吃音のある子とのきょうだい喧嘩が毎日起こり、仲裁に入るのに疲れきっているママはいませんか?きょうだい喧嘩により吃音が悪化することもあります。きょうだいへの対応を吃音のある子と同じにすれば、きょうだい喧嘩をなくすことができますよ。
きょうだい喧嘩の原因は吃音のある子ときょうだいの対応に差があるから
どもっている子がいると、その子に対しては他のきょうだいに比べて丁寧な対応をしていませんか?
子どもたちはママの微妙な対応の違いを感じとっています。
その結果、手厚く対応してもらっている吃音のある子へのヤキモチから喧嘩が増えてしまうのです。

ぜひ、吃音の子だけでなく他のきょうだいにも同じように対応しましょう。
そうすれば、きょうだいもママで満たされるのでヤキモチがなくなり喧嘩はなくなっていきます。
きょうだい喧嘩は吃音悪化の原因の一つ!安心できるお家にしたいワケ
きょうだい喧嘩の頻度が多いとママが仲裁に入る回数も多くなり、疲れてしまいますよね?
その結果、ママのイライラする気持ちがつのって感情的になったり否定的な態度をとってしまいがちです。
繊細な一面を持ち合わせていることが多い吃音のある子は、共感力の高さを兼ねそろえていることが多く、たとえ自分が怒られているわけではなくても、
「ママが私に怒っている、どうしよう!」
などと脳に負荷がかかりやすくなります。
すると、どもりやすくなってしまうのです。

つまり、きょうだい喧嘩によって引き起こされるママのイライラする気持ちが、吃音の悪化要因になりやすいため、吃音のある子にとってお家は安心できる環境にすることはとても大事なことなのです。
吃音を良くするためには、他のきょうだいにも同じ対応をして喧嘩を収めることが重要になります。
吃音のある娘に手厚く対応していた過去
過去の私は、吃音のある娘の吃音を良くしたい一心で、
「吃音があるのはこの子なんだから、この子には手厚く対応して吃音を早く良くしてあげよう」
とそればかり思って対応していました。
すると、吃音のないきょうだいが徐々に荒れ始め、吃音のある娘に対して攻撃的になったり、いじわるをするなどきょうだい喧嘩も増えていきました。
自分でできることでも「ママやって!」「ママ〜!!来て!!」とママと呼ばれる頻度が多くなり、さらには命令口調で些細なことでもどんどん訴えてくるようになりました。
きょうだい喧嘩も毎日何回も起こり、吃音のある娘に否定的な態度をとれば吃音が悪化してしまうからと、感情的に怒ることは封印できていたものの、きょうだいばかりに否定的な注目が集中してしまっていたんです。
吃音のある娘にだけ手厚く対応すればするほど、吃音のないきょうだいの訴えやきょうだい喧嘩が多くなり、その対応に追われて疲れと面倒さから私もだんだんイライラするようになりました。
その結果、きょうだい喧嘩が起こるたびに、きょうだいには否定的な態度をとってしまい、余計に吃音のある娘と吃音のないきょうだいの対応に差が出るという、まさに負のループの構図が出来上がってしまっていました。
このままではいけないと我に返り、吃音のある娘にも実践している吃音に良い対応を、吃音のないきょうだいにも同じように実践することにしました。

そうすると、自分のことは自分でやる子に戻り、困っていたきょうだい喧嘩はどんどん減っていきました。
きょうだい間で分け隔てなく対応することで、吃音のある娘に対してのヤキモチ心がなくなっていったのを感じ取ることができた出来事でした。
お家の中でも仲良く遊ぶようになり、
「○○ちゃん(吃音のある娘の名前)、可愛いねぇ〜」
「大好きだよ」
「一緒に遊ぼう」
「これ貸してあげる」
など、思いやりのある遊び方をするようになっていったのです。
吃音のある子ときょうだいの喧嘩がなくなり仲良くなった方法
では、吃音のある子ときょうだいの喧嘩がなくなり、仲良しきょうだいになる秘策は、吃音に良い対応をすることなのですが、まだ知らない方のために一つずつお伝えしますね。
◆スキンシップをたくさんする
スキンシップはとても効果のある肯定のテクニックの一つです。
ここが一番重要だと言っても過言ではありません。
大好きなママとのスキンシップには、子どもの不安な気持ちが減って情緒を安定させる効果やストレスを軽減させる効果があり、何よりスキンシップで満たされている子どもは、ママの愛情を感じるようになります。

ママの愛情を十分に感じ取れていれば、他のきょうだいへのヤキモチ心が薄れてくるので、攻撃性が減っていきます。
ぜひ、笑顔あふれるスキンシップの時間を十分とってみてくださいね。
◆肯定のテクニックを使う
(1)いつも笑顔で、ゆっくり優しく話す
吃音のある子によく効くこの対応は、吃音のない子にもとても効果があります。
人の脳は言葉よりも見た目の情報が先に脳に届きやすいという特徴があります。
ママがいつも笑顔で、ゆっくり優しくお話することで、お互いにネガティブな感情を引き起こさなくなります。
(2)子どもを褒める声かけをする
褒めるにしても、実はいろんなテクニックがあります。
子どもがしていることを褒める、スキンシップ、子どもがしていることに興味や関心を示す、感謝を伝えるなども全部「褒め」に値します。
「靴下はいたね」
「抱っこしてと言われたら、笑顔で抱っこする」
「何をして遊んでいるの?」
「コップをとってくれてありがとう!」
このように、吃音に良い対応を吃音のないきょうだいにもしていくと、吃音のある子へのヤキモチ心がなくなり、優しい対応をしてくれるようになります。
いかがでしたか?
吃音に良い対応を、吃音がないきょうだいにも同じように対応するだけで、きょうだい喧嘩はどんどん減っていくので、ママも子育てが楽になり、吃音も落ち着いて良くなっていきますよ。 ぜひ、今すぐにでもお家でできるのでやってみてくださいね。
執筆者:はせがわかすみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)