の日の登園のことを考えて不安になっているのでしょう。
大人よりも、子どもの方が不安を感じやすいのです。
大人よりも、子どもの方が不安を感じやすいのです。
それは脳の発達に関係しています。
脳には「扁桃体」と呼ばれる部分があり感情に深く関わっています。
脳には「扁桃体」と呼ばれる部分があり感情に深く関わっています。
扁桃体は何かを見たり聞いたりしたとき、それが命に関わる重大なものであるかを一瞬のうちに判断します。
この扁桃体は反応が早くすぐに興奮するため、扁桃体の興奮を抑えて感情をコントロールする働きをするのが「前頭前野」と呼ばれる部分です。
前頭前野が、扁桃体にブレーキをかけるのですが子どもの脳はまだ発達途中なので前頭前野の発達が未熟な状態です。
そのため感情のコントロールが上手くできないので、子どもの方が不安になりやすいのです。
メリットがたくさん!スキンシップの効果とは?
スキンシップで肌と肌が触れ合うことで、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されて不安やストレスが軽減されます。
ぎゅーっと子どもを抱きしめてあげると、ママも子どもも安心することができます。

ママとのスキンシップは情緒を安定させる効果が、パパとのスキンシップでは社会性が高い子になる傾向があることが研究されています。
オキシトシンにはストレスを減らすだけでなく、ストレスに対して強くなるという作用もあり、他にも集中力や記憶力、コミュニケーション能力も高めてくれます。
スキンシップで親子の絆を深めて安心させてあげることは、不安を感じやすい吃音×登園しぶりをする子どもにも良い効果をもたらします!
吃音×登園渋りのある息子の不安をなんとかしてあげたい
私はこれまで「大好きだよ」など言葉で気持ちを伝えていたことが多かったので、あまり意識してスキンシップをとっていませんでした。
息子は吃音×登園しぶりがあり、夜寝る前になると不安が強くなってなかなか寝つけずに、布団に入ってもソワソワして何度も体勢を変えて、一生懸命に寝ようと努力していました。

「明日も保育園に行くのがイヤだ」と泣き出してしまうこともあり、不安の強さは吃音として表れました。
そんな息子を安心させてあげたいと思い寝る前にスキンシップ時間を取ることにしました。
安心で満たす寝る前のスキンシップ
抱っこする
抱っこはとても手軽な方法です。
しかし、大きくなるにつれて段々とやらなくなるものでもありますよね。
息子には妹と弟がいるので、抱っこをする機会がぐっと減ってしまっていました。
上の子は、なかなか普段「抱っこして欲しい」と思っていても言えない我慢している気持ちもあると思います。
なので、普段なかなか抱っこすることができない息子にとっては特別感があって嬉しかったようです。
久しぶりに膝の上で抱っこすると、大きくなっていてどっしりとくる重さに成長を感じました。
ハグをする
ぎゅーっとハグをすると肩の力が抜けて、安らぎと心地いい幸せを感じることができますよね。

「大好きだよ」「ママの宝物だよ」と言葉をかけながらハグすることでさらに愛情が伝わります。
添い寝しながらハグをするとママのぬくもりを感じながら安心して眠ることができます。
手をつなぐ
手をつなぐことも立派なスキンシップです。
もっとも簡単で身近なものですよね!
ママの手には不思議な魔法の力があり、つないだ手から子どもを思う優しさや愛情が伝わり、子どもは安心したり「ママがいるから大丈夫」とママの存在を心強く感じることができます。
大好きなママの手で、優しく頭を撫でてあげる事でも、子どもの心に安心を与えてあげることができます。
言葉で愛情を伝えることも大切ですが、言葉のいらないスキンシップは言葉では伝えることができない愛情が伝わるので積極的にスキンシップしたいですね。
寝る前にスキンシップを取ることで安心感を与えることができます。
息子の不安を解きほぐして親子で寝つきを良くすることができました。
不安を感じるということは吃音を悪化させてしまうことにつながります。
毎日のスキンシップで不安を感じやすい吃音×登園しぶりをする子どもの心を安心感で満たしてあげましょう!
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)