吃音があり不器用な娘、喘息があっても様々なアウトドア体験をしてあげたい
私は吃音のある小学2年生の女の子、発達ゆっくりな年長の女の子、2歳の男の子のママです。
我が家は5人家族で、私も主人もインドア派です。子どものためにと思い公園や体を動かすことはしますが、できれば室内で過ごしたいと今まで思っていました。
そのためか、吃音のある娘は少し不器用なところがあります。公園にあるアスレチックなどもゆっくり登ります。
早く動いてほしい!というわけではなく、元々気管支喘息(以下喘息)であるため思いっきり体を動かすことは避けていました。喘息の子どもでもできる外遊びで様々な体験をさせてあげたい。好奇心を育て、行動・挑戦力をつけたいと感じました!
主人は、私が外に行く計画をしないとなかなか外出しようとしません。どうにか家族を巻き込み、みんなで成長したい!と、私の挑戦が始まりました。
その結果、キャンプに家族で挑戦することができ、また行きたい!と皆が言ってくれることに成功しました!何をしたのかというと「ママだからできる、家族一人一人の思考を読み行動した」ということをしました。
吃音の子どもは特に大事!「わかった!」という感覚が脳を発達させる!
まず、夫がどのくらいインドアかというと、バーベキューをやるなら焼肉屋さんへ行きたい。なぜなら、準備が面倒臭いし、暑いのも寒いのも苦手なので空調が調っている室内が好きだからです。
家事は率先してやってくれていますが、それ以外は横になっている印象です。子どもと夫の会話は、会話を膨らますことがあまりありません。子どもに質問され、答える内容はわざわざ難しい単語を言うのです。
例えば、考える→思考
歩く→歩行といった具合です。
人間の脳はわかった!と理解をすると発達します。
したがって、子どもたちは難しい言葉で言われてもピンとこず、せっかくの会話がシューンと終了してしまうのです。
特に吃音のある子どもには「理解した!」「わかった!」という親子でのやりとりが大事です!
これにより、スムーズな親子のコミュニケーションを育みます。
ですが、夫に「こうして」「こういう対応をして」などとお願いをしても、なかなか聞き入れてもらえません。
そこで私がしたことは、家族一人一人の思考を読み対策をしたことなんです。
夫と子ども達の不安を見抜いた母の力
どのような思考を読んだかというと、夫と子どもで違うので詳しく解説します。
夫
子どもの脳の発達には外遊びが良いことを夫に伝えました。
そして夫は
・冬はぬくぬくしたい
・準備が面倒ということがわかっていたので、2点共有することを徹底しました。
一つ目はお籠もりスタイルのキャンプのレイアウトをSNSで見つけ、共有!
二つ目は初心者キャンプを研究してどのようなキャンプ場がいいのかを共有!
「電源Wi-Fi完備のキャンプ場にいこう!」
「底冷えするらしいから、ウッドデッキがいいね!」
「テントは買うより貸し出ししてくれたらいいよね!」と条件が揃ってきたので、初心者向けのキャンプ場を検索!
県外ですが近場にあり、勢いで予約しました。
このように、インドアでも楽しめるキャンプ作りを一緒にイメージしていきました。
提案はほぼ私がしましたが、主人の意見を多く取り入れたおかげで、主人もだんだん乗り気になってくれました。
子どもたち
我が家の子どもたちは不安が強いです。
吃音がある長女はまさにそのタイプ。そのためキャンプ場が決まったら行ったことは2つ!
・YouTubeで予約先のキャンプ場に行った様子の動画が多数あったので動画を見せ、安心感を与える
・ママが「楽しみ!!」と伝えたこと
気をつけたことは、「ここ行きたいね、遊びたいね」とママがワクワクしている様子を見せること、そして「ママも初めてだから一緒にやろう!」と横並びの関係を意識したことです。
このように、何にブレーキがかかっているのか?そしてそれを克服するためにはどんな行動をしたら良いのか?これが分かるのはママしかいません!
脳を発達させるキャンプで吃音が良くなる親子のコミュニケーションを育もう!
まさかの季節外れの台風が接近し1日目は雨でしたが、逆手にとり泥んこ遊びセットを用意!
危険を伴うこと以外禁止事項一切なしのキャンプは見事大成功!
早速主人は「キャンプ用品見にいこう」と早速焚き火台セットを購入していて、行動力に驚きました。
不安が強い子どもたちは、場所を事前に見ていたおかげで不安はなくなり、雨の水遊びに夢中!
雨の中ボールを蹴り合ったり四葉のクローバーを探したりしました。
ワークショップがありマスコットを作りました!キャンプ以外の素敵な体験ができました。
脳を発達させて吃音を良くする土台作りにはキャンプはとてもいいと身をもって感じました。
吃音がある子どもだけではなく皆の行動力をアップさせられた体験はとても貴重で、それができるのはママだからです。
ぜひアウトドアで家族を巻き込み脳を発達させて、親子のスムーズなコミュニケーションを加速させていきましょう!
執筆者:いわもとあさな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)