物事の捉え方が独特な
吃音×発達凸凹キッズの
会話力の伸ばし方についてお話します。
こんなことありませんか?
ママとパパが真剣に
話し合っていただけなのに、
「とパパが喧嘩してる」
と子どもに誤解されてしまったこと!
物事をネガティブに
捉えがちな子、
あるいは、
真剣な会話=喧嘩
のように極端な捉え方を
してしまう子は、
どんなにママとパパが違うよ、
と説明しても、
自分の中で
起きたことが事実
なので、
ママ達の説明を理解するよりも
「自分の言い分が否定された」
ことを大きく受け止めて
しまう場合があります。
こうなると負のスパイラル!
「どうせ話しても
わかってもらえない」
という間違った記憶が
刷り込まれて、
自分のことを
話す意欲が減り、
機会が減り、
会話の成功体験が積まれず、
会話力が伸び悩むように
なります。
実は、我が家の元吃音娘も
捉え方が極端な子でした
(今もその傾向は残っています)。
ニュースで、
災害の映像をみると、
アメリカ全土が
その状態だと
受け止めてしまったり、
他人の会話の一部を
聞きかじっただけで、
「〇〇ちゃんは
こう思ってるんだ」
と決めつけてしまう
ことがありました。
私はそういう時、
「アメリカは広いの!
一つのことを見て、
十知った気になってはだめよ!」
「全部聞いていないのに、
推測で決めちゃだめ!」
と正論をぶちまけて
娘を丸っと否定
していました。
これ、
捉え方が独特な子に対しては
絶対していはいけない
NG対応なんです。
話したけれど、
「わかってもらえなかった」
だけではなく、
「ママは私のことを
わかってくれない」
と飛躍した解釈になり、
親子の関係にも溝ができて、
吃音が治りにくくなるからです。
そんなお子さんの
OK対応は、
「へ〜、そうなんだ。
なるほどね。
そう感じたんだね。」
と、お子さんが感じたことを
肯定するのでも、
否定するのでもなく、
まずは一旦受け止める
ことです。
子どもが、
「わかってもらえた!」と
実感して落ち着くところまで
余計なことは言いません。
正論はずっと
後でもいいんです。
言いたいことが言えた!
ママに通じた!
この体験を積んでおくことが
会話力を伸ばす上で、
土台となるので、
まずはここから育てましょう!
子どもが実感したのを
確認してから、
「あのね、さっき
こんな話をしてたけど、
あれ、実は〇〇なんだ。」
と改めて話すと、
「え?そうなの!
なんだ!気づかなかった!」
と意外と受け止めて
もらえるものです。
そんなお子さんの
独特な捉え方を
緩和する遊びを
ご紹介します。
◉ジェスチャーゲーム
◉連想ゲーム
◉ジェスチャーゲームは、
そのものについて
だれもが共通で認識する
大きな特徴をとらえていないと
正解に導くことができません。
捉え方が独特な子は、
大きな共通認識よりも
いきなり小さな特徴から
ジェスチャーし始めます。
そこはぐっと堪えて、
数稽古です!
お互いにジェスチャーで
あてっこゲームを
めちゃくちゃ
楽しみながら
していくと、
次第に、
物事の一番大きな特徴、
誰もが知る共通の特徴を
見つけ出すことが
うまくなっていきます!
◉連想ゲームは、
「辛い物といえば?」
「白と言えば?」
など、共通の特徴を持つものを
出し合うゲームです。
ここでも、
「白いもの」と言っているのに、
「郵便ポスト!」と
ポストマークのことを思って
言い出す子があります。
そんなところもはじめはOK!
として、
どんどん連想ゲームを
重ねていくと、
みんなが共通と感じる
特徴を抽出することが
上手になっていきます。
感じ方は変えられませんが、
感じたものをどう捉えるか、
これは、生まれたのちに
学習していくところです。
物事の捉え方は
その人の生きる価値観に
直結していきます。
どんな価値観を育てたいか、
を一度ママ達が整理して、
捉え方を育てていってください!
1人じゃわからない!
できない!
という方は、
Nicotto講座で、
学びながら一緒に
育てていきましょう!